2007年08月16日
「白い恋人」事件
今回の「白い恋人」事件について書きますが、とても衝撃的で、やりきれない気持ちでいっぱいです。 石屋製菓の今回の失態は、食べ物を扱う会社としてあまりにも杜撰でお粗末。ミートホーム並みの厳しい社会的な制裁も当然という気持ちがひとつ。 わが愛するコンサドーレ札幌への同社の影響力の大きさからくる憂慮。石水社長の存在感の大きさがコンサドーレ札幌を支えているという一面と、運営会社HFCの複雑な構造と石屋製菓の存在がある種の制約になっているという側面も確かにあります。これがもう一つ。 そして、現実的に今回の騒動が中長期的にクラブに与える影響が見えないこと。そこから来る焦燥。これらがまぜこぜになって気持ちの整理ができません。 一つ確実に言えるのは、この事件で私は客観的な第3者にはなれないと言うこと。客観的第三者ならば、 石屋製菓の行為はミートホープと同列でありHFCは毅然とした態度を示すために石屋製菓にスポンサーから降りてもらうべきだとか、石屋製菓依存体質を改め経営を近代化する好機である、とか・・・ いくらでもカッコの良い発言ができるでしょう。 しかし、私にはそのような発言はできない。それはすなわち、私個人にはハリの先ほどの影響力もないとしても、私は、フロント、選手、スポンサーと並ぶ「当事者」の一人であるからです。 自分の親類縁者、または親しい知人が犯罪を犯した。そのとき他人事のように格好良く、犯罪を犯した者を断罪できますか? すなわち、自分はファンではなく、サポーターであるということ。 このことを今回の事件を通して改めて確認しました。
posted by hibari |21:47 | コンサドーレあれこれ | コメント(2) | トラックバック(0)