コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2019年12月08日

一億円かかったキックを蹴った男

さっぽろ東急百貨店さんの『北海道コンサドーレ札幌 2019シーズン感謝Weeks』による、
進藤くんと河合さんのトークショーに行ってきた。
出演者が菅ちゃんだったのが進藤くんになったので、菅ちゃんどうしたんだ!?と思っていたら
A代表の追加招集があったからなのね。急きょの出演に対応した進藤くんえらい。

東急さんでは全館でどの階でもコンサドーレ感謝Weeksを開催してくれていて、
あちこち見ながらトークショー会場のある10階へ移動した。いつもご贔屓いただきありがたい。
10分前に行ってみるともうすでにすごい人!ふたりの人気が伺える。
ふたりがこんにちはと登場し、「元日本代表の進藤亮佑です」とひとことめから飛ばしてくる進藤節。

河合CRCによる今季のコンサの振り返り。研究されるチームになってきた、と。
鹿島戦が象徴的で、鹿島が自分たちの戦術を捨てて札幌を対策してきたと。
代表にも選ばれた進藤くんのどこが今季すごくなったかという問いには、
上下運動、ヘディングが強く高さとタイミングがほんとうにすばらしいと褒めていた。

しかし、進藤くんと言えば外せないのがルヴァン杯決勝のPK戦について。
優勝できなかったことで「一億円の損失だ」とフロント目線のCRC。
PK戦はメンバーがあらかじめ決められていたわけではなく、
PK戦のそのときになって自信のある選手が手を挙げる立候補制。
進藤くんはなんとなく、「5人では決まらないのでは」と思ってたそう。ので、6人めに手を挙げた。
が、5人めの直さんが失敗し、急に追い込まれてしまった。
ひとりでその位置に立ち、前を向くとすごい水色なので、一度後ろを振り返り赤黒を見て心を落ち着ける。
助走でフェイントを入れ相手を動かすことには成功したが、狙いよりちょっと内側に入ってしまったという。

この日のトークショーでなにかというと司会の鈴木さんにPKネタでいじられた進藤くん。
「これで(PK戦ネタで)一生食べていけるんじゃ」と河合さんに言われるほど。
「そんなつもりで外してない」と反論する進藤くんもさすが。
今までPK戦は自分の番までまわってきたことがあまりなく、蹴ったことがそんなになかったそう。
でも、河合さんも試合後武蔵と「一億円かかったキックって蹴ったことがない」なんて話したそう。
あそこで蹴る勇気というのはほんとうにすごいことだと言っていた。

話は進藤くんの代表入りについて。
中学生のころにワールドカップで見ていた川島などがメンバーにいた、と。
河合さんは、菅ちゃんや進藤くんなど
「アカデミー出身の選手が選ばれることで、北海道は強くなる(だったかな?)」と。

リーグ戦について。
「ドームの雰囲気はすごい!と、来たことがない人に言ったところで伝わらない。
皆さんが新規さんをひとり連れてきて」とCRC。
なんと司会の鈴木さん、今までコンサドーレの試合を生で見たことがないという。
「えええええーー」と驚くサポーターにブーイングをあおる河合さん。みんなでブーイング。笑
その場で試合に来てもらうことを約束してもらい、お客さんがひとり増えた!とCRC。

ホーム神戸戦は自分でもびっくりするくらいのゴールだった、と進藤くん。
お客さんもたくさん入って、イニエスタもいなくて、でも素晴らしい試合で。
8-0の清水戦は、試合中にやっていて楽しかったと感じたという。
試合中に楽しいと感じることはそうない、と。そうよね、必死だものね。

あらかじめ募集していた質問や、その場からの質問コーナー。
キッズから「コンサドーレに入るには?」(だったと思う。私のいる位置からはあまり聞こえなかったので...)
河合さんは子供のころサッカーがとても楽しくて毎日ボールを触っていた、家でも触っていたという。
けれど試合になると悔しいことも起こる。その悔しさをどう挽回するかの積み重ねだと話していた。
進藤くんは河合さんに同意しながらも、サッカー以外のスポーツもなにも考えず楽しんで、と。
進藤くんも子どものころいろんなスポーツを体験していた。
サッカーは週4くらいだったので、サッカーの練習のない日はお父さんと野球をやっていて
そのときのフライの練習が今ヘディングの競り合いにも活きていると言っていた。

「コンサドーレにずっと居てほしい反面、海外でのプレーも見てみたい」という声には、
海外でむちゃくちゃプレーしたいという気持ちはない、と進藤くん。
ただ、代表の練習に参加して、対戦したことのない海外組と一緒にいて、
機会があるなら挑戦したいという気持ちになったし、
選手としてつねに上を目指すうえで現状維持はない、とキッパリ。

ウィンタースポーツについての質問。
河合さんは関東にいたので北海道のようにウィンタースポーツが日常のものではないものの、
両親がスキーの一級二級もち(!)なので、新潟へ行ってスキーをしてたことがあるそうだ。
北海道ではスキー授業があり、サイズがどんどん変わっていく子どもに合わせて購入するのは大変だ、
みたいな話から、河合さんの中一の子が足のサイズ28cmであると発覚。
身長も高いそうなのだけど、間違いなく遺伝だわ...。
これには会場のサポーターもびっくり。「今日イチの反応ありがとうございます」と河合さん。
進藤くんはユースのころ雪が積もりサッカーができないときには、
クロスカントリーをしていたという。全身を使うのでいい運動になる。
学校の校庭に雪山がつくられ、積もってからはスキー授業。
道東のほうはスケートなのだそうで。札幌近郊はスキーなのね。

ここでなまらバターバウムが登場。
チャナのパッケージのなまらバターバウムは東急百貨店だけ!ということでふたりが急きょ食レポを。
河合さん「なまらうまい!」
進藤くん「大人からお子さんまで楽しめる味!」

サッカーをやっているキッズから「どうやったらうまく守れるか」という質問。
進藤くんは精神論になるけどと前置きしながら、「相手を絶対止める気持ち」。
あと、その子は年齢のわりに身体が大きかったようで
自分も子どものころそうだったという経験を踏まえながら「ファールをしないことを意識する。
相手よりも自分のほうが大きいので、抜かれそうになったら引っ張ったりしそうなところだけど
ファールをしないで相手を止める」重要性を説いていた。
進藤くんがDFながらファールが少ないのは、子どものころコーチからそう指導された結果だという。
河合さんは「守備はリアクションと言われがちだけど、リアクションではなくアクションで」と。
「スピードのある選手に敢えて近づく、相手のボールを"取る"んじゃなくて"奪う"。考えること。」

仕事のミスで落ち込んでしまう、ポジティブになるには?という質問には、
「ミスをまず謝ること。あとは、なんとかなると思うこと。
まわりは自分が思うほど、そんなに自分のことを気にしていない。」と河合さん。ごもっともだわ。
そんな話の途中でサンタ姿のドーレくんが乱入。
このあと5階で写真撮影会があるので10階には来なくてもいいのにわざわざ来たのでは、と鈴木さん。
そんなわざわざ来たドーレくんに、「お前じゃない」と安定の塩対応の進藤くん。


ルヴァン杯決勝では強い相手に恐れることなく繋いだ。
でも、攻撃面ではもっとアグレッシブにいけばよかった、自分らしさが出ていなかったと進藤くん。
J1定着を目標にしていたときもあったけれど今はもう当たり前に、とその先を見ることを促す河合さん。
内容的にはこんなかんじだったかな...細かい言葉は覚えていないので雰囲気だけ。
たっぷり1時間のふたりのトークショーはほんとうに楽しかった!ふたりとも長時間お疲れさまでした!

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イベント後はサイン会があったけど、私は整理券を持っていないので
スナッフルスさんでのんびりコンサドーレセットをいただいた。
チョコのケーキといちごのケーキ、コーヒーの赤黒セット。おいしかったー。


posted by ひとみ |17:13 | イベント・トークショー | コメント(4) | トラックバック(0)