コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2015年03月11日

いつか世界がきみを呼ぶ

今日は深井さんのお誕生日おめでとう。ハタチかあ。
去年のお誕生日もリハビリだったけど、今年のお誕生日もリハビリになってしまった。
その前の年は復帰したばかりくらいだっただろうか。
早くみんなとサッカーがしたいだろうけど、焦ることなどないのだよ。
背番号18がピッチに立つ日をみんないつまでも待っているし、楽しみにしている。
今は深井一希の名前すら知らない人も、いずれその名を覚えることになるだろう。
いつか世界がきみを呼ぶ。その時を想像してわくわくしている。

東日本大震災のあとから、誕生日が自分の誕生日以上の何かになっただろうなと思う。
私も誕生日がこの日に近いこともあってそんな気持ち。
自分の誕生日を祝ってもらう日というよりも、
今の自分があることをまわりに感謝する日になったというか。
今ある命に感謝するなんていうとちょっと大袈裟かもしれないけれど、
自分ひとりで生きているわけではないということを実感するようになったかんじ。
深井くんのこれからが、ほんとうに楽しいサッカーライフになるよう願っている。

posted by ひとみ |23:29 | 選手戯言 | コメント(0) | トラックバック(0)

2015年03月11日

思い出す機会を

昨日、買ってきた仙台産のいちごを食べながら、「あ、3月11日だ」と気がついた。

震災のあとに試合やライブで何度か仙台と福島に行ったけれど、
行った場所が中心部のことも多いせいか、震災の影響を実感する機会は少なかった。
仙台空港も、あの日の津波が信じられないくらい平穏に営業している。
今度行くときはもっと、海沿いをまわるようにしたい。

今も約9万人が仮設住宅に住んでいて、約24万人が自宅を離れて暮らしているという。
数字と言ってしまえば「多いな」とか「まだそんなに」という印象だけど、
その人たちひとりひとりに生活があって、人生があって、考えがあるので
数字の大きさよりも、人の心にもっと寄り添わなくてはなと思う。

続けることが大事と思って、試合会場での募金は少額ながら続けている。
でもだんだん回数が減ってしまった。今季また気持ちを新たに続けていきたい。
そのほかに、何か自分でもできることはないだろうかと考えてみた。
誰かに何かをやれと言うのではなく、自分に何ができるのかと。
当時被災した人たちの前向きな言葉は外にいる私たちを安心させるけれど、
小手先のことだけでは本質に届いていない場合もある。

震災を忘れたい人もいる。その人に、「忘れてはいけない、思い出せ」とは言えない。
忘れたくないと思っている人も、忘れる気持ちはなくても、
人は忘れる生き物だから思い出す機会は減ってきているかもしれない。

今すぐには何をすべきか思いつかなかったので、
まずは思い出す機会を増やそうかと考えた。
毎週どこかで曜日を決めて、震災に関わることを調べたり考えたりする。
例えばそれはシンプルに試合会場での募金であったりしてもいい。
毎週それを記録していけば、目に見えるかたちで自分に残る。
思い出すことを細々とでも続けることで、「何をすべきか」も見つかるかもしれない。
できることからはじめていこう。
4年という、震災直後でも震災から長く時間が経ったわけでもない今だからこそ
やったほうがいいことやできることがあると思うから。

posted by ひとみ |11:47 | コメント(2) | トラックバック(0)