コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2014年11月26日

まだ見ぬほんとうの面白さ

どんなに悔しい思いをすれど、腹の立つ思いをすれど、
もうおまいらなんか知らんとやさぐれた気持ちを持てど、
やっぱり試合のある日常のほうがいいなあとシーズンが終わるたびに思う。
J1やら天皇杯やらプレーオフやらまだシーズンが続いているところもあるけれど、
よそんちの話という意識しかない。言っちゃうと、どこが勝ってもどうでもいい。
コンサドーレはもうシーズン終了なんだもの。
週末になっても試合がやって来ない日常とはこうも寂しいものなのね。
早く来季が開幕してほしい(←だからまだ今季が終わってないって)。


今年はキャプテン翼のアニメを放送していたので、録画をしてずっと観ていた。
まんがも読んだことがなかったのでキャプ翼についてはふわっとした知識しかなく、
松山光プロジェクトというのも誕生したしでこれを機に観てみようと。

成長や展開が早かったので、恐らく当時のものをピックアップして放送していたのだと思う。
面白い話ばかりを切り取ったのだろうから物語自体は楽しかったのだけど、
だんだんと何か違和感を感じるようになっていった。
それは、翼くんがまったく挫折なく順風満帆なサッカー人生を歩んでいるということだった。
順調な部分以外がアニメの放送回数の関係上カットされているのだと思う。
挫折らしいものといえば、一度肩を怪我したことくらいだろうか。
それでも無理をして試合に出ようとしていたし、本人はそれを壁と思っていないようだった。

スーパープレーばかりで、ゴールはほとんど翼くんによるもの。
それぞれの人柄についての描写も弱くて、どんな試合も勝ってしまう。
何をやっても壁にぶつかってしまう日向くんが一番魅力的に見えたくらいだ。
(日向くんは何か家庭の事情があるっぽかったけど、アニメでは詳しい描写がなかった。
家が貧乏で家計を助けるために頑張っているとかそういうのがあったのかな。
他にもいろんなフラグが立っていたのに、回収されきれていないモヤモヤ感ったらない。)
放送回数の制限によって良い話だけを取り上げていったせいで、それ以外の平凡な物語や
キャラクターたちの生活の中での小さな葛藤が消されてしまったんじゃないかなと。
人の心のゆらぎというものは、単純な喜怒哀楽だけでははかれないものなのだなあ。

ひたすら順調な主人公の人生というのが、如何につまらないかを実感する機会となった。
もちろんコミックスやアニメ本編をすべて観れば、そういう展開にはなっていないんだろう。
機会があればまんがのほうも読んでみなければなーと思った。
せっかくの松山くんの出番も、このアニメだと最初のほうだけだったし。
私はキャプ翼のほんとうの面白さをまだ知らない。
試合と同様に、まんがもハイライトだけじゃほんとうの面白さが伝わらないということなのね。

posted by ひとみ |23:35 | コンサ徒然 | コメント(2) | トラックバック(0)