コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2014年07月23日

立場違えば

多くのメディアが小野伸二ばかり追いかけ、追い続け、追いまわしていた大分戦。
試合前はできたての小野伸二チャントと、コールをし続けていた。
試合後にゴール裏へ挨拶に来た時も、
カメラマンたちが小野伸二だけ撮っているのが上から見てよくわかった。

ある程度の祭りっぷりは本人も想像していただろうけど、
さすがに...さすがにやりすぎではないかと、さすがの小野伸二でも
余計なプレッシャーがかかっているんじゃないだろうかと思ってしまった。
その予感はうっすら当たっていたようで、スポーツ紙には
「思っていた以上の期待でプレッシャーがあった」という小野のコメントが載っていた。
ゴールをしなくちゃいけないような気持ちにさせてしまった。ちょっと、重かっただろうな。
でも、あ、小野伸二も普通にひとりの人間なんだな、と思ったコメントだった。

それでも彼は「サッカーを楽しむ」という言葉を毎度毎度口にする。それがすごい。
そしてその「楽しむ」ということは、今季前半のコンサドーレに足りないものだった。
まけない試合をすることで、どこかにその気持ちを忘れてきてしまっていた。
これからチームは良い方向へ変わっていけるだろうな、と思う。
小野ひとりに重たくさせるのではなくて、みんなでそういう方向へ向かえると良い。


DJのタックさんが試合後「勝ち点1、上等じゃないですか~!」と言っていた。
それを聞いて、私のまわりではDJブースに向かってブーイングが起こった。
私もその時は「何言ってんだー!上等なわけあるかっ!」と思っていたのだけど、
「はじめて来た人も多かったから、あえてポジティブな表現で言ったのかも」
という意見を見かけて、そうかそうだなそうかもしれないと思い直した。
どうしてもコア目線になってしまうところは反省しないとなぁ。
確かにコアサポーターからすると勝たねばならぬの試合だったのだけど、
小野伸二目当てで来た人たちにとってはそんなに悪い試合じゃなかったかもしれない。
そうだそうだ次また頑張ろう!次も観に行こう!という雰囲気になってほしいものね。
試合直後に冷静になれるってすごい。心を整えるにはまだまだ精進が必要だわ。

posted by ひとみ |23:55 | 選手戯言 | コメント(3) | トラックバック(0)