2014年06月01日
お金を払えば許される?
昨日の前座試合には、おもにGLAYファンと思われる人がたくさん来場していました。 GLAYファンがいつもの試合の雰囲気とは違った空気を持ち込むことは想定内でしたが、 その人たちにとってもサポーターにとっても楽しい時間になればいいなと思っていました。 多くの人は前座試合が終わったあとも、コンサドーレの試合を観て行ってくれたようです。 中にはののやコータの時代にコンサドーレを観ていたことがあり、 久しぶりに生のサッカー観戦をしたというリターンサポーターもいました。 そういう人たちにとってまた来たいと思えた試合になったかどうかはわからないけれど、 潜在サポーターというのはまだまだ存在していて このようなきっかけで再びサポーターとなる可能性がじゅうぶんにあるとことがわかりました。 少しずつでもこうしてスタジアム返りをする人を迎えたいですねー。 残念だったのは、前座試合だけを見て帰ったファンもいたということです。 いや、そのこと自体はある程度は想定内だし、 SSの高いチケットを買ってきたことは確かなのでそれ自体に感謝はしています。 サポーターでもそう思った人はいたと思います。 けれどそういう人の多くが、まわりの人に迷惑をかけてしまったというのが残念でした。 サポーターから注意をされても立って騒いで まわりに嫌な思いをさせていたという話を聞きました。 ある程度の騒ぎは目をつぶるとしても、SSは座って見る席です。 サポーターが、ここに来たからにはここのマナーに合わせるべき、と言うのも当然です。 嫌な思いをしたのはサポーターだけではなく、試合を最後まで観て行ったGLAYファンもでした。 このようなことがきっかけで、GLAYやGLAYファンが北海道の人から嫌われることは 彼らの地元としてとても哀しく悔しいことです。 迷惑をかけた人たちは一部だったとはいえ、その人たちにしか出会っていなければ GLAYやGLAYファンの印象が悪くなるのは当然です。 本来こういうイベントは目的を理解してから行くものだと個人的には思います。 参加する有名人たちがなぜわざわざ北海道まで来て試合をしたのか。 前座試合のハーフタイムでのトークショーでスキマスイッチの常田さんが、 エキシビジョンマッチをきっかけにスタジアムへ足を運んで 生のサッカーを観戦する人が増えてほしい、というようなことを話していました。 「お金を払っているから何でも許されるわけではない」というGLAYファンの言葉が沁みました。 楽しい思い出だけになれば一番だったのですが、 両方を好きな者としてちょっとこういうことも書いておきたいなと思ったのでした。 GLAYファンからの嬉しいコメントや感想はまた別の機会に書きますね。 それと、私は現場を見ていないので詳しく書くことはできないのだけど 昨日の試合後にMMPのひとりが、他のサポーターにペットボトルをぶつけたと聞きました。 ペットボトルの持ち込みが可になったばかりのこの日。 何年もかけて築き上げた信頼が、たったひとりの行動によってまた禁止になりかねません。 そしてそうなった時には、私たちは受け入れるしかありません。 どうやら3年前に入江で選手に水をかけた人と同じらしいということなので クラブにはどの人物か特定できていることと思います。 何年も試合に通っているのであればシーチケ保持者の可能性が高いけれど、 クラブはシーチケ保持者だから強く言えない、処分できないということでしょうか。 シーチケでの収入は確かに大きく、これを機にやめられては困るというのもわかります。 けれど、スタジアムを安全かつ安心して運営していくことを妨害する人を、 「お金を払っているから何でも許される」と見過ごすことは正しいのでしょうか。 北海道とともに世界へ。 このスローガンは、選手ひとりが世界でプレーすることを意味するものではないはずです。 クラブとしても世界で通用するレベルになる必要があるのではないでしょうか。 正しくない人ひとりもまともに処分できないクラブが、世界レベルになれるでしょうか。 債務超過解消のために新しいお客さんをこれからもどんどん増やしていこうとする時に、 こんなところで足枷になっていてはいけないと思います。 処分をするということは、「うちのクラブには処分をしなければ理解できない こんなサポーターがいます」というレベルの低さをアピールすることでもあります。 でも、より良いスタジアムを目指すためには避けては通れないところです。 恥をさらしても誠実に対応することで、それ以上の信頼を得られるよう努力が必要です。 クラブにはここまで放置したことを重くとらえてもらって、正しい判断を望みます。
posted by ひとみ |10:53 | コンサ徒然 | コメント(9) | トラックバック(0)