2013年09月09日
事件は現場で起きている
前例、平均、相性、確率といった過去のデータを見た上で 今回はこうなるだろうとある程度の予想を立てることがある。 相手チームにはこういう傾向があるとか、 毎試合これくらいの集客だから次もこれくらいになるだろうとか、 予想を立てることで試合の対策ができたり目安になったりする。 逆に、過去に対戦してほとんど勝てていなかったから今回も勝つのは難しいだろうとか、 このメンバーで試合をやるなら期待できないから見ないとか、 過去のデータから前もって最悪の状況を予想し、 実際にそうなったとしても自分が傷つかないよう回避しておく人もいる。 でも、これはちょっと残念だ。 確かに過去のデータ通りにいく可能性は高いかもしれないけれど、 試合を行っているのは生身の人間で、試合はスタジアムで起こっていること。 データによって出来上がるものでも、机上の議論で決まるものでもない。 試合はその時になってみないと何が起こるかわからない。 もしもデータ通りに良くない結果になってしまったとしても、 季候とか、雰囲気とか、流れといった現場でしか感じられないものが確かにある。 なので私はどんな試合結果になろうとも、試合へ行かなければ良かったとは思えない。 事件は現場で起きている。どんなに可能性の高い議論が成されようとも、現場には適わない。 と、昨日の半沢直樹を観ていて思ったのだった(←え)。 2020年のオリンピックが日本で開催されることが決まり、 サッカーの一次リーグ開催地として札幌が候補になっているのだそう。 練習場として厚別やSSAPの名前が挙がっていたり(ii-oneも使えばいいのにー)、 この機に専用スタジアムをつくっちゃおうなんて妄想もあって考えるだけでも楽しい。 そう言われて思い出したのがこの、"事件は現場で起きている"という言葉。 北海道に住んでいる人でドームや厚別でサッカーを観たことがある人はいても、 専用スタジアムでサッカーを観たことがある人はごくわずかではないだろうか。 北海道から出なければ、今は専用スタジアムでサッカーを観ることができない。 あの臨場感といったら体験した人にしかわからないもの。 テレビではもちろん伝わらない。音も雰囲気も、そこに行かなければわからない。 道民に今そのチャンスがない。だからどうにもサッカー熱がいまひとつ上がらない。 ぜひとも"そのためにつくられた場所"でサッカーを観てもらいたいんだよなぁ。 専用スタジアムを一度体感すれば、まず間違いなくサッカーのトリコになる。はず。
posted by ひとみ |23:40 | コンサ徒然 | コメント(4) | トラックバック(0)