2012年11月02日
学校では教えてくれなかったこと
うちのチームはよくサポーターの年齢層が高いと言われるけれど、 それはうちに限った話ではなくJリーグ自体もそういう傾向にあるという。 去年の記録かもしれないけれど、来場者の平均年齢が38.2歳というのを見た。 Jリーグも、もっと若い世代にスタジアムへ来てほしいと思っているようだ。 ほとんどのサポーターは、恐らくスタジアムに行くようになったきっかけとか 熱心なサポーターになったきっかけというものがあるという。 そういうのを聞く機会があると、色々な話があって面白い。 私ははじめて行った試合もきっかけも覚えていない。 両親が熱心なサポーターで連れて行ってもらっていたので、気付いたら応援していたかんじ。 以前親戚が集まった時に父が、「あの子ら(妹と私)があんなに熱心に 応援するようになるとは思わなかった」と話しているのを見た。 うむ。それくらい私にとっては試合に行くのが当たり前でありながら、特別な理由もなかった。 より気合いを入れて応援するようになったのは札幌に住むようになってからで 練習が観れるな行ってみようか→試合の日仕事休みだな行ってこようか →アウェイ楽しそうだな行けばなんとかなるだろうから行ってみようか...みたいな流れ。 だから若い人たちがどうすればスタジアムに来てくれるのかとか、 どういうところに興味を持つかとか、自分の実体験が全然参考にならないのが残念なところ。 ターゲットを決めた時に必要なものは、徹底的にターゲットについて知ることではないかと思う。 若い世代に試合に来てほしいのなら、若い世代が好きなもの嫌いなもの、 行動を起こすに至るもの至らないもの、とにかくたくさん調べて知ること。 それこそサッカーやスポーツに関係のないことも知る必要がある。 学校のこととか、日常生活のこととか、人間関係とか色々。 そういったことからサッカーやコンサドーレに繋がるものを探す。 ある程度はやっているんだろうけれど、まだまだもっともっとやれることはあるのになぁと。 スタジアムで感じる一体感、歓喜、幸せ、いいこといっぱい。 怒り、哀しみ、屈辱、情けなさいっぱい。 それも全部、学校では教えてくれなかったこと。学校だけでは体験できなかったこと。 十代くらいまでは、結構狭い世界で生きていたりする。学校が自分の世界のすべて。 本当はそうじゃないのだけど、そうじゃないことを知らなかったり。 スポーツが嫌いなわけじゃなくて、そういう世界を知らないだけだったり。 ちびっこたちにとっては、今のコンサドーレはとても良い環境だ。 生の試合に触れて、選手に会えて、クラブが企画するイベントなど色々な体験をして。 あと10年経てば彼ら彼女らがいっぱしのサポーターになっているはず。 その頃までには若い世代のサポーターを今よりももっと増やしていたい。 地道で地味な頑張りが必要になる。でもやり続けていけば、何かが生まれていると思う。
posted by ひとみ |23:12 | コンサ徒然 | コメント(7) | トラックバック(0)