2012年10月24日
GKは毎日がエブリデイ
鹿島戦の平川さんの通信簿、高原の評価がAだったー!わーい! いつもは平川さんの毒舌評価に「ひどいわー」「それはないでしょー」とブーブーだけど 良い評価には都合良く喜ばせてもらっちゃおう。Aなんて珍しいし。 高原が天皇杯の時のPK戦で、読めていながらも止められなかったのは 120分戦った疲れや試合勘、集中力の欠如などから来るものだったと思う。 復帰をして試合にも慣れてきて集中力の持って行き方を思い出したんだろうな。 鹿島戦でPKを止めたあとはボールが高原のいる場所にわざわざ跳んでいっているようだった。 GKというポジションはたったひとりしか試合に出ることができず、 一度固定されると早々変わることはない。 出場機会がなければ経験は積めなく、経験が積めないと出場機会を得るのも難しい。 ...と一概には言えないかもしれないけれど、とにかく厳しいポジションだ。 けれど、チャンスはすべてのGKに平等にあるだろうなと思っている。 この場合の"平等"というのはすべてのGKに同じ数だけ出場機会を与えることではない。 実力に差があり、経験に差があり、運にも差があるのは当然のことで、 そこを試合出場で埋めるというのはなんだか違うと思うので。 すべてのGKに同じ数だけ出場機会を与えることは、逆に平等ではないということになる。 監督が悪いとか、コーチが悪いとか、ライバルに対してどうとか、 人のせいにしているような選手ではそもそも出場機会なんてまわってこないものだ。 結果は自分の責任。自分に何かが足りないから出場機会を得ることができない。 私が平等なチャンスがあると感じたのは、時々練習を観る中でも いつでも赤池さんに自分をアピールすることができて、 メニューのひとつひとつでもライバルを追い越すことができる環境だったから。 スタメンだからと特別扱いはなく、ゲーム形式のものを除いたほとんどのメニューが 全員同じことを一緒に行っている。と思う多分(←言い切るほどの自信はなし)。 毎日同じようなメニューを繰り返していても、 そのひとつひとつでライバルよりちょっと先に行くにはどうすればいいかを考える。 毎日毎日毎日、それができているかどうかで数日先、数か月先に差が出てくると思う。 以前、日ハムの金子選手が、キャッチボールを何よりも大切にしていると話していた。 「基本だけど練習で100%でできなければ試合ではできない」。キャッチボールの職人。 キャッチボールなんてウォーミングアップ程度に考えている選手だっているだろうに。 毎日毎日キャッチボールの一球一球を100%完璧に投げる。 なんかGKのメニューってそういうのに近いんじゃないかと思っている。 高原が復帰してから哲さんはサブにまわり、ぎーさんはベンチに入らなくなった。 ヒッキーはまだベンチ入りをしていない。ホスンは絶賛リハビリ中。 自分との闘いって本当に大変よね。 誰も辞めろと言ってくれないので、自分が諦めたところで終わってしまう。 それがこの先もずっと続く。時間制限の無い中、見えないゴールに向かって走っているようだ。 頑張って人より多く走ったからといって、チャンスが掴めるとも限らない。 反面、チャンスを掴んだ時の喜びはとんでもなく大きい。だからGKって面白い。
posted by ひとみ |11:06 | GK | コメント(3) | トラックバック(0)