2011年12月25日
キャプテン・竜二アニキ
じっくり時間をかけて書こうと思っていたら、最終戦から三週間も経ってしまった。 そんなわけで、キャプテン・竜二アニキについて。 今まで移籍してきたたくさんの選手のうちの何人かが 本当に本腰入れてチームを立て直そうとしてくれていた。 嫌われ役になっても構わないと厳しく声を挙げ、最初のうちはそれも上手くいっていた。 でも気づけばその選手も"こちら側"の人になっていて 良くない意味でチームに馴染んでしまう...ということを繰り返しているように感じていた。 選手は大きく入れ替わっているはずなのに、不思議と変わらないもの。 よほどの覚悟でやらなければ、チームは変わらないのかもしれないなぁと思いながら。 (それはもちろん、選手だけではなくフロントやサポーターもなのだけど) そして臨んだ今季は、河合さんと山ちゃんのCBコンビが中心になって声を挙げてくれた。 でも今までと違うと思ったところは、チームを必死に変えようと奮起してくれたのは 河合さんだけではなく山ちゃん、途中からは岡山さんなどの複数人だったこと。 昨季途中から加入してくれた純平の力も大きい。 「よほどの覚悟でやらなければ」そう思っていたけれど、本当に大切なことは 奮起する選手がひとりではないことなのかもしれないと気づいた。 それまでは、移籍してきた選手がひとりひとりで頑張っていたのではないかと。 純平も河合さんも、今まではどんどん声を出す方ではなかったと言っていた。 でもコンサドーレをハタから見た時に危機感を感じてくれて その危機感を常に客観的に持ち続けてくれたんだろう。 昨年からチームに残ってくれた選手の強い気持ちが、例年の比ではなかったこともある。 私たちと同じように悔しい気持ちを持ってくれたかもしれない。 昨季純平が入ってきてくれたあたりからチームは変わりはじめて そこに今季加入してきてくれた選手の力が加わった。 キャプテンとなった河合さんの意志の強さもきっと、例年には無いものだった。 5月のはじめ頃まで、なかなか得点できず苦しかった時期に河合さんを思った。 前年、キャプテンとして同じように勝てない時期に相当苦しい思いをしていたカズゥに重ねて。 >河合さんのコメントは、どんな時も冷静に改善点を見つけて >今後どうすべきかをしっかり見極めているように感じる。 そんなことを思い、ブログで書いていた時期があった。 勝てない時はみんな苦しい。 でもキャプテンはその中でも特に苦しい。 自分のやり方が悪いんじゃないか、自分がキャプテンでいいのか。 そんな風に思ったかもしれない。もちろん口にはしなかっただろうけれど。 私たちは何年も、河合さんのような存在を待っていたのかもしれないな。 大袈裟に言うと、今季河合さんに出逢うために今までの苦労があったのかも、と。 後援会が選ぶMVPに選ばれた。Jリーグで新しく設立された『J2 Exciting 20』にも選ばれた。 月刊CSでは選手が選ぶMVPにも選ばれていたし、えーと、なんか他にも選ばれていた気がする。 頑張りがこのように認められるのは素晴らしいこと。来季もよろしくお願いしまっす!
posted by ひとみ |23:55 | 選手戯言 | コメント(7) | トラックバック(1)