2011年07月01日
汗かき屋さんの仕事
「宮澤めちゃくちゃ走っていたよね。ものっすごい走っていたよね。 なんまら走っていたよね。芳賀ちゃんの1/3くらい。」なんてことを試合後話していた。 いやいや、これは宮澤を批判しているわけではなく 芳賀ちゃんの走る量はそれくらいとんでもないということ。 セットプレーのあとのこぼれ玉に誰も反応できなかった時、 セカンドボールを拾えなかった時、私にはそこに芳賀ちゃんの姿が見えた。 いつの間にかそこに芳賀ちゃんがいて、クリアしてくれたり拾ってくれたりしていた。 メディアでウケが良いのはゴールをした選手やアシストをした選手。 代表経験があるかどうかとか、年齢が若いとかベテランとか。 でもサポーターはそれだけでチームを観ているんじゃない。 サポーターはちゃんと、どこが、誰が本当にチームの底力になっているか知っている。 泥臭い仕事をして目立っていなくても、汗かき屋さんの仕事はしっかり目に焼きついている。 だから芳賀ちゃんのような選手が多くのサポーターの心を掴む。 けれど戦線から離れている芳賀ちゃんに、「自分がいないとだめだ」と思われてはいけない。 いや、そんなことを思うような選手ではないのだけど。 一試合でも休んだらすぐにポジションを奪われてしまう、と思わせるチームであってほしい。 「収穫無しと思われるゲームも価値はゼロではないはずですので、 必死で生かしていかなければなりません。」 と曽田が言っていたので、こちらが「面白くなかった」「何もいいところが無かった」 などとぶつぶつ言っている間にも、選手たちは必死に課題克服に取り組んでいると信じる。 明日の相手はほとんど首位の栃木。絶好調のようだけれど、そろそろ痛い目見てもらおうか。
posted by ひとみ |23:21 | 選手戯言 | コメント(5) | トラックバック(0)