コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2011年05月17日

ちゃんと褒める

「もうそろそろ俺もヒーロー狙っていきます。」
↑かっこいいなぁこの言葉!
みんな、このヤスのように、俺が一番活躍したる!という気持ちでいてほしい。
チームでまとまることは大切だけれど、「俺が俺が」っていうのももっとあっていい。


鳥取戦の三上くんのコメントで、「あ」と思うものがあった。

>試合前に純平さんが「気負わずに、自分にできることを全力でやっていこう」と
>声をかけてくれて、その言葉がすごくありがたかった。
純平ありがとう。若手選手が多い中、こういうちょっとしたことが大切。
新聞によると、クッシーが試合前日や当日の朝も励ましていたというし。

三上くんは昨季の活躍を思えば、確かに例年の高卒よりも期待度が高い。
その分求められるものも多い。
けれど、まだ19才ということも事実。
「三上が」「三上が」と言われ、結果が出ないとどんどん自分を追い込んでしまう。
それにより空回りすることで自信もなくなり...と悪循環。

例えば子どもがテストで、前回は90点だったところを今回は95点取れたとする。
95点だったよ!と子どもが親に報告した時に
「おぉ5点も増えたのかすごいぞ」と言ってあげるのか
「なんで95点まで取れてあと5点が取れないんだ」と叱るのか。
その違いはその後のやる気に大きな影響を与えると思う。
どちらが正解ということはないけれど私は、
そこは5点上がったことを褒めるところでしょう、という思い。
だって頑張ったのは5点分だけではなく、前回の頑張り90点+αだから。
人は完璧ではない。完璧であることを求めるのも厳しい。
できない部分を認めてあげる勇気、できた部分を褒めてあげる余裕があってもいい。

私の近くにいた人が試合後、「結局シュート数少なかったなー」と言っていた。
それはつまり、同じ2ゴールでもシュート数が20本の方が良いということ?
それとも4点5点を取って勝たなければいけなかったってこと?うーーん。どうなんだろう。
鳥取戦ではシュート数を増やすことは確かに必要だった。
けれど、シュートを打つことが目的ではない。
ゴールをして勝つことが目的だ。本数が多ければいいわけじゃない。
今回はひとまず、2ゴールできたことを褒めてくれてもいいんじゃないかと思う。
とはいえ毎試合シュート9本で2点とれるわけでもないので、
シュート数二桁を今後ノルマとして続けたいけれど。

三上くんのゴールで本人が自信を取り戻してくれればと思うのと同時に
他の選手が「その手前の俺のプレーが良かったんだ」などと思ってくれればいい。
結果が出なければ自信も持てない。良い流れになっていってほしい。


勝ったから言えるというのもあるけれど、鳥取は良いチームだったな。
結果が出なくても我慢して、勝ちを急がず、鳥取らしさを極めているというか。
なんだか山形のように、気づけばJ1に定着しているチームになっていきそう。負けていられん。

posted by ひとみ |23:03 | コンサ徒然 | コメント(4) | トラックバック(0)