2011年02月18日
苦手は克服しない
学生の頃は、好きな科目ばかり頑張ることは許されず 苦手な科目の克服に力を入れて平均的に良い成績になることを求められる。 確かに学生が大人になる前に学ぶべき、知っているべきことを教わっているのだから それが得意か不得意かで判断し切り捨てて良いわけはない。 でもお仕事に関しては、苦手を克服することがすべてではない。 自分の強みが他を寄せ付けないほど力を持っているのなら、 それを更に強化する方が良いこともある。 自分の苦手分野は必ずしも自分ひとりでなんとかする必要はなく その分野が得意な別の誰かが補ってくれるというもの。 サッカーは、というかスポーツは、その要素の高いお仕事だと感じる。 攻撃も守備もできて、スタミナも身体能力もあって、メンタルもフィジカルも強くて オールマイティーだからプロになれたわけではない。 何かひとつ光るものや秀でたものがあり、 それを武器に戦えると判断されたからプロになれたはずだ。 だからといって決して苦手を避けるということではないけれど、 「これしかない」人というのはやっぱり強い。 私は芳賀ちゃんに「これしかない」というものを感じる。 芳賀ちゃんの仕事は、芳賀ちゃんにしかできない。それ以外のことは他の選手に任せたい。 札幌に来てから、2年に一度決まる芳賀ちゃんのゴール。今年はその年。 昨季からずっと決めたがっていたゴールも、今季は観られるといいなぁ。 受験生のみなさんは苦手科目を切り捨てるわけにはいかないだろうから、 とにかく一生懸命勉強していると思う。 人生の選択をする大きな岐路のひとつなので、緊張や不安がたくさんあるのは当然のこと。 自分なりにやれることをやったと思えるのなら、自信を持っていってほしい。 あとは最後まで諦めず、自分を信じて力を出そう(←これはサッカーも一緒)。
posted by ひとみ |23:23 | コンサ徒然 | コメント(3) | トラックバック(0)