2010年12月19日
人と人の繋がりだけ
よくあるヒーローものの"敵"は、『世界征服』をするべく悪行を働くという。 恐らく自分の思うがままの世界をつくりたいということだろうけど じゃあその『世界征服』をしたあとはどうするんだろう。 多分ひとりぼっちだと思うのだけど、そこには何が残っているんだろう。 ヒーローは単に目の前の悪行を止めるべく、敵をやっつけるわけではなく 敵がひとりぼっちになった時のことを考えて悪行をやめさせようとしているのだ。 それでこそヒーロー。まるで菩薩。そう考えると、戦隊モノというのは奥が深い。 上を上を目指して、どんどん強いチームへ移籍する。 そのたび応援してくれる人はいるし、 もちろんそれまで在籍したチームのサポーターも応援し続けてくれると思う。 でも、どうだろう。サッカー人生の幕を閉じた時、 "このチームが自分のチーム"と思えたところがちゃんとあるだろうか。 技術は確かに身についていく。経験も豊富になっていく。 有名な選手とプレーをしたり、有名な監督に評価されたり、大きな記事にしてもらえたり。 でもその分捨ててきた(書き方は悪いけれど、敢えて"捨てた"とする)ものの大きさに 都度きちんと向き合って気づいていけているだろうか。 最後はやっぱり、人と人の繋がりだけが残る。 サッカー選手とプロチームというより、人と人。 若いうちはその大切さを、理解は出来ても実感として無いんだろう。 市村のブログを読んでそう思った。 後悔の無い選択をしてほしい。最終戦での砂さまを観てから、そんなことばかり考えている。
posted by ひとみ |23:57 | コンサ徒然 | コメント(5) | トラックバック(0)