2010年10月06日
勝利よりも面白さ?
「コンサドーレ厳しいね!」からはじまった、お仕事のお客さんとの会話。 その人は野球ファンなので、何かと野球に例えてコンサにアドバイスをくださる。 いつもはハイハイと聞いていたのだけど、今日はちょっと聞き逃せない言葉が。 「サッカーはもっとさ、ポジションに関係なく動き回ればいいのにね。 ディフェンスがフォワードの位置まで走ったり、ボランチが後ろに下がったり」 ん? 「左右の選手が入れ替わったり、フォワードの選手をおとりにしたり、 そういうことがあった方がもっと面白いのにね」 んん? 何を言っているの? そんなことはサッカーには普通に起こりうることなのだけど。 え、もしかして、 サッカー=ゾーン だと思っているの? 「サッカーはチームプレーというより個人プレーだよね」とまで言われて さすがにそれは違うだろうと思って「野球の方が個人プレーじゃないですか、 ポジションも固定されているし、個人の色々な記録が重視されますし」と言った。 その人いわく「いや、野球こそチームだよ。繋ぎとか駆け引きとか」とのこと。 まぁ私は野球にそんなに詳しいわけではないから、それについてどうこうは言わない。 でも、サッカーは決まったポジションから動かないものだと思っているのだとしたら 個人プレーが重視されるスポーツと思われていても不思議ではない。 サッカーを見ない人って、サッカーをこんな風に理解しているものなんだろうか。まさかねぇ。 それで思ったことは、サッカーと野球の違いなんてことではなくて サッカーを見ない人にとっては"面白さ"って意外と重要視されているのかもということ。 私は、なんだかんだ言って結果が大切で、そういう人はみんな勝利が見たいものだと思っていた。 思えば今季の横浜FC戦で、私の後ろに座っていた初めて見に来たらしい人が 「試合はもうどうでもいいから、ゴンを出せー」なんて言っていた。 もちろん気持ちよく勝つ試合を見たい気持ちはあるだろうと思う。 でも内容が面白ければ、もし勝てなくてもまた来たいと思ってくれるのかもしれない。 新しい発見。というか再発見。やっぱり観る側もやる側も楽しいサッカーをやっていきたい。
posted by ひとみ |23:04 | コンサ徒然 | コメント(6) | トラックバック(0)