コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2009年12月03日

一番後ろから、ありがとう。

他チームで出場機会が少ないGKがやって来ることが多いうちのチームに、
名前を知っている「荒谷弘樹」が入団したことはけっこう驚いた。
経験がモノをいうと言われるGKは、他ポジションよりも年齢が高いことが有利。
新卒のひっきーをはじめ、試合経験の少ない3人のお手本として、
また恐らく安定した正GKとしての入団だったと思う。
 
入団の前のシーズンに大宮で公式戦の出場が無かったこともあって、
コンサで出場となってからも、数試合は勘が戻るのに苦労している風なのが見てとれた。
その中でもコンサGKには珍しくフィードが正確で、得点に繋がることも結構あった。
大きな怪我も無かった(指ぐるぐるテーピングはいつもあったけど)。
試合中のミスは絶対に繰り返さず、
なによりスゴイと思ったのは試合中にミスを修正をしているということ。
技術はもちろん、精神の強さからくる結果。
これぞベテランの域と思ったものだった。
ミスを引きずりがちなメンタルの弱いひっきーや、
勢いだけになってしまう時があるゆうやんや、
試合経験をなかなか積めなかった高原、みんなが荒さんから学んだと思う。
 
人柄の面でもケチをつけるところが無い。
GW中の練習で、1,000人以上の見物があったことに対して、
とても感動しているコメントを残していたのが印象的。
どんな試合のあとであっても、深い深い礼をサポーターにすること。
ゆうやんや高原がスタメンの時に、
ハーフタイムや試合終了後まっさきに声をかけていたこと。
試合前練習のあと、正座して赤池さんと話していたこと。
自分の子供たちを、超かわいいと言っていたこと。
 
年齢が一番上といっても、積極的にみんなを引っ張るタイプではない。
GK陣を何か大きく動かしたかと言えば、そうではないと思う。
でも荒さんが残してくれたものは、私たちやGK陣の心と、
彼らのプレーに必ず残っている。
来季のプレーに必ず活きてくると信じている。
 
1年間コンサドーレ札幌を一番後ろから支えてくれて、ありがとうございました。
ブログなので見えないかもしれないけれど、
荒さんに負けないくらい深い深い礼を、荒さんへ。

posted by ひとみ |23:52 | GK | コメント(2) | トラックバック(0)