2010年09月12日
"点"がつながって"線"になる。今後、より"太い線"が描けるのはどちらのチームか?(長っ)
VS 大分(第25節)1-2逆転勝利。 前節、サボったので…頭をリフレッシュして"観"直し。 天皇杯での久々勝利。その直後のリーグ戦。 少なからず…久々に勝った好影響が、試合に現われることを期待。 以下、覚書。 フォーメーションと配置。 内村 藤田 岡本 古田 芳賀 宮澤 高木 石川 吉弘 西嶋 高原 前半は…試合の入りはまずまずという印象。 しかし、気づくと完全に後手後手になっていた(苦) 15分過ぎくらいからは、完全に大分ペース。 "入り"は間違いなく、そんなに"悪い"ものではなかったはず…。 なぜ、ペースを掴めない(相手に掴まれる)のだろうか。 ボールの失い方が悪いこと。 ビルドアップがうまくいかない。縦に急ぐ傾向があって、挙げ句にボールを失う。 そこから反撃をうけるので、常にカウンターを受けているような状態に陥る。 結果、後ろ2列は、守備ブロックを形成するのに奔走。 ラインを十分にコントロールする"タメ"的な時間がないので、下がり気味になる。 もっとも、まだまだ"夏場"サッカーなので、省エネ意識もあるのかもしれないが。 下がり気味で組まれた守備ブロックは、その状態からプレスを開始し、ボールを奪う。 そこから縦に急ぐ攻撃→精度が悪く(というかもともと確率も低い?)失敗→ボールを失い反撃をうける。 これが続くと、もはや全体を上げられる状態にはならない(苦) その上、"ブロックを組んでいても崩される"=08コンサ状態?に陥ってしまった(と思う)。 今期ワーストな前半…という印象。 後半開始時に近藤in、岡本outで、システムも変更。3-5-2へ。 近藤 内村 高木 古田 藤田 芳賀 宮澤 吉弘 石川 西嶋 高原 これにより… ①近藤のところでタメができるようになった。 ②古田が相手のCMFにプレスをかけられるようになった。 ③両サイドが高い位置を取れるようになった。 システムを変更しなければ、現状では"修正できない"のであろうが、 これは、本来、"流れ"の中でできなければならないことではないだろうか…。 前半も攻撃の時には、芳賀がCB二枚の間に入って3-5-2のような形になる場面は見られたわけだから。 後半は2得点を上げて、逆転。 前半、追加点を挙げられなかった大分が、追加点を奪うことに固執してくれたことも逆転の要因と思う。 追加点が奪えそうで奪えなかった大分は、攻守のバランスを崩し気味になったように思う。 攻に意識が偏り、守の組織が崩れ、布陣も間延び気味に。 コンサの2得点は、志向しているであろう?パスサッカー的な要素が生んだものではなく、 どちらもカウンター気味の縦に速い攻撃から。 自陣深い位置からのボールを、近藤が粘って納めたことが共通点。 1点目は左サイドを、古田、高木が上手く使い(近藤につられて大分DFの出足もよかったとは言えない)、藤田が。 2点目はPKだが、菊地選手のハンドに繋がるクロスを、右サイドから上げるところまでの展開は及第点。 CKからの速い攻撃で、高木、芳賀は本当によく走った(頭が下がる思いである)。 本来、コンサがやりたいであろうサッカーを、逆に体現していたのは、前半の大分。 両チーム合わせて3つのゴールが生まれたが、大分のはCKから。コンサの2ゴールはカウンター的な攻撃から。 やりたいサッカー、目指すサッカーができれば"結果になる"…ということではない。 そんなことが証明された試合だったかもしれない。 コンサも大分も、苦しい状況(順位)のチーム。 そんな対戦だったので、内容が両極端な前後半になったのかもしれない。 個人的には、大分が追加点にこだわり過ぎなければ、大分が逃げ切った可能性は高い(と思う)。 内容は悪くなかったと言える大分と、勝ち点3という結果を得たコンサ。 今後につながるものを"より手にすることができた"のは、果たしてどちらのチームなのだろうか…。
posted by はげお |16:39 | "観方"覚書 | コメント(0) | トラックバック(0)