コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2009年11月08日

ボールをどう動かすのか…

VS 富山(48節)1-1…(-_-)

観たから書く。が…。

前回の記事の末に
「私が望むのは、来季にむけて、残りのゲームで、"迷い"が感じられないサッカーを観られることに他ならない。」
と綴った。

今回の試合は、それにあてはまる試合とは言えない…か。


今季最後の厚別。厚別らしい風。
残り4試合。数字上の目標は、勝ち点80台に届くこと(もちろん私的目標)。3勝が必要。ホームのここでは勝たねばならない。

スタメン
趙、西は今シーズンはもう観られない。藤田の腰痛も心配…どんなスタメンか…注目。

4-2-3-1で↓の感じ。

      キリ

砂川    ハフ    上里

    ダニ  宮澤

岩沼  石川  西嶋  芳賀

      高原

岩沼はもう一度観たかったので注目。上里の右サイドも面白いと思うので注目。藤田がベンチにいてちょっと安心。
CBの組み合わせは、カバー面では安心(結果、石川も西嶋も、出る時には判断よく出ていた)。

以下、覚書。

まず、"迷っている感"はなくならなかった。特に、攻撃は。
攻撃面での"迷い"はパスにあらわれると思っている。
つまり、"チームとして、どういうふうにボールを動かすか"という点が成熟していないのだと感じた。
パス時に、味方を探している場面も多々観られた。
入ったパスを簡単に潰される。
パスをもらう側の動きが少ないことは、画面上には映らなくても想像するに難くない。
が、オフザボールの動きが少ないというのは、出場している選手個人の問題であろうか。
これはチームとしての問題、つまり、"ボールをどう動かして運ぶか"という部分の共通理解が、不足しているからと感じる。

失点…は明白なミス。
だが、あそこで"繋ぐことに"こだわったのは、上を目指す上では評価すべきか…。いや、セーフティーファーストで良かったか?…と悩む。
ただ、高原は、3点分くらいはファインセーブしていると思うので、責める気持ちはない。
むしろ、サッカーでは1失点までは当然と思うべきで、2点以上取れそうな気配を持てない攻撃が問題と思う。

攻撃は、今シーズン中にもよい時があった。人もボールもよく動いていた試合がないわけではない。
なかなか、よかった時を取り戻せないコンサである。

得点…石井の今季初ゴール。
あの得点の瞬間は、"迷い"が感じられず、よかった。
システムが3-5-2になり、1点ビハインド。
サイドを起点に、中で勝負。
左サイドの上里がボールを持って、そこからやるべきことには"迷い"はなかった(というか、あそこで迷ったら永遠にJ2…)。
ニアに二人、ファーに二人きっちりエリア内に侵入していた。
上里のボールはよかった。
3-5-2になった時、正直、左WBに岩沼、Wボランチはダニと上里のままの方がいいのでは…と思ったが。

ただ、いくらビハインドとはいえ、3-5-2になってからのサッカーは、いかがなものか…。
前に急ぎ過ぎで、布陣の間延びはひどかった(画面上スカスカだった)。
サイドの起点から得点できたのだから、その形を効果的にいくつつくれるかがポイントではなかったか。
リスキーに行って、結果、失点しなかっただけとも言える(のではないか)。

今回は(天皇杯後からだが)脳内が揺れていて、駄目観戦だった(反省↓↓↓)と思う。

追伸

あと3つ。まずは結果。その上で、内容が伴うゲームを。
Wボランチでプレーするダニの方が、ダニの長所の一つである、"前に出て行くこと"が発揮しやすいのではないかと感じた。
アンカーでポジショニングを気にしすぎると、現状ではダニの良さは発揮されにくくなるのではないだろうか。

以前、猛妄想未来予想図という妄想の中で、「"初心に返る"4-2-3-1」と書いた。
今回、4-2-3-1を観られたことは、来季を思う上でよかったようにも思っている。というのは、コンサの所属選手には、守備的MFに適正がある選手が多いから。
結果、短時間だが、岩沼の守備的MFも観ることができた。
次節は、宮澤、砂川は出停。また、スタメン、システムに注目することになりそう。
個人的には、芳賀とダニが縦の関係になるWボランチが観たいのだが…。岩沼の左SB、上里の右配置もももう少し観てみたいと思った。

posted by はげお |20:12 | "観方"覚書 | コメント(0) | トラックバック(0)