コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2009年10月09日

よいとも悪いとも言い難し…

VS 桜(44節)0-1敗戦

15度を下回る気温、厚別にしてはまたもや珍しいことにほぼ無風。中2日での試合。
コンサよりは、桜への影響が大きいピッチコンディションだったのではないだろうか。
"滑った回数"は、コンサの選手に多かったように思うが…。

この試合の注目は、ダニ芳賀の共存。

スタメン。ダニ、芳賀両名の名があった! しかし…ダニをアンカーに置き、右SBに芳賀…。
DFラインは、左から、西、石川、西嶋、芳賀…。
率直に感じたのは、"ビミョー"ということ。
確かに、ダニと芳賀は共存しているんだけど…芳賀のアンカーとDFラインで安定していた守備をいじったコンサ。
守備面がどう機能するかが注目となる。
逆に、桜。4バックで来たか…。香川はベンチスタート。
サイドの攻防も注目点となる。

前半
ほぼ膠着状態だったとは言えるが、それでも贔屓目無しに、ややコンサに分があったと観る。
サイドは両チーム譲らずという感じ。
トップへのロングボールも、お互いにおさまりがあまりよくない。
落ち着かないゲーム序盤だった。
コンサのアンカーダニとDFラインは、連携で守っている感じではなかったと観る。
ダニは相変わらず、DFラインに組み込まれるような場面が観られなかった(と思う)。
ただDFラインの構成が上記のとおりだったため,
"動"?!"静?!で綴った分類に当てはめると、4人全員が"静"だった。
"チャレンジ的守備"はなりを潜めたが、ダニのカバーを受けずとも、4人のポジショニングの良さや、相互配慮が良好で、桜にやりたい攻撃をさせなかった(と思う)。
その分、SBの攻撃関与が少なかった。左の西はそれでも攻撃参加していた方だと思うが、右の芳賀のオーバーラップは極めて少なかった。
ややコンサに分がある前半になったのは、宮澤の働きと思う。
今節の宮澤は、かなり広いエリアでプレーしていたと思う。サイドにもよく顔を出していたが、特に上下運動は目を引いた。
ロングフィードが来そうなら、2トップのような位置に、中盤で楔が必要な状況なら、ボランチの位置まで下がって顔出しをしていた。
宮澤の動きで、桜よりはわずかに"ボールのおさまり"という点で、勝っていた前半だったと思う。
前半、コンサのシュートは7、桜は5。決定機は互いに極めて少なかった。

後半
小松→香川。香川が入ったことで、ペースが一気に桜に行くかと危惧したが、それほど顕著にペースは移らなかったと思う。
ただ、香川がわりと左サイドでプレーしたため、コンサの右サイドが次第にキツくはなったのだろう。
古田→砂川で藤田を右サイドへ。
"チャレンジ傾向"が弱いDFラインは、ポジショニングのよさで、攻撃をよくしのいでいたが、次第に後手に回る様子も見られるようになっていた。
西嶋、石川がイエローをもらったのも、そのあらわれかもしれない。
宮澤→ハファ、上里→中山と交代。
80分頃は、両チームとも間延びがひどい状況になっていたと思う。画面上で観ている分には、選手間が両チームとも長く、スカスカに感じた。
コンサはジャッジに助けられた部分もあったと思う。
そして失点。
スカパー!では、乾か誰かのアップが映されていて、わかりにくかった(-_-;)が、西嶋がカイオに競り負けて、こぼれをカイオに拾われシュートを打たれた(カイオのシュートに対応しに行ったのは石川)。
高原はよく防いだが、こぼれが香川の前に。この時、芳賀、西が香川を挟む形で、エリア内のスペースをカバーしていたが防げず。
だが、この失点時の4人を責める気はさらさら無い。
香川はやはり"何かを持っている選手"なんだなぁ…とは思った。
と同時に、"静"の選手を4人並べたことによる"短所的なモノ"(いい言葉が…見つからない)が出てしまったようにも感じた。
後半は、コンサのシュートが3に対し、桜は6(だったかな…)。
"ゴールの匂い"のあるシュートは、桜に多かったように感じている。

追伸
評価がムズカシイ試合だったように思う。
情報を収集してから、もう一度、見直してみたいゲームとなった。
ただ、もう少し思考してから書きたいと思うのだが、"アンカーと4バックの連携"はやはり必要なのだ…と感じた。
"終戦"かもしれないが、来期に向けて、目的意識の感じられるゲームを、今シーズンの残りで見せ続けてくれることを、切に願う。

posted by はげお |00:40 | "観方"覚書 | コメント(2) | トラックバック(1)