2009年09月21日
観たいモノは容易には観られない。
VS 福岡(40節)1-0勝ったけれど… 注目点はCBに決めていた。 私がよくお邪魔するwhiteowlさんからも激励コメ(?笑)をいただき、気合いを入れて録画を再生。 しかし… 観たいモノはいろんな意味でなかなか観られない(苦笑) 何よりもまず微妙な気持ちにしてくれたのが、開始前の映像に捉えられた、"中払劇場"の旗。 ポジティブに解釈すると、"色々あったけれど気にせず頑張れ"という暖かいメッセージ。 しかし、それは好意的解釈過ぎるか…。 whiteowlさんから、「日本では、“勝利至上主義”が強いから」というコメをいただいていたが、 もし本当に"中払劇場"支持者だったとしたら、"人間としての美徳"の問題と思う。 勝つのは大切。しかし、人間が失ってはいけない"美しさ"はあると思う。 私のポジティブ解釈のような"声援"であったと心から思いたい。 中払選手は、途中出場したが、フェアプレーに努めていたと思うし、いいサイドチェンジでドキッとさせてももらった。 だから…それでよいとも思っている。 スタメン。 コンサは4-1-4-1。心配していたダニの名があった。少し安心。 だが、右SBに西、左SBに西嶋。上里は中盤4の中央に、宮澤と並んで配置。 CBについて考えるとき、SBとの兼ね合い、特に左上里とのバランスについては数多く話題となっていた。 そこが、変わっている…。配置をいじって解決するのは、サッカーでは定石と言えるがしかし…(-_-;) 以前、西が痛恨の空振りから失点したとき、次の試合からFWになったことがあった。 今回の上里も前節、痛恨のミスから失点している。やはり、ゴールから離してプレーさせたいのか?と思わず邪推(苦笑)。 ただ、西、西嶋のSBだと、"観たいと思っていたモノ"は観られないとも感じた。 西嶋はディフェンス面のカバーのポジショニングについては優れた選手と思うし、西は"サッカーがうまい"選手。適正ポジションではないが、うまくバランスを取るだろうな…と直感した。 サブ。 芳賀がベンチに。ダニの状態に不安が残っているのか…と推測。 吉弘の名がない。サテライトのゲームの日程を把握していないが、そこで使うためかと邪推(笑)。 サテライトでは曽田がプレーしている。そこで共に使うことで、"来年への準備を進めているのか?"と妄想。 趙が痛んだので、ベンチにセンターバックがいないことには、観戦中、ドキドキさせられた。 まあ、趙が×になったら、左SBに上里、CBに西嶋等の対処はできただろうが…。 前半。 風上コンサ、風下福岡。風は強め。 率直に、やはり"観たいモノ"は観られなかった。"CBがあまり画面に映らなかった"という事実は別として。 予想通り、西、西嶋のSBは、無難にバランスをとった。 その上、福岡のプレスは強くない。かつ、強風からかロングボールが少ない。 ここ数試合のコンサは、"プレッシャーがきついこと"と"ロングボールで押し込まれた後の組み立て"に課題があったと、私は思っている。 だが、その両方が"無い"前半になったと思う。 風の関係で、後者がなかったことには納得だが。 その上、ダニが途中で退き芳賀。 芳賀の投入で、ディフェンスのカバー的な部分のポジショニングは、ある意味"落ち着いて"しまったと思う。 両SBに西、西嶋。1ボラに芳賀。これで安定しないとどうしようもないとは思うが…。 コンサは7本のシュートを放ったが、得点できず。福岡は3本(だったかな)。 得点になる可能性があったシュートは福岡の方が多かったように思う。 後半。 早々に上里のFKで先制。 風上にたった福岡が、ロングボールを多用してくれれば、"観たいモノ"が観られるかな?と期待したが、 福岡は繋いで押し上げるサッカーを、基本的には変えなかった。 ダニがいないと成り立たないか…と思っていた4-1-4-1も、芳賀によって、いつもとは異なる形ではあるが成り立ったと思う。 ダニのことを"アンカー"と表現することが多かったが、今節の芳賀のイメージが私の中では"アンカー"。 芳賀は難しいことはしないが、繋ぎのパスの確実性がダニよりも高いと思う。守備のポジショニングもよかったと思う。 芳賀がサイドに出て、マイボールにし損ねた(判定は微妙と思うが…)直後の福岡の攻撃から、DFの裏を取られて危なかったが、高原のBigセーブで助かった。 大久保のヘッド(だったかな?)も一つ、バーのBigセーブで助かった。 コンサのシュートは5本くらいだったか…。得点の匂いがするシュートはキリノに2つ(PKはなんとかしてほしかった…)か。得点の匂いがする"誰もさわれず"はあったが…。 勝ちゲームなので、基本、素直に喜びたい。 が、"風"と"サッカーのかみ合わせ"による要素が、勝敗を左右したゲームという印象が残った。 追伸 福岡が、大久保の高さを、シンプルに狙うようなサッカーに傾いていたら、全く別展開になってもおかしくなかったゲームと思う。 何せ、コンサのシュートは枠に飛ばなかったし…。 今後も注目していくことだが、やはり、 "プレッシャーのきつい状況をどう打破するか" "ロングボールで押し込まれた後のビルドアップ" が当面の課題と思う。 "CBストーカー"も、意識としては持ち続けて、観戦していこうと思う。(画面ではキツイ…。生で観たい…が。)
posted by はげお |01:57 | "観方"覚書 | コメント(0) | トラックバック(1)