2013年04月15日
第8節VS徳島アフターインプレッション。~“1トップ”の違いを生み出したのは?~
まずは前半の殴り書きから。 ○やはり右サイド狙われてる ○小山内よく戻った ○ウッチー狙いがわかりやすすぎ ○オフサイド危ない! ○徳島は長いボール多い、どんどん当てる ○やっとテレ預けられた(17分) ○サイドで奪われるな! ○ミヤザーかい! ○杉山ビッグセーブ ○河合OUT深井IN CK前の交代はよし ○杉山蹴れるじゃん、ウッチーマークきつい ○小山内いいプレー ○パウロン強い ○クリアが小さい→拾われる→空いたスペースへ ○下げさせられてる ○上原速さはさすが ○カバーしたのミヤザー?(42) ○やっと形になってきたか? ○上原出すなよ!(←だと思うけどかすれていてちょっと不明) 前半は終始徳島ペース ロングボールに手を焼く 出し手を潰すか、受け手を潰すか、セカンドボールは? テレOUT岡本IN→ミヤザートップか? 攻め手がバレバレ 続いて後半の殴り書き。 ○ウッチー気をつけろよw ○小山内上がれた、何本作れる? ○上里ナイス ○クッシーやるじゃん、奪いに行った判断よし ○パウロン仕事した ○PAに入れるようになったか? ○ミヤザー、オシャレにやりすぎw ○深井エロい →小山内すばらしい! ○小山内潰しにきたか?(交代) ○そこを拾ってあげないと(23) ○ヤスー! ○砂OUT→前俊IN、ミヤザー右へ ○またかい! ○杉山もうちょい早く出て ○パウロン、ハッキリプレーしてくれ ○深井いい(35) ○ルーズにするな怖いから ○ウッチー1人w前俊上がれよ ○杉山ナイス ざっとこんな感じ。まあコンサは前半ひどかった。砂川をスタメン起用して前半から攻勢に出るつもりが守備に追われっぱなしの体たらくで、選手を入れ替えた程度では効果がなかったのが浮き彫りに。J1が相手であれば前半で0-3にされてお客さんを帰らせてしまうところだった。逆にいえば0-1で済んでしまうあたりがJ2クォリティとも言えるのだが…。前半でポイントとなったのは杉山の好守と深井の投入。深井が効き始めたのは後半に入ってからだが、この2つでまずはしっかり守ろうという意識が強くなったんじゃないかと思う。失点の場面はパウロンが出たギャップを衝かれてのもので徳島にしてやられたというよりはこっちのミス。パウロンはやや不安定な場面もあったし、ギャップを作らない、釣り出されてできたギャップをどう埋めるか。早急に修正を施す必要がある。 小林監督は山形時代の長谷川のようにCFを置いて攻撃を組み立てるのに長けた監督さん(というイメージ)。山形時代はたぶん4-1-2-3だと思ったけど若干微修正して3-4-3にしてきた。いったん1トップに持たせて2シャドーが抜け出すという作戦なのだが、1トップと2シャドーの距離が近いこと、高崎だけをターゲットとしなかったこと、パウロンの身体能力が高いことを見越して競り勝てなくても当てるだけでいいとシンプルなプレーで捌かれてしまったことで苦戦することになる。 1トップに預ける、当てるのが愚策ということでは決してない。問題はその後。4-2-3-1が前の4人の連動性で攻撃する、1+3で攻めるという前提に立てば3人を使えるはずなのに実際にはウッチー1人だけ。砂川は基本的にパス出し役(クロッサー)で、宮澤はスペースを見つけるのは上手いが走るスピードはそれほど速くない。ヤスのようにドリブルで斬り込めないし、小回りも利かない。よってPAに侵入できるのはほぼウッチーだけとなってしまい、岡山戦で見せたテレとのバックドアでの裏抜けをケアしておけば怖くない。これは徳島側も警戒していたはずで(※バックドアは本来バスケットボールのプレーだがイメージとしては近いのでは。こちらを御覧いただければ)、さらにテレが起点としてちっとも機能しないのでは守る側としては対処が楽だったろう。桜VS大宮で早野乙氏がエジノはゴリゴリ行かせて倒れた方の負けっていうFWですねというような解説をしていたが、テレもそんな感じなのかな?それなら1トップを基本としたシステムには合わないのでは…。もしかしてテレはDFを背負うプレーはヘタクソなのか? テレを見切ったのは当然の判断。前節の前といいテレといい明確にダメな部分があったこともあるが、スパッと見切って後半開始時から早めに動くことが多いのは石崎さんと違うところか。あまり我慢をしないというか、動くことで打開しようとするのは攻撃の選手だったからかな?テレの強さ・高さを捨ててヤスを入れることで主に前線での機動力・連動性を増やして出し放題の長いパスを封じる手に出た。ヤスもそのへんはわかっててアクセル全開だったし。地上波では山本氏の解説だったが、前からプレッシャーをかけることでパスを出しにくくしていたのはハッキリわかった。そして、後半ヤスがプレッシャーをかけに行った後の櫛引が良かった。シュートまで持っていったのももちろん良かったが、櫛引が自分の縦パスを奪われた後に自ら奪い返しに行った姿勢が良かった。あの香川だって自分が奪われたら自分で奪い返しに行ってるんだよ。''' ただし、後半冴え渡ったのは深井と宮澤。 まずは深井。カズゥがうまく捌けるようになってきたので徳島もプレスをかけにきたが深井がそのフォローに回ってカズゥを楽にした。圧巻だったのは後半15分。プレスをかけた花井をあっさりかわして自分で持ち上がった後に右サイドのスペースに小山内を走らせるロングパスをピシッと通したときには「深井エロい!」と思わず声が出た。福岡戦で上原を走らせたパスは「おっ」と思ったのが昨日のこれは「おおおーっ!」だった。あんな長いパスを出せるならもうボラはカズゥと深井でいいやと思ってしまった。そこまで1人でやっちゃうんすか深井さん。ダテにU-18で世界のベスト8に行ってないね。 コンタクトには流石に負けることが多いが、危ないところに早めにカバーに入って掃除役をしたり、後半23分にスルスルスルっと前線に上がっていったのを見たときには「うん、こういう上がりだよね」と感心しきり。月並みな表現だが、カズゥが剛なら深井は柔のボラ。終了間際も落ち着いていたし、役割分担が攻守とも上手くできていたのでこのコンビはしばらく固定してほしい。 このボランチコンビの恩恵を最も受けたのが宮澤。宮澤はマジで天才かも。左SH→トップ下→右SHとポジションチェンジしてバランスを破綻させないだけでもけっこう大変なはずなのにフツーにこなしているように見えるのはなぜだ?中でも一番光ったのはトップ下の時。ウッチーとの距離感が実に良く、後半だけ観たらウッチーの1トップには見えない。後半は特にそうだが、宮澤は常にいいところにいるし、いいところに顔を出す。 前俊が出てきたときにはほぼ全員が使われる側に回ってしまうのだが、宮澤だけは使われるだけに留まらずに前俊を使おうとしたのがすごい。しかも初っ端で。もしかして財前監督は宮澤には具体的に指示を出さずに宮澤の感性に任せているんじゃ?だとしたらホントに天才だぞ。海外サッカーはあまり観ないけどそれまでは宮澤はベルバトフっぽいかなと勝手に思っていた。この際だからリトマネンに格上げしてしまおうってのは冗談だが(笑)。 録画している方は黄色のスパイクを目印に宮澤だけを追いかけて観ていただきたい。 気の利きっぷりや言わんとすることがおわかりいただけると思う。 MOMは文句なしでウッチー。ゴールこそないが、90分間動き続けて攻守に大きく貢献した。もうFWはウッチーを軸に考えるべき。後半は随所に良い局面を作れたし、後半開始時の11人をベースに連戦を乗り切ってほしい。それくらいに後半は見違えて良くなった。宮澤は黒子の可能性がないでもないが、可能な限り真ん中、できればウッチーとのコンビで使ってほしい。 …劇的な勝利だとアフターインプレッションも鬱陶しいくらいに濃くなるな(苦笑)。
posted by フラッ太 |14:30 | アフターインプレッション | コメント(0) | トラックバック(0)
2013年04月15日
今でしょ!
>最初から最後まで余すところなく放送してくれよ!いや、して下さいNHKさん、お願いします…。 えーっと、ホームでの勝利っていつ以来だ?公式サイトで確認したら 21節の仙台戦以来(12.8.11)だから8ヶ月以上(!)ホームで勝っていなかった。 思わず指折り数えちゃったよ…。間違ってないよね? そんなわけでネタ作りのカンもとっくのとうに鈍りまくりではあるが、 ホーム勝利時限定のネタといえばアレでしょ?いつやるの?…今でしょ! …というわけで、さあやるぞ! 昨日八節、対戦相手、徳島渦潮。 我等札幌、主催試合、勝利皆無、前節敗戦、連敗再開。札幌佐保、勝利渇望。 試合前半、徳島攻勢、我等札幌、守備必死、攻撃無形、得点予感、皆無皆無。 於一九分、反則蹴球、絶体絶命、GK杉山、跳躍一番、見事好守、試合潮流、一気反転。 於二一分、緊急事態、河合竜二、負傷交代、急遽出場、深井一希、中盤守備、引締期待。 先取得点、徳島渦潮、於二九分、大島淳矢、空間急襲、速攻得点、試合潮流、徳島乃側。 前半札幌、守備奔走、攻撃展開、不能状態、得点期待、不可能也。 後半開始、財前恵一、早速仕掛、テレ撤去、岡本賢明、交代出場、前線圧力、増大意図? 後半札幌、一転攻勢、上里一将、攻撃配球、回数増加、前半状態、一体何何? 後半十分、右角CK、パウロン、驚異高度、頭二抜出、同点得点。札幌佐保、欣喜雀躍。 於六〇分、深井一希、守備回避、単独持上、長距離球、正確配球、美技連続、我驚嘆也。 七十三分、前田俊介、敵陣急襲、相手GK、松井謙弥、好守連発、札幌苦虫。 七十四分、左角CK、上原慎也、高頭炸裂、逆転得点、札幌自慢、二大巨塔、破壊力有。 終盤局面、体力勝負、限界突破、足攣続出、札護留裏、其大歓声、選手後押。 試合終了、弐対壱也。我等札幌、主催試合、祝初勝利。苦辣疾駆、久々快飲。 観客動員、八一七三、寂寥数字、採算乃線、壱万参千、集客努力、前途多難。 試合内容、改善点多、勝利結果、最高良薬。驚異新人、深井一希、中盤安定、好材料也。 次節対戦、外慣鳥取、過密日程、敵地連戦、体調維持、重要問題。心機一転、連勝希望! …あまりにも久々すぎて考え考え作ってしまった(汗)。本調子にはまだ遠いかな。
posted by フラッ太 |10:00 | ネタの殿堂 | コメント(2) | トラックバック(0)
2013年04月14日
敢えて言おう、杉山GJ!
やっとのことでもぎ取ったホーム初勝利。まだ胃が痛い(苦笑)。 ゴールを決めた2人はもちろん偉いが、敢えて言おう。 杉山GJ! PKストップはもちろんのこと、それまでのシュートストップがなければ今日の試合は前半で壊れていた。ただ、PKストップは何となく止める予感はあった。枠が太く見えたしゴール自体小さく見えたし。あくまで主観だが。しばらくは正GKは安泰だろう。杉山の座を脅かせない他のメンツ、しっかりしろよ!それまで使えねぇと思われていた杉山が踏ん張って前半を0-1で凌いだことはもっと褒め称えられてもいい。ヤスへの交代策もハマった。今日の勝利はうれしいよりもホッとしたという思いの方が強い。 地上波解説の山本氏が感動的なゲームと評していたが、技術があるワケじゃない、でも懸命に勝利を目指して戦って勝ちに結びつけた試合。今日の試合を見て1人でもスタジアムに足を運んでくれる人が増えることを願う。 んじゃ、仕事行ってくるぜ!
posted by フラッ太 |14:55 | 試合後の印象 | コメント(4) | トラックバック(0)
2013年04月13日
徳島戦の展望。
さて、岡山戦ではSBが穴となり散々にやられたワケだが、駒が足りないのだから ある程度は目をつぶることは必要になってくるのかもしれないなとは思いつつ 「じゃあ人選はどーすんだ?」となるとかなり頭の痛い問題で…。 コンアシ予想では砂川スタメンとなっていた。僕は砂川のスタメンは99%ないと思っていた。あくまで自分が指揮官ならという勝手な考えだけど、戦局を変えるための手札は最低でも1枚は残しておきたい、いろいろと戦術予想を立てても実際に上手く行くとは限らないし、最初から最強カードを全部出し尽くしてしまって予想が外れたときや想定外の事態に対処できなくなるのが一番イヤだから。 そこを何とかするのが監督の仕事でしょと言われればそれまでなんだけど、財前監督も前半の得点が未だゼロということから砂川のスタメン起用で前半から飛ばしていく、出し惜しみなしで行くぞという姿勢をみせる意図があるのかも。 あと、思いつくところではSBの人選、CBの組み合わせ、FWに誰を置くかあたりか。宮澤には黒子になってもらってここぞというときに前線に飛び出してもらいたい。徳島って今年は3バックにしていたような…。マッチデーJリーグチェックし忘れたのでよくわかってない。右は本職の小山内としても左は…ゴメスあたりはダメなのかな?CBも奈良とパウロンで行ければ問題はないんだろうけど奈良のポカがちと心配。連係なら櫛引の方が良さそうだけど徳島には高崎がいるしパウロンの身体能力の高さは魅力。高さ勝負ならJ2無双だし。 ウッチーが絶好調なのはいいとしてテレは…どうなんだろう。3バックなら追いかけさせるのはあまり効果がないような。それなしで機能するか、攻撃役としてのテレが見られるかという点では注目かな。前俊スタメンも可能性としてはありそうな気もするが前線での収まりどころをどう作るか、どこで作るのか。1トップというよりもウッチーともう1人の連動性をどう構築するかだと思う。ガンバ戦の前俊と宮澤がいいヒントになる気はするが…。 ともあれ、地上波中継も入るしここでいいところを見せないと!
posted by フラッ太 |10:19 | スチャラカプレビュー | コメント(0) | トラックバック(0)
2013年04月12日
調教師・奈良。
>ミヤザーの生出演、見逃したーっ!(泣) 岡山戦で最も気になったのは2点目につながった奈良のミス。奈良としては仕留められると思ったから足を出したんだろうけど、結果としては奪いきれずに失点に結びついてしまった。あれは“やってはいけないプレー”“してはいけないミス”と言えると思う。 思えば、奈良のデビュー戦は'11年のアウェイ徳島戦。過密日程で連敗中にあって昇格争いの直接対決。負ければガタガタと行きかねない。石崎監督(当時)としては賭けの要素が多分にあったと思うが、奈良は思いきって自分のエリアを捨てることで柿谷を封じて勝利に貢献したが、あれが奈良の特長なのだろうと思ったものだ。そして、はげおさんのかなり前のエントリーを思い出した。 →"動"?!"静"?! (観戦力向上白書 '09 10.01) 奈良は自分で行きたがるタイプではないだろうか? 財前コンサの中で“動”のタイプとして真っ先に思いつくのは河合。動くのはいいんだけど、たまに後先考えずに動きまくって後ろが帳尻合わせに苦労するように見えることがある。「俺が行くから後は任せた!」みたいな感じで。奈良にもそんな傾向があるように思う。 #4のCBの理想像として井原正巳を挙げる僕としては 自分がチャレンジするのではなく、カバーする側に回ってほしいという思いがある。 パウロンと組むCBではパウロンが潰し屋になるだろうから自然とパウロンも“動”の割合が多くなる。CBが2人とも“動”だと意志がズレた時が怖い。今はオフサイドトラップを積極的に仕掛けるなんてことがないので問題がないっちゃないが…。バランスを考えるとパウロンをうまくコントロールしてカバーに回るといった頭脳系のお仕事に注力してほしいなと思う僕がいるわけで。 今もDFラインの上げ下げに苦心しているんだろうけど、 もう1段2段とステップアップするにはCB同士の役割分担をもうちょっと詰めてほしいと思う。
posted by フラッ太 |19:04 | 戦術厨の戯言 | コメント(0) | トラックバック(0)
2013年04月11日
'13第7節VS岡山アフターインプレッション。
事前情報としては2-3で逆転負けというのと幸村殿の「SBの不出来がモロに出た」というコメントのみ。 解説が実に的確で、岡山が能動的にボールを回してピッチを広く使っていたのに対して、コンサはブロックの外側で回すだけで中にボールを入れられない状態がずっと続いた。岡山は選手間の距離が近いこともあってか、こぼれ球をほとんど拾うことができていたので解説が言うところの「ミスがミスに見えない」状態で推移する。殴り書きとしては ○深井が奪われるとピンチ 杉山仕事した ○小山内縦の意識高いか? ○河合、横パスが狙われた ○前があまり良くない、プレスも早い、狙われてる? ○パウロンの周り ○前vs田中ほとんど負けてる ○荒田のシュートは仕方ない ○パウロンの高さは安心できる ○河合の上がりは良かったが… ○最終ラインからナナメに長いのを通されている ○フォロー行ったの誰だ?(29分) ○持ちすぎてくれて助かった 小山内よくついた ○荒田いいチェック ○岡山、最終ラインからいいフィード、パス出し多い ○小山内GKに戻せよ ミヤザーいい位置にはいるが… 後半開始時点で前OUT上原IN、深井OUT砂川IN。前の交代は当然だろう。左サイドで起点を作られた上に1vs1でやられまくっていた。そのフォローに手一杯で攻撃どころではなかった。砂川INはサイドで起点を作って宮澤を中に入れるんだろうなと思ったんだけど、真ん中の厚みを持たせたいなら深井よりも河合OUTの方が良くないか?やたらと上がりたがる割りにはシュートは枠に飛ばないし、フィードもいっせーのって感じで出すので深井を残したほうが…と愚考して観たのが月曜日。 後半を観たのは今日の午後(←遅っ!)。殴り書きとしては ○ミヤザー左にポジションチェンジ? いいカバー ○上手くブロックの間に入られている ○ミヤザーいい飛び込み やはりミヤザーは前目がいい ○小山内いい対応 ○トラップちょいデカい でもいい上がり ○ボラにひっかかってる?(千石、千明が良い) ○よくわからんゴールだなw でも砂川投入は正解か ○上里→内村 通った時点で勝負アリ ○こういう失点はダメ! 奈良がミス→パウロンがカバー 杉山よりも上原つききれなかったか? 飛び出し早ければあるいは… ○奈良つまんないミス多い ○ウッチー惜しい!いい連係だったが… ○砂のシュートも良かったが、意図がある ○小山内やられはじめたか? 結果を知った上で録画を見てもなお2-3になるのが想像できなかった。悪くても2-2で終わる、終わらせなきゃいけない試合だった。オンタイムで観た方はさぞかしフラストレーションが溜まったことと思う。え?今さら思い出させるなって? 2点目の取られ方があまりにも悪すぎた。松本戦での失点が何の役にも立ってない。 石さんだったら、いや石さんでなくてもミスが多いとこぼしたことだろう。パウロンのカバーは当然としても、その後の上原は田中にしっかりついて自由を与えてはいけなかった。杉山にも非があると言えばあるが、杉山は積極的に出るGKではないのでSBの方で気を利かせる必要があったと思う。急遽だったので中途半端になったのかな? 3点目の遠因を作ったのも右サイドを破られてクロスを上げられてからの混戦からCKを与えてのもの。2vs1を作られた岡山のシステムとの絡みもあるし、直接的には河合が振りきられたので小山内が戦犯というわけではないのだけど、財前コンサの両SBは狙い目だというのをかなり晒す格好になったと思う。 前の左SBはさすがに次節では怖すぎるけど、それでも小山内は初スタメンということを考えると我慢して使ってもいいのかなという感想。前の側の指し手争いはサイドの枚数が多いはずのコンサが一方的に負けるというお寒いものに。岡山が後ろからナナメに入れてSHの守備を事実上無効化するなど工夫してはいたが(強風も計算に入っていたかも)、局地戦で負け続きでは…。左SBのテコ入れは急務だがどう凌ぐのか。 荒田はもちろん、前をちぎりまくった田中やボランチの千石・千明がいい仕事ぶりを見せた。 4年目の景山体制、組織の構築は着実に進んでいるなと思わせるものだった。 ガンバといい、岡山といいどうしてこう相手を調子づかせるような負け方するかな、全く(怒)。 パウロンの身体能力が高いのはよくわかった。磨けば売れる、じゃなかった光るCBになれると思う。GKとカブるとかちょいちょい危なっかしいところはあったけど修正できる程度だと思う。ウッチーも好調を持続しているのは好材料。 ただ、テレがちと微妙。岡山戦では起点になることがほとんどなかった上に、岡山の3バックに1人で突っかける形になったので守備面でもそんなに脅威を与えることはできなかったように思う。楔が入らなかった原因がテレにあるのか出し手にあるのか、それとも岡山のシステムとのかみ合わせが悪かったのか…。監督の判断やいかに。 石崎コンサとはまた違った意味で我慢のしどころだとは思う。普段ドームに足を運べない身としてはある意味傍観者的な立場で我慢もできるけど、足しげくスタジアムに通うサポにとってはそうとは限らない。「いいかげんホームで勝てや!」と思っている方も少なからずいるはず。次節は地上波で中継も入るし目に見える形で結果が欲しいが、さて…。
posted by フラッ太 |18:15 | アフターインプレッション | コメント(0) | トラックバック(0)
2013年04月07日
最悪な負け方。
>この負けは予約録画忘れたせいなのか? 驚いた。負けという結果そのものにではなく3失点もしたという事実に。 負けるとしたらウノゼロ負けか、せいぜい1-2くらいと踏んでいたからなおさら。 どうやらせっかく逆転したのに再びひっくり返されるという負け方だったようで。 最悪な負け方である。 0-4とか0-5で負けるよりもダメージの残る負け方。 それは主に精神的な意味で選手はもちろんのことサポにも重くのしかかる。 財前コンサになってから取れた(可能性が高い)試合を既に3つも落としている。 それがホームで未だに勝ち点0という結果になって現れている。 試合を観るのはこれからなので具体的なことは言えないけど、 7試合を消化して3つもこうした試合がある上に全て負けになっている事実は重い。 せめて1つや2つドローで終わらせていたらここまで厳しくは書かない。 選手のミスなのか、采配に問題があったのか、 それともクラブ全体に負け癖がついてしまっているのか。 切り分けはなかなか難しいけど、少なくとも4年間の負の遺産のせいだけってことではない。つーか、それだけのせいにしていたらいつまでたっても前進できない。たとえそれが負の遺産の影響を受けていたとしても財前コンサになってから浮上した問題が何かあるはず。 今日を含めて7試合を消化したことでだいぶ問題点が浮き彫りになった(はず)。問題点がわかったところですぐに解決できるかは別問題なのはわかっているつもりだけど、いかんせんホームで未だに勝ち点0という現実がサポの側にはイライラを募らせ、待てるはずの時間を短くさせることにもなっている。(そして、このエントリー含めてそれは現場の焦りに繋がるということもわかっているつもりではある) 折しも、次節の徳島戦はNHKの地上波中継が入る。ホント、タイミング悪いよなあ…。 去年味わったいつ終わるとも知れぬ苦行よりは遥かにマシ。去年の苦しみを思えば、あれだけ味わった悔しさや重圧に比べれば乗り越えられないはずなどない。あえて選手名を出すけど、宮澤や奈良はあの時をただのんべんだらりと過ごしたワケじゃないだろう?もっともっとできるはずだ。 悔しさを晴らすためにも将来への暗雲を振り払うためにも 次節は何がなんでも勝つしかないぞ。
posted by フラッ太 |23:35 | 試合後の印象 | コメント(3) | トラックバック(0)
2013年04月06日
岡山戦の展望。
>幸村殿に怒られちった…(汗)。まあ、奈良-パウロン-櫛引の並びは守備面だけでも不自然すぎるしね。 さて、両SBをケガで欠く財前コンサ。目下好調の岡山が相手で今のコンサでは格上と位置づけるべきだろう。マッチデーハイライトをチェックしたところ、愛媛戦では「謙伍、そのミスパスはアカンって…」となったわけだが、岡山は荒田が何といっても脅威。つっても、荒田だけを抑えればいいってワケでもないのがまた厄介。 前線の3枚をいかに封じるか? CBの人選もさることながらシステム的な意味で頭を捻る必要がある。いきなり3バックは考えにくいのでなおさらだ。擬似的に3バックにしてミラーゲームっぽくするならカズゥをボランチに持っていきたいところだが現状では河合と深井がファーストチョイスか。でも、カズゥと深井で組ませてみたいんだよなぁ…。それよりも、もうボランチは深井を軸にして考えても良くないか? 岡山は3バックなのでフツーに考えればWBの裏を狙うことになるんだが、それには…やはり上原か。上原を切り札に取っておきたいと考えるなら遅れてきたGON44、小山内の出番か?そして、もう1人は前の起用がカギかなとぼんやり考えている。また宮澤が地味な役回りになりそうだが、ミヤザーは天才なので特定のポジションを与えない方が却って機能するのかもしれない(苦笑)。 がっぷり四つというよりはケンカ四つになりそう。指し手争いを制することができるか? 上原がSBとして出た2試合でSBの難しさを改めて認識したわけだけど、SBってただ“守る人”じゃダメなんだなあ。そう考えると、代表で左右のSBでも目立った破綻を見せない駒野ってやっぱりスゲーんだなと思うわけで。そういう意味ではソンジンのSBに疑問符がつくのもむべなるかなという気もする。ちなみに、対岡山戦に於いてはガンバ戦の起用抜きにして考えてもカズゥの左SBはないとみる。 アウェイゲームなのでサブは5人という縛りもかかるだろう。 財前監督がどういう取捨選択をするのかも気になるところ。つーか、いい加減に純貴出てこい!
posted by フラッ太 |11:20 | スチャラカプレビュー | コメント(2) | トラックバック(0)
2013年04月03日
'13第6節VSガンバ大阪・アフターインプレッション。~右SBの適任者は?~
>倉田怖ぇよ… だいぶ遅刻気味なので今回は主に情緒的に。 今回も前半は火曜日、後半は今日と視聴はイレギュラー。前半の殴り書きは ○パウロンまだ本調子じゃない? ○深井→上原いい感じ 内村よく戻った ○今野はやはりボラだね ○杉山ナイス 右サイド甘い弱点か? ○上里すげぇ! ミヤザー珍しいなw ○松本OUTゴメスIN 松本疲れ溜まってる? ○河合、中途半端なプレーはやめてくれ! ○CBのアクセント(岩下) ○上原クロスが… パウロン高い ○倉田こえぇ! ゴメスのヘッドはしゃあないか ○上原つききれてない ところどころ意味不明なのもあるが(苦笑)、前半はコンサが守備ブロックしっかり作って守るもガンバが攻めあぐねている印象はない、0-0で行きたかったが杉山が1本止めたし0-1はやむを得ないかといった感想。後半の殴り書きは ○宮澤1本いいの入れた ○倉田こえぇー! ○くっしーナイス 右サイドズタズタ ○後半5分間ガンバ恐るべし でも入らない ○右サイド、間に入れられると… ○深井良し、ミドルを打つのはいいこと ○上里OUT古田IN ○河合えらく前へ出るなw ○大きい展開今野さ1すが ○3vs2決められない… ○古田ケガ痛すぎる! ○追いかけさせるならテレでは? ○ミヤザー変態すぎw アウトで蹴ってる ○ミヤザー右SBに さらに変態 ○杉山よく触った ○後味悪い3点目 ○ゴメスいいカット 剛蔵さんのブログタイトルしか事前情報がなかったのでドローだったのかなと思いつつ、ドローと負けを6:4くらいで予想していた。正直、この試合は評価が難しい。負傷交代で大幅に軌道修正を余儀なくされたし。まあ評価ったって所詮はシロートの垂れ流しでしかないのだけど…。 1点目のシーンは上原が直接的には悪者になってしまうんだけど、これはある程度は仕方のないことかなとも同時に思うわけで。本職だったら防げたかもしれないと思う一方で、縦の上がりはもともとFWらしいいいモノがあった。ソンジンとの比較ならば上原に軍配が上がるだろう。でも、ゴメスも出たし本職で生き残ろうとしている小山内も見たいと思ったりもして…。上原とコンビを組むSHとの関係はどうなのかなという意識の下でいたのが、はからずもCBとの横の関係を浮き彫りにする結果になったワケで…。パウロンも初スタメンだったし、抜け目なく隙を衝いたガンバの巧さが上回ったということなのかな。 ゲームプランがガタガタになっても何とか形が崩れずに済んだのは宮澤の右SB。宮澤はホント損な役回りばかりだなあ。石崎コンサでは一家に一台は純平の役回りだったが今年は宮澤になってしまうのか。もっとも、去年の後半では宮澤がCBまでやっちゃうハメになったんだが…。こうした選手がいるといないのではやはり違うのだろう。使い勝手のいい、というのが褒め言葉になるかは微妙なところだけど、河合などとは違った意味で頼れる選手であるということを見せてくれたように思う。 そんな宮澤が意地のゴールを見せてくれたのがうれしかった。08年の初ゴールが今も印象に残っているが、宮澤はホントにシュートが巧い。河合と違って枠を外すイメージがない。オーバーヘッドもキッチリGKの位置を見て逆を取ろうとしてた変態ぶり。普通そこまでできねーぞ?福岡戦でも簡単にやっているように見えるがあのシュートもノートラップで枠を捉えるのは意外と難しい。意地のゴールも密集から冷静にコースを見切って狙っている当たりがニクいねぇ。 宮澤が決めたこともうれしいが、0-3ではなく1-3にしたことがうれしかった。0-3だろうが1-3だろうが負けであることに変わりはない。ただ、たとえその試合においては焼け石に水であったとしても、その1点が後々に意味を持つかもしれない。得失点差とかいうことではなくてね。ガンバとしても完封できなかったのはイヤなイメージが多少は残る…はず。去年はそんな意地すら見せることができなくなっていた。いや、意地はあったかもしれないけどそれを目に見える形で表すことができなかったと言うべきだろう。 サッカーに逆転満塁ホームランはない。ロスタイムから3点入れるなんて芸当ができるとは思わない。されたことはあるけどな!(泣)。選手の側も1点入れることで俯かずに前を向けるはずだし、観ている側だって負けを飲み込みやすくなるというもの。 ホームで3戦3敗ってのはぶっちゃけ恥ずかしい部類に入る。それでも、この1点はポジティブに受け止めたい。ゲームプランが狂い、後味の悪い失点でままならないことが多い中で選手たちはひとつの結果を出した。そこは良かったとちゃんと言わないといけないと思う。 アウェイで勝っているってことはホームの力が何か足りないってことなんだ。 クラブの力は選手の能力や資金を引っぱる経営能力だけじゃない。選手がそう主張したワケじゃないけど何かこう訴えるものがあるというか、心にチクリと“刺さる”1点だったっていうのは妄想入りすぎかな(苦笑)。ともあれ、ケガで離脱した松本や古田の穴をどう埋めるのかは監督の手腕にもかかってくるし、サブ組の奮起も求められる。ここからどう巻き返していくかを楽しみ半分、不安半分でこれからも見ていきたい。
posted by フラッ太 |17:30 | アフターインプレッション | コメント(2) | トラックバック(0)