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2013年03月12日

'13第1次弾丸ツアーレポート~VS栃木SC観戦記~

 3月10日、日曜日。

 札幌市内も雪が舞う中、試合開催の決定をギリギリまで引き延ばしていて不安になったが無事試合を行うことができた。「中止するなら早くしろよ!」と言うのは簡単だが野球の雨天順延とはワケが違う。主催者側にもおいそれと中止にはできない事情も多々あったことだろう。難しい決断を迫られたが、16時キックオフなら最終決定を下せるのは正午とみていたのでできうる限り試合開催にこぎつける準備をしていたのではないだろうか。
 ドームでは○たさん、mimicchi姐さん、オオドサさん、モリーママさん(こちらはご夫妻で)、ブラコン2号さんにお会いすることができた。オオドサさんは相変わらず濃いなあ(苦笑)。地元住民ですらドームに行こうか躊躇する悪天候の中駆けつけた栃木サポに対しての拍手。もちろん僕も拍手。こういう空気、いいよねぇ。もちろん試合が始まればそれは戦いでライバルになるんだからスイッチは切り替えなきゃいけないけど、ルール無用の殺し合いじゃあるまいし一定の仁義を切るってのは必要なこと。黙祷を捧げる間ドームに来られたことや試合ができることのありがたみを改めて思った。ある種厳粛な空気がホーム開幕戦というのとは別に緊張感を高めていた…というのはちとキザだが。

 試合全体の感想としてはフクアリとは対照的な試合といったところか。
 フクアリでは内容はまだまだで結果は最高だったけど、
 逆にドームでは内容はわりと良かったのに結果は最悪。

 試合の前半はとにかくテレがかつての中山元気ばりに前からしつこく追いかけることで栃木を窮屈にさせていた。これでゴールまで決めたらMOM決定だろうなとは思ったが、そうは問屋が卸さない。そういう選手はもともとコンサにゃ来ないし、いてもすぐ引き抜かれる。栃木に形らしい形を作らせずに優位な状態を作れていた。ゴール裏の方たちも後押ししてホームゲームらしい試合展開にはなっていた。押し気味の試合だったけど…というのがどう響くのかなといった具合。

 前半終了時に書いたメモには
○杉山、エアボールはやめて! ○カズゥ良し
○コミュニケーションミスはなくして
○基本ゆっくりつなぐ、近い選手に渡す 使い分けがまだまだ?
○前のプレス良し、後半もつか?
○栃木が狙うとすれば右サイド?(27,28の縦のライン)
○ソンジンも地味ながら効いている

 後半は栃木も4-4ブロックを敷いてきて「さて、コンサはどーやって攻略する?」という具合。今回はSS指定で見ていたけど、CKからヘディングがポストに嫌われたりもして「イヤな流れだね」「決めきれないのが何本も続くと…」という声がそこかしこからあった。で、失点となってしまったわけだけど、あの時だけエアポケットに入ったかのようにおかしくなってあれよあれよという間にゴールを奪われた。一瞬笛が吹かれるか躊躇したのがそのまま失点に繋がった。集中力の欠如と言えばそれまでだけどホントにあの時だけだったと思う。
 後半は徐々に真ん中にパスを通されてはいたものの、90分あの出来が維持できるようなら宮澤の出番はないなと思わせるくらいにカズゥは全体的に良かった。奈良は高さよりも強さで成長が窺えた。空中での競り合いでも肉弾戦で勝っていたし。プジョルに憧れていると言っていたが髪型含めまんまプジョルになりそうだ。

 リードされてからは財前監督の交代カードの切り方を妄想しながら観ることに。もともとDFは頭数が足りないし、河合とカズゥの関係も良かったので後ろの6人は代える必然性がない。よって、フクアリの試合を考えるとテレOUTで前俊INは普通にあるだろう、神田OUTヤスINも妥当だろうとは思っていた。リードされているのだから3枚目は素直に考えれば上原INだが、さて誰をOUTにするのかな?と。
 かなり守備で追いかけていたのでウッチーかなと踏んでいたが実際には古田。ウッチーの調子が良いということもあるのだろうが、財前監督にとってはそれだけウッチーが攻撃のキーパーソンであり、古田はそれだけのパフォーマンスがまだ出せていないってことなんだろうなあ。そういや純貴はベンチにも入っていなかった。大丈夫なのかよ…。
 上原はJ2であれば高さ勝負ではほぼ勝てる。松本が積極的に上原に合わせにいったのはいい判断だと思う。ただ、その後のセカンドボールが拾えないなど攻撃面ではまだまだチグハグな感じが否めない。残り10分になっても「まだ慌てる時間じゃない」とばかりに後ろで回すってのはたぶんそれしかできないってことではなく、じっくり穴を探すこと、穴を作ることを優先するためだったんだと思う。栃木もウノゼロOKでむやみにプレスに来なくなったし。

 タイムアップの笛が鳴った時僕は淡々と受け止めていた。誰にボヤくわけでもなく「あの時決めてれば…」と嘆くこともなく、ウノゼロ負けの結果を素直に納得した。まあそうなるよね、といった感じで。だから悲観も楽観もしていない。自分たちの時間帯はフクアリに比べれば格段に多く作れていたし、やっていることへの手応えはしっかりつかんだことだろう。
 ただ、結果はワンミスでのウノゼロ負け。そこはたまたまとか運が悪かったで済ませるのではなくシビアに受け止めなきゃいけない。今節はおおむねJ2は接戦で順当勝ちしたのはガンバや神戸など自動昇格を狙えるクラブくらい。栃木戦にしてもどっちに転ぶかわからないゲームだったし、決めきれないことでそうさせてしまった面はある。選手たちが歩いてきたときに「今日はウチらの時間帯の方が多かった。細かいところを積み上げて次頑張ろう!」と声をかけた。内容的には下を向く必要はない、自信を持って欲しかった。

 今年の財前コンサはたぶんどことやってもどっちに転ぶかなっていう試合になると思う。ただ、本気で昇格するつもりならホームで優勢だった試合は確実に勝たなきゃダメだし、こういう試合を取れるチームが昇格するもの。石崎コンサにしたって1年目は接戦を落としたけど3年目は取れた。だからJ1に上がれたんだし。特に攻撃においては今すぐには形作るのは難しそうだから我慢の時期は必要だろう。ただ、いつまで我慢ができるのか、我慢を許していいのかというのを考えておく必要はあると思う。
 ドームから外に出ると雪は止んでいた。ドームに入るときは吹雪で視界不良。出たときは風の冷たさこそ変わらなかったけどしっかり前を向いて歩けたし視界も良好。財前コンサが視界良好になるのはいつなのかな。なるべく早い時期に来てほしいね。

 試合をするには多くの方たちのサポートがある。

 ヤスの言葉を噛みしめながらCVSの方たちや警察の誘導などを横目に
 試合を観られたことに感謝しつつ大通へと向かう僕なのであった。

posted by フラッ太 |00:00 | 旅行記 | コメント(4) | トラックバック(0)

2013年03月11日

【弾丸ツアー・最終日】無事帰宅。

 20分遅れで到着。無事帰宅しました。ちょっと酔ってます(汗)。
 観戦記などは明日以降ぼちぼち書いていきます。

 ひと寝入りして仕事です。やっぱ土曜開催のJ1がいいよねぇ…。

posted by フラッ太 |11:35 | 旅行記 | コメント(3) | トラックバック(0)

2013年03月10日

【弾丸ツアー・3日目】(いろんな意味で)勝つぞ!

 くっそー、慣れないキーボードのせいでうっかりエントリー消しちまった・・・(怒)

 現在、札幌中心部のネットカフェに潜伏中。
 オフィシャルではギリギリまで試合開催の判断を待っているようで。

 16時キックオフなのが却って主催者側の判断を難しくしているのかなあ?
 これが14時キックオフなら昨日の時点でスパッと中止の決定を下していてもおかしくはないし。
 家に帰るまでが遠足じゃないけど、そうした面からの安全面にも配慮する必要はあるわけで・・・。

 中止になったらその時はその時。ともあれ、今日は勝つ!

posted by フラッ太 |11:34 | 旅行記 | コメント(0) | トラックバック(0)

2013年03月09日

【弾丸ツアー・2日目】迷ったけど・・・

 おはようございます。

 一転して今日は荒れ気味のお天気。迷ったけど練習見学はキャンセルすることに。
 肝心の試合を見る前に風邪ひいたんじゃ本末転倒だし・・・。

 明日は地下鉄で移動しようと思ったけどシャトルバスのほうが安全かな。
 ドームまでの道すがら情緒を味わう余裕はなさそうだし、
 待機列で吹きっさらしになってる間に体が冷えそうだし・・・。

 今日は中心部をのたくっておとなしくしておきます。今日は買い物三昧だ!

posted by フラッ太 |07:17 | 旅行記 | コメント(0) | トラックバック(0)

2013年03月08日

【弾丸ツアー・初日】動き回りました。

 えー、いろいろと動き回ってただいまホテルに到着。

 のっけから「何やってんすか!」的なこともあったけど、うまい具合に雪を避けることができた。明日は10時からドームで練習。見学は可能と公式HPにあったけど天気がなあ・・・。

 まあ、今日は旅の疲れを癒やすとしましょうか。

posted by フラッ太 |18:09 | 旅行記 | コメント(0) | トラックバック(0)

2013年03月06日

予定変更!行きも帰りも弾丸だ!

 さて、今週末はホーム開幕戦である栃木戦だ。
 去年に続いての参戦。さらにはフクアリでの劇的勝利でワクワク感が倍増。

 当初は土曜日出発、日曜の試合観戦、月曜の朝イチで帰るというプランを立てていた。が、参戦以外にも職場におみやげを買ったりだとかフラ母に山○爺買ってきてくれとか頼まれたりといろいろとやることがあって、移動に4時間かかることもあり時間的余裕がないよなあと思いはじめたんである。できることなら練習見学も組み込みたいし。

 方向オンチの日本代表で、札幌の碁盤の目で迷子になることに定評のあるオレ。
 実質半日しかない自由時間でテキパキとミッションをクリアすることなどできるのだろうか?
 今まで何のアクシデントもなく無事ツアーを終えたことがあっただろうか?
 …ムリでしょ、という結論に達した。誰だ、そこで「ですよねー」なんてツッコミ入れたのはっ!

 幸い、シフト変更に伴って金曜日はもともと休み。明日は深夜勤で朝まで仕事してその足で朝イチの特急に飛び乗り、列車の中で寝て移動という由緒正しき(?)弾丸ツアーに変更することにした。金曜日の半日と土曜日の丸々一日あればミッションはこなせるだろうし、美味しいスープカレーを食い荒ら…もとい、食べ歩いたり、美味しい珈琲豆の一気買いなどグルメやお買い物にも余裕が出るだろう。

 普段オフラインで会うことがないので、単に試合を見るだけに留まらない、
 お買い物や待ち受ける様々な人たちとの出会いも弾丸ツアーの大きな楽しみなんである。

 JRで切符の変更をしようとしたら既に指定席が満席だとか、土曜日の練習が宮の沢ではなくドームとか早くも暗雲が立ちこめているのはそこはかとなく気になるところではあるが、受験シーズンにもかかわらず宿代も抑えることができたし大丈夫だろう。差し当たっては、金曜日の午後は…やはり宮の沢詣でかな。

 さて、食べログのチェックと荷造り急がないとなあ。
 あ、明日はスカパーのアンテナ工事だっけ。書類も出さないと。急に忙しくなってきたな…。

posted by フラッ太 |20:35 | コンサについて | コメント(0) | トラックバック(0)

2013年03月04日

'13 第1節VSジェフ千葉アフターインプレッション。~結果最高、内容まだまだ~

>あれ?アウェイなのにサブ7人いるじゃん…

 久しぶりだなあ、アフターインプレッション。
 既に試合の感想はいくらか出てきているので今回は僕の視点で感じたことを簡単に。

 ジェフ戦に勝てたのはひとえに「ジェフが強かったから」ではないかと。別に禅問答でもないし、ましてやジェフをからかう意図など全くない。個人の能力からすればジェフの選手のほうが間違いなく高い。ジャイールはマジ怖かった。「え、そこからパスなの!?」なんてシーンもあったし、高橋峻希は速かった。兵働も効いていた。10回に1回とまでは言わないまでも5回に1回勝てるかどうかって感じだったのが、その1回目がいきなりやってきた。相手が格上ということで全員が高い集中力を維持できたのが大きかったということだと思う。

 まだスカパーの契約前なので左下が隠れたまんまだったけど、櫛引は体を張って頑張っていた…と思う。神田はふてぶてしさと若さが同居した感じで、もっと観たい反面あの場面での交代は妥当かな、と。サブにDFがいないんだから自然とカードの切り方は限定されるしね。簡単にボールを外に出さないのは好感が持てた。攻撃に関してはいいイメージを持ったままで下がったと思うので石崎コンサ時代の三上のような起用法がしばらくは続くのかも。松本は目いっぱいやっていたかな。あれ以上を望むのは酷。
 全体的な感想としては「思ったよりもやれていた」ということ。とりあえずテレに当てて…というのはそんなになかったし、しっかりつなごうという意図は感じた。前半やや押し気味で行けたのも“ガス欠”を招かずに済んだ遠因ではなかろうか。

 石崎コンサと財前コンサではやることはそれほど変わってはいないというのが個人的な認識だが、じゃあ財前コンサはどうして勝てたのかというと自分たちの時間帯を作ることができたからではないかと。去年はボールを持たれた時間帯が長くなり、守備は運動量or局地戦での多人数でカバーせざるを得なかった。スイッチを入れる縦パスを網にかけることができたのはこっちの読みが上回ったのか、それともジェフの仕上がり具合がイマイチだったのか…。
 相手のペースで走らされるのは体力的にもつらいが、精神面でもジリジリとダメージをもらって最後の1歩が出ないなんてことも起こりうる。せっかく守備ブロックを作ってもボールサイドに絞った後で逆サイドに振られたときに対応しきれない…なんてのがけっこうあったが、昨日の試合は何とか保たせることができた。財前コンサは極端に絞ることもそれほどなかったのかなとも思うけど…。

 ただ、前半40分の河合の罰金モノのポカはいただけない。
 あれで与えたFKでやられていたら間違いなく戦犯確定。猛省してほしい。

 んで、後半からはボランチ、特にカズゥと兵働を比べながら観ていたが、兵働と比べるとどうしてもカズゥは物足りなく思えてしまう。兵働と比較したらアカンよっていうツッコミはナシで。スライディングタックルで防ぎに行った場面は宮澤だったらああした体を張ったプレーはできないだろうなと思いつつ、いや待て、そうならないポジショニングはあらかじめできていたんじゃないか?とも思ったり、兵働は自分で持って上がることをやってたけどカズゥはなあ…なんて思ったり。河合も後半は足が止まりつつあったのを読みでカバーしていたりで、効いてはいたけど夏場は大丈夫なのか?なんて思ったり。去年も河合は振り切られてけっこうカードもらってたし…。

 現状ではこれがベターと財前監督は踏んでいるんだろうけど、
 ぶっちゃけボランチコンビが物足りない。宮澤もだが、ゴメスの入る余地もあるように思う。

 後ろはメンツが足りない以上これで行くとして、気になったのが杉山。ホスンも多い印象はあったけどフィードがサイドを割るのはイメージが良くない。GKも攻撃の起点になるなら要改善。CKの後のスローイングはそこそこ良かったので余計にアラが目立つような…。
 ジェフの拙攻にも助けられた感はあったものの、高い集中を維持して耐えた後に決めるべき人が決めて勝利にまで持っていったのはデカい。10年の福岡が札幌ドームでの3-0勝ちで一気に波に乗ったが、それを思い起こさせる劇的なもの。ただ、結果は最高だったけど内容はまだまだ。ジェフの選手個々の能力は高いしブラッシュアップしてきたらかなり怖い。そのブラッシュアップを監督の取っ替え引っ替えで怠ったツケが4年目のJ2生活なワケだが…。

 結果を出したし、優・良・可の中では可としておくのがちょうどいいんじゃないかと。
 でも、次節のホーム開幕戦が俄然楽しみになってきた。あーワクワクするっ!

posted by フラッ太 |10:00 | アフターインプレッション | コメント(5) | トラックバック(0)

2013年03月03日

俺たちのフクアリ。

 午前中は雪かきで丸々つぶれた。ひとっ風呂浴びて開幕戦をオンタイムで視聴。
 今日は堂々と言わせてもらおう。俺たちのフクアリ!だと。

 力関係から言えば後半頭くらいが妥当だったんではないか。ジャイール怖かったよ…。
 でも、ワンチャンスを生かし切ってウッチーのゴールでウノゼロ勝利。
 本家赤黒クラブのような勝ち方ではないかっ!

 細かいミスはあったがひとまずは後回し。
 引き分けやむなしな状況だったのを勝ちに持っていったのはホントに大きい。
 起点にもなっていたし、MOMはウッチーで決まりでしょう。

 そして、フクアリに駆けつけたサポーターの方々に感謝!
 スカパーでも声が轟いていましたよ!勝ち点3は最高のおみやげです!

 関東圏に集うサポの方々がいい流れを持ってきてくれた。今度は僕たちの番でしょう。
 これから仕事なので勝利の美酒であるクラシックは夜にお預けだが
 雪かきでやられた腰の痛みもなんのその。意気揚々と仕事行ってくる!

posted by フラッ太 |15:00 | 試合後の印象 | コメント(7) | トラックバック(0)

2013年03月02日

いよいよ、なんだね。

>そうか、イチ○シ!での神田推しは営業トークも兼ねてだったのか…

 開幕前の雑感をいろいろと。引退した選手がコーチに加わる。日本のプロ野球においては「就職口の斡旋だろ?」みたいな感じであまり肯定的にとらえてはいなかった。でも、芳賀がコンサにアドバイザリースタッフとしてコンサに力を貸してくれることが決まったときにはそんな気持ちは抱かなかった。それどころか、ありがたいといった感謝の気持ちばかりが湧いてきた。

 それはどうしてなのだろう?

 辿り着いた結論は自分たちのクラブだから。
 能動的に関わることがクラブの力になるとわかっているから。

 今のスポーツマスコミは野球中心に回っているのが現実。シーズンが始まれば毎日のように試合があるし、ファイターズに限らず野球のニュースは放っておいても流れてくる。シーズンオフでも年俸がいくらだ、自主トレだ、キャンプだと野球の話題が途切れることはない。折しもJの開幕と野球のWBCの試合がぶつかって明日のスポーツ紙の1面はそっち一色になるのが確定的に明らかだしね。だから秋春制に移行すればマスコミが取り上げてくれるなんてのはありえない、絵空事だと断言してもいい。
 だから応援するしないにかかわらずファイターズのことは知られるようになるし、ファンがアピールをしなくても認知度は上がる。もちろん、勝つことや積極的にファンサービスをすることで移転してきたチームでも地元の球団として認められるようになったこともまた確かなことだけど。

 だけど、コンサドーレはそうじゃない。

 一時期北海道全体を覆った熱はとっくに冷めて、今や地元のチームという看板はファイターズに奪われた。「まだ応援してんの?」なんて揶揄されたりもする。ヘタするとコンサドーレの存在がなかったことにされそうになるくらいにコンサドーレのステイタスは低い。

 それでも応援する理由は何だろう?

 それは「オレたちがいなきゃダメなんだ!」という気持ちがあるからじゃないかと。何もしなくてもテレビや新聞が伝えてくれる、試合を放送してくれる、お金のことを気にしなくても済む、チームがあるのがあたり前…。それとは真逆な位置にコンサはある。
 試合を観ることひとつとってもファイターズはTVをつければオープン戦ですら寝っ転がっていても見られる、受け身で享受できる、地方球場でもホームゲームができるのに対して、コンサは札幌に行かなければ観ることができないし、基本的にはスカパーなどの有料放送に加入しなければならない。

 タダでは手に入らない現実。

 それが応援する側には常識となって自然とクラブに真摯に向き合うことになるのかな、と。負け続けていれば文句のひとつも言いたくなるのが人情だし、愛想も尽かしたくなる。去年がまさにそうだった。身銭切ってるのに何にも“果実”が得られないんじゃやってられないなんて話にもなる。

 でも、果実はすぐには手に入らないということも僕たちにはわかっている。

 ヤンツーの頃から少しずつ育成に力を入れてやっとユースは日本一の称号を手にした。ユースからトップに昇格させる道筋もつけた。クラブを応援する理由が「弱いから」という誇りにしていいのか悪いのかわかんなくなるものもあるけど(苦笑)、それは裏を返せば他の人に頼れない、できることがあれば何かやろうということなのかなとも思ったり。
 毎日のように試合がある日常とは違って、週末に試合で一喜一憂して試合の結果でやる気スイッチが入ったり日がな引きずって過ごすというのがJに関わる人たち全ての日常。そんな日々が始まるんだなとちょいとおセンチな気分に浸ってみる。3月はF1の開幕でもあるし、僕的には開幕は3月という認識でいる。

 若干遅刻気味だけど今年はスカパーも契約(視聴は3節あたりからかな?)。ノノさんがさっそく社長として営業活動に勤しんでもいるし、サポーターからパートナーへというにもグッときた。真の意味での地元のチームを目指す。北海道から世界へ、というのはありきたりに映るし途方もないように思えるけど不可能な話ではない。崖から突き落とされても再び挑戦する。

 いよいよ、なんだね。

 
 
 
 

posted by フラッ太 |11:45 | ちょっとカタい話 | コメント(3) | トラックバック(0)

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