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2012年11月07日

2,3点目がなあ…。

 アウェイ広島戦は0-3の負け。

 1点目は佐藤寿人の個人技。
 櫛引ももうちょい厳しくついてほしかったがPA内だったので仕方ないってのもあるのかな?

 2点目は青山のスルーパスも確かに良かったが、河合が振りきられてしまったのがなあ…。
 そういうシチュエーションにしないための守備戦術だったはずなのに。
 このへん、しっかり広島側もこっちの弱点を突いてきているなと思わされた。

 3点目は「大島何やってんだ!」と思わず叫んだ。守備でも役に立てないんじゃ交代の意味がない。

 守備に回る時間帯が長くなる、それは仕方ないんだけど
 出すだけ、クリアするだけのボールが多いのは見ていてしんどい。

 5バックにして守備をするのは同じでも差は歴然。
 広島はワンタッチでどんどん入れたり崩せるけどコンサは外からしか仕掛けられない。
 岡本がドリブルで突っかけることくらいしかチャンスにつながらない。

 戦力差を考えれば苦戦は覚悟してたし、0-2になったらほぼゲームオーバーかなとは思っていた。それでも選手たちは集中を切らさずに懸命にプレーしていた。だからエアポケットに入ったかのような3点目がどうにも許せなかったりする。同じ負けでもこういう失点はしてはいけない。やる方はともかく、観るほうの気持ちが折れる。

 何だか淡々と時間が過ぎていったような感じの試合。淡泊と言うより薄味な試合。
 櫛引がイエローもらって次節も出場停止。試合になるのか早くも不安だ。

posted by フラッ太 |20:52 | 試合後の印象 | コメント(4) | トラックバック(0)

2012年11月06日

3+2ディフェンスはトレンドとなるか?

>古田の表紙見てるとブッチ切りで降格したチームとは思えんな…

 さて、水曜日はアウェイ広島戦。
 広島は浦和と同様に3-4-2-1が基本フォーメーションで、広島と浦和はいわば本家と分家。
 広島から浦和へ監督が移ったのだから当然と言えば当然なのだが、一応浦和戦の延長線上で考える。

 浦和戦で石崎コンサは3バックをベースにして、守備時にはWBをマンマーク気味につけることで5バックのように対応した。3+2ディフェンスというのはすっかりNFLにかぶれて、アメフトの4-3or3-4ディフェンスっぽく書いたもの。このへんはいかにも戦術厨だなあ。最初から5バックで臨むつもりではないというのを書くためにえらい遠回りしてるよ(汗)。柏戦@ビッグアーチの試合を流し見したが、広島も守備時にはWBが引いて守ってガッチリ壁を作る隊形を取るので、守備時には両チームとも似たような戦い方と言えそうだ。

 さて、3+2ディフェンスで穴を開けない、人を捕まえるという作戦は浦和戦と同じ。ただ、浦和が個人能力の差から基本的には1on1でゴリ押ししてくれたのに対して、広島は1トップと2シャドーの連携で崩してくるので、守備は格段に難易度が上がる。誰が誰についていって空いたスペースを誰が埋めるのかという約束事がしっかりできていないとあっさりやられる可能性が高い。浦和戦の延長線上で考えると危ないのはこのあたりとみる。

 インテルの長友がわかりやすいお手本だけど、3+2ディフェンスのWBは攻守において“そこにいる”ことが前提だから実質的に一人二役で、とにかくスタミナが要求される。コンサにそこまで求めるのは酷な話なので結局5バックの時間帯が増えそう。
 真希が攻守のつなぎ役としてどこまで顔を出せるか。広島は高さのあるチームというイメージがあまりないので、高さは捨てて速さか動ける根性でカバーする方が良さそう。どっちみち守備で消耗させられるんだから中盤にもフォローさせて0トップでもいいやと開き直ってみるとか(苦笑)。

 あ、すっかり話が脱線した。

 3+2ディフェンスはスタミナが求められるネックがあるものの、ポジションチェンジをしなくていいぶん守備構築がやりやすい。浦和は守備時には阿部勇樹が最終ラインに入るちょっとヒネったやり方だが、それが可能になるのは彼の能力の高さもさることながら、能力の高い選手を引っぱれるクラブだからというのも大きい。

 高いパーツや複雑なシステムよりも安いパーツでシンプルな構造。

 M-16vsAK47といった様相だが(←ゴルゴ13の読みすぎだ)、弱者が持つ気合と根性で4-2-3-1全盛時代に新風を吹き込めるかという大げさな気持ちと「技術より運動量だ!」というある意味J2仕様の戦いで広島戦に臨みたい。

posted by フラッ太 |00:00 | スチャラカプレビュー | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年11月02日

( )をつけてみる。

 さて、すっかり幸村殿のブログに入り浸ってしまっているが、
 その幸村殿がFC東京戦の総括で興味深い記述をしていた。

 「3-4-3と3-6-1は同じではない。」(→こちら)

 主に3つの違いを挙げているが、一番わかりやすいのは(1)であろうと思う。
 どこに重きを置くかはどこに人数を多く割くかということにつながる。

 Jリーグでは最近は4-2-3-1がわりと主流派のように思う(あくまで主観だが)。弾丸ツアー中に立ち読みした杉山本だと思ったが、同じ4-2-3-1でも( )をつけることでそのチームの戦術が見えてくるというのを見たように思う。
 確かに(4-2)-3-1と4-(2-3)-1ではどこを重視しているかが違ってくる。選手の役割にも違いが出てくる。そこには監督の指向や好みが現れているってことなんだろう。4-3-1-2や3-4-2-1などとフォーメーションの記述が増えているのもより精緻なとらえ方をしようとしているんじゃなかろうか。

 ( )のつけ方は90分同じ場所でくくれるとは限らない。ボールを追いかけるのも大事だけど、そこだけを見ちゃうと全体が掴めない。かといってピッチ全体を見ながらってのも簡単にはできない。なので大まかに(  )でくくって試合を観るというのもひとつの方法だと思う。

 ……とカッコつけて締める。

posted by フラッ太 |11:15 | 戦術厨の戯言 | コメント(2) | トラックバック(0)

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