スポンサーリンク

2020年03月19日

今季の“降格なし”に思う。

>生きてまっせ!

 さて、コロナウイルスでJリーグ含めいろいろ先が見えない中で重要な話が出てきた。

〇Jリーグ、今季は「昇格あり」「降格なし」に変更へ…来季はJ1・20チームで4チーム降格に

 記事でも触れているが、リーグとしての最大の懸念は
 「どこであれ、降格したクラブが潰れかねないということだと思う。

 日程面では多少強引にでも押し込んで形にすることはできると思うし、するだろう。ただ、今の状況下ではリーグもクラブも儲ける、稼ぐ、パイを大きくするというのはなかなか考えにくい。例えばタイトルを獲れたとしても選手の年俸を大幅アップ…というのはあまり想像できず、選手側もある程度“泣いてもらう”なんてこともあり得ない話ではない。まずはクラブが存続することが第一。

 どこぞのしみったれな総理大臣とは違ってJリーグ側は前倒しで資金を出すことを既に決めている。普段だったら降格したクラブに救済金を出すことはそう難しくないが、今の状況では降格クラブにまで手を差し伸べる余裕がない。それ以上に降格したら選手が移籍でいなくなる、スポンサーが撤退するというダメージが普段の2倍3倍で(もっとか?)襲い掛かってクラブとして立ちいかなくなる。

 なので、リーグとしては降格なしのセーフティネットを作ることで
 クラブ側に時間的猶予を与えるという判断に傾いたんだと思う。

 経営基盤を強化する、財務体質を整えるといった経営面や、超過密日程&降格がないぶん選手起用で思い切ったターンオーバーができるなどクラブが考えることは多い。特にJ2クラブでは昇格に向けて1年で目指すのか、恐らく来季は4枠になるであろう昇格枠に向けて力を蓄えるのか、そもそもそれができるのか?と頭を悩ませるだろう。レンタル移籍も簡単に貸してくれなくなるのをどうやって手を回す?とかあるだろうし。

 今年は降格なしで救済しますよ、その代わり来季は問答無用で落としますよ。

 落としどころとしてはギリギリであり、妥当だと思う。シーズンの75%を消化できない場合には“チャラ”と最低限の公正さや興行としての楽しみも担保してるし。願わくはラグビーのプロップやフッカーを半ば“専門職”として選手交代を緩くしている(交代後に再出場可能)ように、GKは3人の選手交代枠から除外して別枠扱いにしてほしいが。日本人GKの出場機会も多少は増える…といいなあ。

posted by フラッ太 |17:15 | ちょっとカタい話 | コメント(0) | トラックバック(0)