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2020年02月11日

開幕直前!壮大なる数字遊び①~遥かなるACLへの道・前編~

>NFLにカブれると数字で語りたくなるんだろうな…

 さて、わざわざ壮大なると前フリをした以上、史上最大級に暑苦しい(苦笑)。ACL出場権を得られる3位へのハードルはそれでなくとも高いわけだが、数字を拾うことでどれくらい厳しいのかがある程度客観視できるだろうと2012年以降の数字で遊んでみる次第。

 3位以内に入るには勝ち点60以上が必要

 これは絶対と思っていい。2012年以降3位の勝ち点で少ないのは12年の浦和が勝ち点55、18年の鹿島が勝ち点56、16年の鹿島が勝ち点59と全くないわけではないがやはり勝ち点60以上はマストと言っていい。加えて前半戦終了時に3位以内をキープしていることも求められる。逆転で2チームが入ったのは14年のみで、あとは入っても1チーム。逆転で滑り込むとしてもせいぜい勝ち点4差くらいに留めないと厳しい。鹿島が勝ち点10差から滑り込んだケースはあるが例外とすべきだろう。
 勝ち点60以上となると単純計算で15勝15分けが必要だが、15勝ではまず3位以内には入れない。少ない順だと12年の仙台と浦和が15勝で(仙台勝ち点57、浦和55)、18年の鹿島が16勝で3位(勝ち点56)だが、あとは2012年以降では18勝以上挙げているのでこれが明確なボーダーラインと言えそう。20勝の大台はほぼ優勝ラインとなるがこれを目指すつもりでいてほしい。

 となると、ホームとアウェイでざっくり勝ち点30ずつが必要となるわけだが、過去ホームで勝ち点30を下回ってACL出場権を得たのは18年の広島しかない(ホーム27・アウェイ30の勝ち点57で2位)したがって、ホームで勝ち点30はあくまで通過点で勝ち点35をノルマとしなければならない。自ずとホームで10勝以上は当たり前という結論も出てくる。ホーム10勝を下回ったケースは18年の広島(8勝3分け)、鹿島(9勝5分け)しかないというのも付け加えておく。
 今年のミシャコンサは少数精鋭、スタートダッシュをどれだけかけられるかカギ。というわけで、ACL出場権を得たチームの開幕5試合の成績はというと最高が13年Fマリノスの勝ち点15(5連勝)、最低が14年ガンバの勝ち点5(1勝2分け2敗)。最低は意外だったが(14年ガンバは3冠達成)、ざっくりとした目標としては

 開幕5試合で勝ち点10、悪くても2勝2分け

 先行逃げ切りが基本で捲ってACLというのがあまりない、勝ち点60が必須、勝ち点60/34試合≒1.764だから5試合で8.82。至極当たり前と言えばその通りだが、なかなかにアブラっこい対戦相手が続くのでけっこうハード。とはいえ、過去の3強の直接対決でダブルを食らったのは13年広島(VSFマリノス)と18年鹿島(VS川崎)だけ1つも勝てていないケースは18年の鹿島(1分け3敗)のみ。前述の通り18年鹿島は勝ち点56止まり。よって、上位チーム相手でも五分に戦えないようではダメということ。「オルンガがおるんか!」とか泣き言を言ってる場合じゃないんである。

 ちなみに2012年以降の3位以上の延べ24チームのホーム開幕戦の成績は13勝6分け5敗。
 やはりホーム開幕戦はただの34分の1の試合ではないということが言えそうだ。よって

 ホーム開幕戦は必ず勝つべし 

 後編では得点と失点から見えてくるものをざっくり考察してみようと思う。

posted by フラッ太 |11:55 | 戦術厨の戯言 | コメント(0) | トラックバック(0)