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2019年09月26日

城後と宮澤、千葉と福岡。

 浦和サポの今の心境とかけて環境大臣ととく。そのココロは…
 「あのザマで信じろ(進次郎)ってのは無理あるやろ!」

 …とローブローなツカミを1つ入れたところで(←ローブローは反則やろ!)。

 確か、先日のB型会で話した気がするけど、拠り所になる存在ってクラブに必要だと思う。欧州のメガクラブでは選手が傭兵化し巨額マネーが飛び交うようになった。これからを担ってもらおうと思っている選手も今や海外クラブに目をつけられ鹿島ですら放出せざるを得なくなっているのでクラブの生え抜き、いわゆるバンディエラという存在が絶滅危惧種になりつつあるけど、そんな環境にあってもクラブの象徴と言える選手は存在する。

 コンサでいえば昔はソダンで今は宮澤だが、コンサ以外で忘れてはならない選手がいる。
 それはアビスパ福岡の城後寿。

 契約更新が発表されるとツイッター上でじょうごぉぉぉぉぉと叫ぶのがお約束で冬の風物詩。紛れもなく城後はミスターアビスパ。J1に昇格したときも経営危機が表面化したときも城後は福岡に在籍し続けた。去年の非公式トレイラーがまたカッコいいんだよなあ…。城後に少なからずアビサポは勇気づけられたと思う。
 アビサポにとってはなくてはならない存在。#10を文字通り“背負っている”こともさることながら、どことなく宮澤と似た感じがあってすごく親近感のある選手。今の福岡は前監督のベッキアに家庭の事情を盾にトンズラぶっこかれて少数精鋭主義の尻拭いの真っ最中。ひと息つけたもののJ3降格の危機を感じながら苦闘している。

 で、どうして千葉の名前を出したかと言うとジェフには城後のようなサポの拠り所と言える選手がいないから。ジェフの内情はわからないけど、巻が去り、谷澤もいなくなり、井出はガンバにぶっこ抜かれた。長くいるイメージだとGKの岡本だが愛媛にレンタル移籍中だしなあ…。井出が抜かれるのはカテゴリー違いの悲しさとしてまだ理解できるが、町田也真人が松本に移籍するのを知った時「ウソだろ!?」とマジで信じられなかった。「こんなのJ1でやりたい以外に理由ないじゃん!#10だぞ?ジェフは何してんの…」とショックを受けた。何も知らんくせに!とか怒られそうだけど、町田の移籍はジェフサポにとっては“つうこんのいちげき”以上に心を折られる事態だったと察する。

 資金力でいえば明らかに千葉が上でプレーオフにも何度か進出したのにそれでもJ1昇格できずにいる。最近では昇格どころか下を気にしながら戦わざるを得ないほどに苦しんでいる。何を燻っておるのかと思っている人はオレだけじゃあるまい。クラブを応援する、サポートする気持ちはあってもその拠り所となる存在があるかないかってのは想像以上にクラブのパワーに大きく影響するように思う。コア(核)や軸があるかないかと言い換えることもできるけど、共にあると思える存在があるかないかというのがより正確かな。とりわけバンディエラはわかりやすいアイコンになるわけだし。

 で、浦和である。

 拠り所と言える選手はちょっと前なら阿部勇樹、今なら興梠慎三だろう。よそから来たというのはここではひとまず置く。特に今年は興梠以外の攻撃陣が壊滅的で文字通りの孤軍奮闘。それでいて補強が…ってのは大きなお世話か。ホントに浦和のために長い間身を粉にして頑張っているが今年は出場過多で壊れる寸前。昨日のお休みは致し方なし。
 去年ショートリリーフで立て直した大槻組長も拠り所と言えるが、昨日の天皇杯敗退で雲行きが怪しくなりそう。再び火中の栗を拾う事態になったとはいえ結果責任を真っ先に問われる立場である以上ここまで勝てないと浦和サポが怒るのも否定はできない。でも、バス囲みはアカンでしょ。このまま手をこまねいていたら…という危機感や焦りはあるものの、それが裏返っちゃって可愛さ余って憎さ百倍、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い状態に陥っている。

 過去のいきさつはあるにせよ、城後と宮澤のバンディエラ対決をぜひともJ1で観たい。
 そのためにはまずコンサが踏ん張り続けなきゃ始まらんのだけどね。
 …それにしても、HondaJetで行こうACLって断幕はシャレが効いてるねぇ。

posted by フラッ太 |19:45 | Another J | コメント(2) | トラックバック(0)

2019年09月26日

大分、名古屋、浦和。

>浦和サポが自虐ネタに走るって相当重症だよな…。組長、ケジメ取らされるんかな?

 さて、件の3クラブのイメージはこんな感じ。

~大分~
〇資金力:ダントツに低い(J2の中上位レベル?)
〇選手の能力:J2オールスターズと言われている、低くはないけどJ1だと高くもない
〇戦術と選手の相性:片野坂体制でブレなし。戦術の浸透度も高い

 藤本を札束ビンタでかっさらわれたが今シーズンの残留は堅い。でも来季は大変そう。

~名古屋~
〇資金力:異次元の神戸を除けばJ1でほぼトップクラス
〇選手の能力:外国人選手は反則レベル、日本人選手も基本的に高い
〇戦術と選手の相性:監督が好まない選手はさっさと出しているのでそこそこ合っている?

 連敗続きでも風間体制で乗り切ると思いきやフィッカデンティに。再構築が間に合うか?

~浦和~
〇資金力:親会社がなくてもJ1で上位
〇選手の能力:外国人選手はあんまり、日本人選手は能力の高い選手が多いが高齢化が顕著
〇戦術と選手の相性:何がやりたいのか見えてこないので合っているかどうか不明

 天皇杯ではHonda FCに苦杯。大槻組長になってから上向くどころかジリ貧モードに。
 そして杉本はサポから厄病神扱い…。タイトルを獲りに来たと言っておいてPK外しちゃあねぇ…。

 資金力が成績に比例する、選手の人件費(年俸)≒選手の能力という前提に立てば
 大分は残留争い、名古屋や浦和は優勝争いということになるはず。

 この3クラブを見ていると合う合わないってあるんだなあ、と。監督が戦術を浸透させる能力選手自身の能力や適応能力によってチームの形や強さはいくらでも変わってしまうと思わされる。ベタな喩えだけど、料理人の腕が良いと高級食材じゃなくてもきちんとした料理を作れるということか。

 J1では資金力のあるクラブばかりだから腕の良いシェフも高級素材も確保しようと思えばできる。両方を確保しようとするとかなり大変だが力技で両方ともゲットしたのが神戸って感じかな。回り道したけどこれからの神戸はかなり怖そうだし…。いや、名古屋だって浦和だって両方揃えていることにはなるんだけどマッチングにあまり時間がかからずに済みそうな感じがするという意味で。

 危機感を持たずにロクに補強に動かなかった(というよりはプレーオフ回りで補強が大幅に出遅れた)磐田があの惨状になるのは「まあ、そうなるよね…」と他人事で見ていられる。確保する、補強するのは当然として問題なのはどう確保するか?ってことなのかなあ、と。そう考えると現状で今一番上手く行っているのはマリノスってことになるのかな、と。シティグループに入ってノウハウやネットワークを存分に駆使してエゲツないブッコ抜き…もとい、補強もしているし。
 そうしたノウハウやネットワークを自前でとなると大変な話で、実際にできているのは鹿島くらい。だからこそ安部や鈴木優磨をブッコ抜かれても強さを維持できているわけだし…。もっとも、鹿島には欧州からの引き抜きというさらにレベルの高い悩みや課題があるわけだが。

 監督と選手がガッチリかみ合ってここまでは順調だったけど…というのが大分。
 監督と選手が合わずに結果としてどっちもダメになっている浦和。
 監督のリクエストに応えて補強したけど結果が出ずに監督交代で方針転換した名古屋。

 今ピンチに陥っている名古屋と浦和はどちらも開幕時には危機感を持っていたはず。浦和が落ちてきたのは納得が行くんだけど名古屋が監督交代にまで踏み切ったのがちょっと意外。損切りしたのか我慢しきれなかったのか、それとも嫌気が差したのか…。

posted by フラッ太 |00:00 | Another J | コメント(2) | トラックバック(0)