スポンサーリンク

2019年09月24日

地獄のJ2。

>数字揃えるのクソ面倒臭い…

 地獄、魔境、沼、はたまた魂が磨かれる場所という声もある観るぶんには一番楽しい(@まさひろさん)J2リーグ。いいだけ昇降格を繰り返し、ようやくJ1の3年生に進級したコンサだからこそ「もう二度とJ2には落ちたくねぇ!」と残留が確定するまではいくら勝ち点を稼ごうが不安がよぎるのが悲しきサガ。

 で、33節を終えて最後の直線に入ったJ2リーグがえらいことになっている。

1位  柏  勝ち点66 得点53 失点26 得失点差27
2位 山 形     58       44        27            17
3位 横浜FC      57       53        33            20
4位 水 戸        57       43        24            19
5位 大 宮        57       44        30            14
6位 京 都        55       47        36            11

 首位の柏は頭一つ以上抜けて昇格は堅そう&優勝して当然な感があるが、自動昇格の2位となるもう1つの枠が混戦どころじゃないサンシャイン池崎…もとい、空前絶後の大激戦状態。2位と3位の勝ち点差わずかに1、3位から5位まで勝ち点が同じで得失点差も競っている。これだけでもえらいことなんだが、9位徳島が岡山と勝ち点差4なのでプレーオフだけを考えるなら十分射程距離。

 去年は去年でプレーオフでも劇的な幕切れのオンパレード続き。いかにJ2が過酷で落ちて出直しなんてとてもじゃないが軽々しく言えない地獄であることを改めて認識させられるが、ふと思った。

 …柏、点取れてなくね?

 どう考えても自動昇格のド本命、そもそも落ちるほうがおかしい戦力で実際に首位独走なのに。33試合消化だから60点くらいは取れているものと思っていたので得失点差27と相まって意外だった。なので過去3年のJ2のデータを拾ってみると33節消化時で得点60を超えているのは16年清水(62)と17年名古屋(61)だけ。得失点差で30に乗せているのは16年コンサ(31)と16年清水(30)だけ。

 得点50以上となると16年札幌(54)、17年松本(52)、18年町田(51)、18年大分(58)、18年横浜FC(50)、18年大宮(53)とそこそこあるのだが、勝利数に注目すると33節消化時点で20勝に乗せているのは何と22勝している16年コンサだけ(!)。17年こそ引き分けは上位6チームいずれも1ケタだが3年前に比べて引き分けも増加傾向でJ2が守備的になり簡単に勝てなくなっているのが窺える。裏を返せば柏包囲網が敷かれ徹底マークされてもこれだけの数字が出ているということはやはり柏は図抜けて強い証でもある。

 勝利数だけ見ればコンサは柏よりも強い!と言えるが、案外ネタで終わらないくらいに16年の昇格争いのレベルは高かった。上位3クラブは全て勝ち点60超えで(3位セレッソが63)コンサに至っては勝ち点73(!)。過去3年で70に乗せたのは17年湘南(70)のみ。しかも昇格組が1年目に揃って残留したケースはJ2が22クラブになってからは16年のみ。しかも2年連続で今年も恐らく継続するだろう。

 これを踏まえて…と思ったが、どうもデータ拾いに夢中になるとムダに長くなるのがいかん。
 続きは次回の講釈で…ということで。

posted by フラッ太 |21:45 | Another J | コメント(1) | トラックバック(0)