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2018年12月08日

違い、あるいは差。

>あのPK判定は全くもって正しい

 J1参入プレーオフ、J1・16位磐田VSJ2・6位東京Vの試合は2-0で磐田が勝利。
 J1の面目を保った格好だが、J1の“12位”とJ2の6位の対戦と考えれば順当ではある。
 ヴェルディが先制して磐田が焦るようならワンチャンあるかなと思ったが、
 さすがに名波監督もそれは許さなかったようで。

 選手個々の差というのは間違いなくあるが、それとは別に磐田とヴェルディで違いがあるとすれば
 失うものがないヴェルディと失うものがあまりに大きい磐田
 そして、実際に失った経験がある磐田ということになろうか。

 この試合で思い出したのが第50回スーパーボウル。ブロンコスVSパンサーズのカードはパンサーズのQBキャム・ニュートンを中心とした攻撃がことごとく封じられブロンコスが24-10で勝利。攻撃の選手に与えられることが多いMVPも守備の選手であるLBヴォン・ミラーに与えられた。

 なぜこれを引き合いに出したのか?それは試合結果もさることながら、試合に至るまでの背景にある。試合会場は49ersがホームとするリーバイス・スタジアム。当然、芝の状態など普段とは微妙に違うのでその確認作業も必要なのだが、パンサーズは記念写真を撮るなどぶっちゃけ浮かれていて準備を怠った。
 加えて、リビング・レジェンドと言うに相応しいQBペイトン・マニングが引退するのでは?という話題で持ちきりであった上に、その2年前のスーパーボウルではシーホークスに43-8のボロ負けを喫していてブロンコスには“勝たなければならない”理由もあった。

 ヴェルディが磐田をナメていたというわけではもちろんない。1発勝負で絶対に負けられないという名波監督率いる磐田のJ1残留への執念が非公開練習を連日繰り返してでも周到に準備した。その結果として不確定要素や運に左右されない順当勝ちと言える結果と試合内容をもたらした。それは降格した経験があるからこそなのだ、ととらえている。

 J1側に超本気モードで1発勝負に勝ちに来られたらそりゃJ2の6位では太刀打ちできんわなぁ…。
 まあ、同じ様相がミシャコンサと川崎や鹿島にはあるよねってことで締めておく。

posted by フラッ太 |22:15 | Another J | コメント(2) | トラックバック(0)