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2017年03月03日

Fマリノス戦の展望。

>戦力が劣るからこそ考えなきゃいかんのだ…

 さて、明日はアウェイで横浜Fマリノス戦。

 海外脱出を企てて失敗しペナルティとして#10をつけている斉藤学をどう止めるか?
 何と言ってもまずはこれができないと勝負にはならない。
 仙台戦を踏まえるとやはり5-3-2で臨まざるを得ないかな、と。

 1人ではまず無理。マセードでは斉藤学相手にチンチン確定なので流石に変えるだろうけど、実際にできるかは別として「走れる奴がいる、裏も衝けるんだぜ!」というのを見せる意味では上原あたりか。荒野あたり戻れば…と思わないでもないけどね。

 DFラインを5人で組んで、残るフィールドプレイヤー5人をどう配置するか?と考えるときにWB、CBとボランチの3人がかりになってもまずは斉藤学を抑えるということになるのでは。そうなると仙台戦のようにボランチをスライドさせて対抗するやり方にならざるを得ないので2人ではボランチが足りなくなる。でも、マリノスの最終ラインでのビルドアップを少しでも制限させるには前線に2人は必要。というわけで5-3-2が妥当だろうというのが戦術厨としての予想。守備ブロックを作る上でも約束事が整理されやすいしね。

 が、それとは別に勝敗のカギは
 チームとしてどれだけ前に出られるか?にあるとみる。

 ブロックを敷いて待ち構える守備というのはいわば“弱者の戦術”としてはセオリーなんだけど、仙台戦を振り返ると仙台がDFラインでビルドアップをする間にブロック全体を前に押し上げることができていた。同じことをFマリノス相手にどこまでできるのか?

 ブロックが低い位置のままだとボールを奪えてもその後が苦しい。仙台戦ではジュリーニョが無理にシュートする場面もあったし、少なくともタイマン勝負で中澤を擁するマリノスCB相手では都倉でも勝ち目は薄い。ボランチの攻撃参加を可能にするにはその距離を少しでも縮めることが肝要。
 そして、ブロックが低いままだと極端な話、シュートの雨あられで強引にブロックにヒビを入れるなんてことも起こりうる。仙台戦ではソンユンが弾いたところを詰められての失点だったし。ましてや仙台に比べて個人の能力が高いマリノスなのだからブレ球とか正確にコースを狙うことができる選手もいる。

 ブロックを敷くのはいいけど、PA付近に張り付きっぱなしの“引きこもり”にはなるな。

 口で言うだけなら簡単だけど、地味な細かい上下動で常にラインを揃えなきゃならない。
 さらには相手選手との駆け引きもある。裏への抜け出しも警戒する必要がある。
 仙台戦よりもさらに我慢を強いられるが、これができなきゃタコ殴りは必至。

 戦術厨の妄想としては3-4-2-1で2シャドーは2枚とも交代前提、マリノスの最終ラインにプレスをかけるのとバイタルエリアの守備のサポートでとにかく走り回ってもらうというかつてのバルさんコンサみたいなのも見てみたいが。もっとも、四方田監督は良い守備からというのを優先しているし、そこまでのギャンブルはしないと思うけど。そもそもボランチと2シャドーの4人全員運動量がある選手を揃えられるか?という根本的な問題もあるし。でも、この4人で作る四角形が上手く機能すれば今年のコンサはけっこう面白いことになると思うのだが…。

 J1は専守防衛じゃ引き分けにすらならないことはもうわかったはず。
 勝ち点3となるとかなり難しいが、攻める姿勢を見せての勝ち点1なら不可能ではない。
 まずはどんな形でもいいからゴールが欲しい。

posted by フラッ太 |20:15 | スチャラカプレビュー | コメント(2) | トラックバック(0)