2017年02月21日
開幕直前スペシャル②まさかの赤黒ラボ開設!?
>さて、新境地の開拓となるのかどうか… 黒:ジャーン、デンデン、デンデン… 赤:文字じゃ伝わらないですよ。コレでしょ? 黒:さあ、今回は残留に向けて必要な数字を探るオチャラケなしのガチ企画。 寄ってらっしゃい見てらっしゃい! 赤:残留へのボーダーラインはだいたい勝ち点=試合数というのが定説ですね。 開幕5試合で勝ち点5獲れないチームが残留できたケースはないそうですし。 黒:12年みたいに飛び抜けて弱いチームが出ればボーダーは上がるし 去年みたいに下位チーム同士が競り合えばボーダーは下がる。 赤:でも、去年のように勝ち点30で残留ってのは厳しいでしょう? 黒:まあな。過去5年の昇格組の成功例から考えるとモデルになりそうなのは 13年の甲府が勝ち点37(8勝13分け13敗)で15位残留したケースかな。 赤:前半戦で勝ち点20に近づけられるかでしょうかね。 黒:前半戦で勝ち点20以上稼いで降格したのは12年の神戸(前半戦勝ち点24)しかない。 その神戸にしても最終的には勝ち点39だから通常なら残留できている。 赤:前半戦で勝ち点20となると5勝5分け以上ですか…。厳しいですね。 四方田カーテンが厳重なのもスカウティングを恐れているからでしょうか? 黒:J2なら半年誤魔化せてもJ1では2ヶ月程度しか持たない。 情報を遮断して少しでも有利な立場に立ちたいってのはあるだろうな。 先行逃げ切りってのが残留の原則ではあるが、13年の甲府は前半戦で勝ち点14だ。 赤:諦めないことも大事なんですね。 黒:コンサの場合、ホームでどれだけ勝てるかだと思う。 赤:去年のコンサはホームで圧倒的に強かったですからね。 黒:去年の新潟は勝ち点30でやっとこさ残留できたが、それでも去年は年間で8勝している。 つまり、残留するためには最低限8勝が必要ということになる。 赤:その8勝をホームでどこまで稼げるかということなんですね。 黒:極端な話、ホームでの勝利数が残留を左右する。 13年の甲府はホーム4勝だが4勝ではまず危険水域といっていい。 赤:4勝でもですか? 黒:去年の新潟もホーム4勝だが、 終盤に名古屋との直接対決をホームで落とし、名古屋にも逆転残留の目が出た。 赤:最終節で新潟と名古屋は勝ち点30で並んだんでしたっけ。 黒:両チームとも最終節は共にホームゲーム。新潟が広島に負けるのはある意味仕方なかったが、 名古屋が既に降格が決まっていた湘南に1-3で負けるという失態を冒して首の皮一枚繋がった。 赤:怖いですねぇ…。 黒:ホームで負けることはそのまま降格に直結する。 ましてや下位や残留争いの直接対決で負けるなんてあってはならない。 赤:ホームで勝つのが基本というのはJ1でも変わらない、と。 黒:去年の磐田がいい例だ。 1stステージで勝ち点を23も稼いだにもかかわらず 2ndステージではホーム未勝利で残留争いに巻き込まれている。 赤:前半で貯金しても油断はできないってことですね。 黒:去年の磐田も年間では8勝(ホームは3勝)だ。 ホーム17試合のうち6つ以上勝つというのが残留への最低条件、 半分勝てれば残留への道筋が見えてくるってところだな。 赤:ホームで半分勝つというのは選手にとってもですが、 サポにとってもチームを勝たせる意味で大きな目標になりますね! …でも、実際問題ホームでも鹿島とかに勝つのは相当難しいですよ? 黒:ウチの飼い主が前に数字遊びやってたが、お手本になるのがしぶとく残留し続けている新潟だ。 過去5年の下位との成績はこうだ。 12年 ●△ △△ ●○ ●● ○○ (大宮・浦和・FC東京・鳥栖・札幌) 12/40 15位 13年 ○△ ○● △△ ○○ ●○ (大宮・C大阪・甲府・湘南・大分) 18/55 7位 14年 ○△ △△ ●● △● ●○ (大宮・甲府・G大阪・神戸・徳島) 10/40 12位 15年 ●○ △△ ●○ ○○ △○ (仙台・清水・湘南・松本・山形) 18/34 15位 16年 △● ●● ○○ ●○ ○○ (甲府・仙台・大宮・磐田・福岡) 16/30 15位 赤:直接対決で強いんですねぇ…。 黒:特に昇格組はいいカモだ。弱い物イジメが得意なだけあるな。 赤:つ■ 怒られますよ。 黒:だが、勝てる可能性が高い相手に勝つという点では流石の強さだ。 3チーム蹴落とさなきゃ残留できないって意味でも新潟を超えろ!というのは 大きなミッションになるだろうな。 赤:ゴメスを引き抜いたのも戦略的には当然って気もしてきました…。 黒:それだけ新潟の危機感は相当なものってことだよな。 赤:それでも新潟の下馬評はあんまり芳しくないんですよねぇ。 黒:監督も代わったしチームをまとめるのに時間がかかるようなら…ってところなんだろう。 赤:そこはコンサが有利な点でしょうか。 黒:だが、J1では戦術都倉ってワケにゃいかんしなあ。 さて、そこで問題。北極圏にある国と言えば? 赤:…唐突に振って来ますねぇ。カナダとか? 黒:何というJ3レベルな回答! メルカトル図法でしか世界地図をイメージできてないのが丸わかりな答えだな! 赤:メルカトル図法とかはともかく、これに何の関係が? 黒:都倉が決めるというのがメインであったとしてもだ、 その道筋を点で考えずに線で考えろってことだよ。 赤:言いたいことはわからなくもないですけど、J3レベルって言われるのは何か腹立つなあ…。 黒:去年、都倉が松本戦でとんでもないキャノンヘッドを決めたが、 J1では相手がそうさせてくれないという意味でまず無理だ。 むしろ、一昨年の徳島戦で宮澤が左アウトサイドで流し込んだゴールが理想だな。 赤:なぜ宮澤びいきになるのかと…。 黒:別にひいきじゃねーよ。 あのゴールは宮澤がいわば3人目の動きでPAに侵入して生まれたゴールだ。 こうしたらこう動くって約束事を作ることで対抗することはできる。 赤:精度の高さってことですか? 黒:共通理解と言った方が正しいだろうな。それをたくさん作ることで線ができる。 その線を如何に多く、太くするかだよ。 赤:新戦力で人のつながりを重視したのもそこにある、と。 黒:個の能力の高さに頼るとそこを潰されたらお手上げってのは宏太も言ってたしな。 赤:そういや、大塚フィジカルコーチも疲れたときに頭がどれだけ働くかだって言ってましたね。 黒:まああれだ、北極圏の国なら少なくてもノルウェー、 J1レベルならアイスランドくらいは答えられないとな。 しれっとデンマークなんて出せればよりエクセレントだが。 赤:それはマニアックだと思う…。 黒:サッカー戦術サミットって本の中から中村憲剛の言葉を借りると 「いろいろな情報をキャッチしておいて、無駄なく処理するのはすごく大事」ってことだ。 赤:そのレベルが高いのがJ1だ、と。 黒:そういうこと。 選択肢が少ないのも困るが、選択肢が多くても的確にかつ速く出せなければ意味がない。 赤:なるほど、だから線で繋ぐとか共通理解ってのが出てくるんですね。 黒:かつてのコンサはホームでは当たり前のように勝っていた。 去年の一体感にさらに磨きをかけて突き進むのみ! 赤:わかりました!…ところでこの企画、どれくらい続くんでしょう? 黒:このラボは自動的に消滅する…。 赤:1回こっきりですか!?
これで開幕前に書きたいことは書けたかな。 データ拾いは目が疲れるが、この手のネタはアタマが疲れる。知恵熱で頭クラクラしてるよ…。
posted by フラッ太 |09:55 | 戦術厨の戯言 | コメント(0) | トラックバック(0)