2016年02月06日
小野とマニング。
>スーパーボウルが楽しみすぎる…。 ニュートンの変態っぷり、じゃなかった暴れっぷりも観たいし、でもマニングに今度こそ勝ってもらいたいし…。 日本時間の2月8日は第50回スーパーボウル。パンサーズVSブロンコスのカードはパンサーズのニュートンとブロンコスのマニングの新旧QB対決。比較的順調に勝ってきたニュートンとは対照的に、ここに至るまでマニングは苦難の道の連続。レギュラーシーズン中もケガで離脱したし、プレイオフも苦しみながらやっと勝ち上がった。カンファレンスチャンピオンシップはまさしくマニングVSブレイディの名勝負数え唄にふさわしい激闘だった。 さて、そのマニングと我らがコンサの小野の共通点をいくつか挙げてみると ○誰もが知ってるスーパースター ○典型的な司令塔のタイプの選手 ○どちらかというとクラシカルなタイプの選手に分類される 大まかにはこんな感じか。特にキャプ翼世代には決定的なスルーパスを出すと同時に、 いざというときには自分も決めるという小野のプレーぶりはまさに司令塔に映るはず。 では、マニングはどうかというとオフェンスラインに守られながら複数のパスターゲットに長短のパスを投げ分けるパスの専門職というプレースタイルでポケットパサーと言われており、まあ一般的なQBのイメージと言っていい。ところが、最近はこれとは対照的に自ら走って攻撃に参加するといういわゆるモバイルQBが台頭してきた。その代表例が前述のニュートンやラッセル・ウィルソン(シアトル・シーホークス)といった新世代のQB。ニュートンは本職のRBばりに走って10TDを挙げる変態…もとい走力の高さが武器でもある。 そんな背景がある中で小野とマニングに共通するのは その能力の高さ故に離脱すると途端に攻撃に支障が出るリスクが大きくなるということ。 アメフトではQBは明確に専門職なので完全に当てはめることは無理があるんだけど、 チームの主軸、特に攻撃の核としていなくなると困るという意味では共通していると思う。 だからケガのリスクを避けるためにQB自ら走らせるプレーはあんまりやらせない。 ついでに言うとブロンコスのヘッドコーチ(監督)と司令塔であるマニングの攻撃の志向が微妙にズレていたせいで、どこかしっくりこないという試合が何試合もあったというのもどことなくここ1,2年のコンサとカブるなあと思ってもみたり。 去年は小野のコンディションが思うように上がらず出場試合も控えめに終わってしまったが、今年は小野自身も期するものがあるだろうし四方田コンサとしてもいろんな意味で小野を攻撃の核として起用したいという思惑があるはず。 ただ、クライトンがいたときにモロに“依存症”に陥った苦い経験もある。依存症にならないようにするのはもちろんのこと、小野を司令塔に据えつつ小野抜きでも攻撃の質を落とさずにどうバランスさせるか?という難しいミッションが科せられている。 今のところ攻撃においては両サイドに外国人のスペシャリストを置くことで軽減させるのかなという感じでとらえているけど、さて、どんな感じで仕上がってくるのか。湘南や川崎との練習試合では勝つことができたようなので何より。
posted by フラッ太 |21:30 | 戦術厨の戯言 | コメント(2) | トラックバック(0)