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2015年04月25日

第8節VS水戸・アフターインプレッション。

>監督、4-1-2-3じゃダメっすか?深井さんが戻ればアンカーに不安ないし。まあ、ないだろうけど…。

 讃岐戦からの流れで気になったのは動かされたときにどうするか?
 とりわけ、稲本が動かされたときとパウロンが背後を取られたとき。

 讃岐戦の解説では稲本がサイドに引っ張られたときに宮澤1枚では対処が間に合わない、人数をかけられると対処できないというのがあった。宮澤はさほどスピードがある選手ではないし、実際、我那覇にシュートを撃たれたときには後ろから追いかける様子がカメラに抜かれていた。もっとも、これは我那覇が巧くバイタルエリアに入ってシュートまで持っていったというのもあるが。でも、あれ決められていたら宮澤きっと叩かれたんだろうなあ…。
 ドフリーでシュートを撃たれたシーンでもパウロンが1,2歩前に出てしまったためにクロスをヘディングでクリアすることができなかったから。身体能力が高いが逆にそこをかわされると一気にピンチになるのはちと怖い。このへんはDFラインの連携も絡んでくるので一概にパウロンが悪いワケでもないんだけど…。

 という流れを受けての水戸戦。

 稲本らしからぬ軽率なプレーでボールを奪われ、福森のスライディングも及ばず2対1を作られてしまいどうなることかと思ったが、ソンユンが実に落ち着いたプレーでピンチを救った。すぐに飛び出てコースを限定し、ギリギリまで手足を伸ばさずに我慢した。基本といえば基本なんだろうけど、見ていてやられる感じは不思議としなかった。稲本が奪われた時点で予測ができていたんだと思う。他にも好セーブを見せたシーンはあったが、戦術厨としては敢えてこの場面をピックアップしてMOMにしたい(苦笑)。ほとんど稲本のミスとはいえ、稲本がかわされたときのリスクマネージメントは稲本が効きまくりなぶん余計に神経を使う必要があるなと思わされた。

 水戸戦はパウロンが積極的に高い位置を取っていた。水戸戦で右WBに入ったのは荒野。パウロンが出ていったスペースを埋めるような場面もあったし、守備を考えると古田よりは安心して観られるかな。どうしても古田だと守備のリスクがつきまとう。讃岐戦でアンドレア相手に何とかなったのは古巣だったからというのもあるだろう。でも、古田の攻撃面での魅力は捨てがたい。監督はシャドーでの起用は考えていないのかな?

 稲本がPAまで侵入してシュートを撃つ場面があったが、宮澤が使われる理由もここにあるのかな、と。大宮戦ではシャドーだったけど抜け出して1対1作ってたし。もっとも、シュートがヘナチョコで新婚さんいらっしゃい!の桂文枝ばりに盛大にイスから転げ落ちてしまったんだが…(汗)。
 横並びでサイドチェンジとかはカズゥもきっとできるだろう。むしろ、低い位置から一発でサイドの高い位置へ…となると、キック力を考えたらカズゥのほうが上じゃないかと思う。だが、宮澤が裏に抜け出してシュートを撃つのは想像できてもカズゥがそうしたプレーをするのはあんまり想像できない。PA外からミドルシュートってのはあるけどね。
 宮澤の良さの1つと思うのは人のいないスペースを見つけるのが上手いこと。自分がそこに行くこともだが、いない場所にパスを出せる、それも少ないタッチでポンと出せる。ボラ同士で互いに入れ替わることができそうなのも宮澤だし(実際ゴメスと組んだときはそれができていた)、稲本の片上がり状態を防ぐ、すなわちスタミナをロスしない、バランスを崩さないという点で最適解なのが宮澤なのかなあと思った次第。

 何となくなイメージとして3-4-3は選手が満遍なく散らばっているというのがある。讃岐戦では散らばりすぎていた感じがしたが、水戸戦はそこそこ解消されていたと思う。これはやはり都倉が守備をサボらずにいたことが大きいんだろう。コースを限定すればそれだけ守備も網をかけやすくなるし。ナザリトをどこで使うか(というよりどう使うか、かな?)は相変わらず悩みそう。
 …と、コンアシ観るの忘れてた。コンアシ観ての感想は櫛引はビビらず行けたのはいいとしてパウロンと2人でついたにもかかわらずラストパス出させたのはダメ。神田は自分で勝負かけてたのには好感を持った。もうちょい長い時間観たいかな。ドリブルとなると前俊なんだがテンポがのろくなるような。前俊独特の時空間こそが魅力でもあるんだが…。案外、前俊を押しのけて…なんてことになるかも。

posted by フラッ太 |17:10 | アフターインプレッション | コメント(0) | トラックバック(0)