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2014年12月15日

'14コンサを振り返る・番外編。

 本家・今宮純をパクるとなれば数字遊びを外すワケにはいくまい(苦笑)。
 そこで今年も数字遊びをする。まずは全体像として去年と比べてみる。

'13 勝ち点64 20勝4分け18敗 得点60 失点49 得失点差+11
'14 勝ち点59 15勝14分け13敗 得点48 失点44 得失点差+4

 得点が少なくなった、つまり点が取れなかったから引き分けが増えて勝ち点も取れなかった。
 …と思いきや、意外なことに引き分け14試合のうちスコアレスドローは3つしかない。
 あれ?どういうことだ?そこで財前コンサとバルバリッチコンサに分けてみると

財前コンサ (28試合):勝ち点35 9勝8分け11敗 得点30 失点31 得失点差-1
バルバリッチ(12試合):勝ち点18 4勝6分け2敗 得点14 失点12 得失点差+2
(※名塚コーチが代行した2試合は除いている)

 1試合当たりの得点は財前コンサが1.071なのに対してバルバリッチコンサは1.166。失点は財前コンサが1.107なのに対してバルバリッチコンサは1.000。どちらもバルバリッチ体制になって数字上は改善されているものの、得点も失点もほぼ1試合に1点という感じであまり差はなさそう。そこで、以前にやった「先取点を取った試合と取られた試合」に分けてみたら決定的な相違が現れた。

財前コンサ :先取点を取った試合:11 取られた試合:16
バルバリッチ:先取点を取った試合:6 取られた試合:4

 財前コンサでは実に半数以上。これには驚いた。その16試合の内訳は1勝5分け10敗。しかも、唯一の勝ちはアウェイ愛媛戦で内容的にはほぼ負け試合、5年に1回あるかないかという大逆転劇。その上、前半で先取点を取られた試合が16試合のうちこれも半数以上の9試合ある。そら勝てるワケないわなぁ…。バルバリッチコンサで先取点を取られた試合の内訳は2分け2敗で、1-1に追いついてから失点した試合はないという点からも

 財前コンサの低迷の原因は「点が取れないからドローが増えた」のではなく、
 「守備が持ちこたえられずに負けた」(研究されていた)と言えそうである。

 じゃあ、バルバリッチ体制になってから劇的に良くなったか?というと、そうとも言い切れない。財前コンサの1試合当たりの勝ち点は1.250。バルバリッチ体制では1.500と一定の改善はみられるが、これはあくまでも“立て直した”というレベルにすぎない。単純計算すると42試合で勝ち点は63。よって今年の成績だと大分の7位に並ぶのがやっとでプレーオフ圏内にすら届かない。
 今年2位で自動昇格した松本の勝ち点は83で去年の2位である神戸と同じ。つまり1試合当たりでは1.904の勝ち点が必要で、キリのいいところで1.9としても42試合で79.8となるので自動昇格を目指すには勝ち点80以上が必要と思われる。去年、今年とJ2ではドローが増えているためプレーオフのボーダーラインは下がっているものの、勝ち点では75以上、1試合当たりでは1.8以上は求めたい。目安としては5試合で勝ち点9以上となるかな。

 財前コンサの30得点中都倉のゴールは3点だが、バルバリッチコンサにおいては14得点中8点。砂川や内村の離脱を差し引いても明らかに依存度が大きい(離脱が響いて依存するハメになったとも言えるが)。いろいろブログ巡りをしていて見つけたのが千葉と山形の後半戦の躍進。どちらも後半戦で10勝しているが大半が複数得点での勝利(千葉7、山形8)。すなわちウノゼロではダメということ。さらに、財前コンサで得点を上げた選手は15人なのに対してバルバリッチコンサでは都倉・内村・前俊・謙伍・カズゥの5人しかいない。上原など後半いなかった選手を考慮しても前の選手に偏っている感は否めない。

 即戦力、計算できるFWが最低でももう1枚必要なのが明らかな中でナザリトを獲得できたのは大きい。強化部GJ!偶然にも、単純計算ではナザリトの17得点を加えれば松本の総得点65に並ぶ(苦笑)。それはさておき、ナザリトには二桁ゴールが求められる。もちろん、失点を1試合当たり1以下に抑えるという条件は付くし、直接FKで叩き込むとかセットプレイでパウロンなどが得点できればいいんだけどね。

 河合が出た出ないとか、パウロンが出た出ないとか遊べる要素は他にもあるけど、
 あんまりやるとキリがないのでこのへんで、ってことで…。

posted by フラッ太 |09:40 | コンサについて | コメント(0) | トラックバック(0)