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2014年12月14日

'14コンサを振り返る②。

>あんまりマジメに書くとネタ枯れになりそうで著しく不安(既にネタ枯れだったりして…)。
 それにしても本家の今年の漢字が「税」ってあまりにもベタすぎやろ…

~今年のベスト&ワースト~
 ベストゲーム:第38節VS湘南@ドーム
 ワーストゲーム:第14節VS千葉@フクアリ
 ターニングポイントとなった試合:第28節VS栃木SC@ドーム

 ベストは順当でしょう。都倉の変態スーパーゴールもさることながら、前半のうちに湘南にシステム変更を強いるほどに内容も良かった。ワーストは失点だけなら32節の群馬戦なのだが、14節の千葉戦は何にもできなかった、「今まで何のためにポゼッションやってきたの?」という失望の度合いが実に大きかった試合なので。試合後ゴール裏はかなり酷かったらしいし…。
 ターニングポイントになった試合はちょっと迷った。バルバリッチ体制が「行けるぞ!」という手応えを掴んだのは31節の岡山戦だし、監督交代がどっちに転ぶかわからない状況で結果を出せた苦手のアウェイ熊本戦も捨てがたいんだが、クラブ全体のターニングポイントとなるとやはりこの試合かな、と。ここで勝てていれば財前さんのクビがつながったかもしれないし、また違ったシーズンオフを迎えたのでは。

~今年の漢字一文字~
 「あれ、去年何だったっけ?」と思わず検索してしまった(ちなみに去年は「波」)。
 いろいろなことが起こった中でたどり着いた今年の漢字一文字は「探」である。

 監督交代でJ1昇格への新たな道筋を探したというのももちろんあるが、
 クラブ経営の面においてコンサが生き残る道やコンサの独自色、
 オンリーワンを求めて“航路”を模索した1年だったのではないか?というのが理由。

 去年のコンケーンFC・ドンタムロンアンFCとのクラブ提携、レ・コン・ビン獲得に始まる東南アジアへの航路開拓。コンサの選手(主にユース上がりの若手)の派遣という名目での虎の穴強制入門。今年はアレマ・クロノスとも提携してインドネシアにもその航路を広げた。ステファノは残念ながら2匹目のドジョウとはならなかったものの、WakuWaku Japanの広告がインドネシアの試合で流れるなど(このへんはscaさんが詳細に書いているので参考にしてみてください→こちらプロサッカークラブとして強くなる、より上のカテゴリーを目指すこと以外の道筋を探した1年だったのではないか。

○監督交代による戦術変更
○下のカテゴリーへの積極的な選手の貸し出し
○ステファノ獲得、ベトナムからの留学生の受け入れ
○東南アジアのクラブとの提携による知名度の向上'

 現場サイドから経営サイドへの見方とするとこんな感じになるかな(ステファノ獲得は中間的な位置付けで)。武者修行に出た選手たちも自分の長所やプロ選手としてどうあるべきかなどを視点を変えて探していた、そう捉えている。こう考えたのは磐田戦のVOCSにこう記されていたからである。

 コンサドーレ札幌は「北海道観光大使」に任命されました。
 クラブマスコット ドーレくんは「札幌観光大使」を務めています。

 ゼニがなければ勝てない、昇格できないというのが現実。決して小さいお金を無視しているワケじゃなくサポートシップスポンサーなど地道に増やしてはいるけれど、大きなお金をこれ以上増やすことは難しい(既にめぼしいところには声をかけている)。それに国内ではJクラブが40もあるからスポンサー(≒マネー)の争奪戦で競合となったらJ1勢にはなかなか勝てない。
 だったら他のJクラブがあまり手をつけていない海外マネー、それも成長が見込める市場を取り込もうという戦略に打って出た。ただし、ここで肝心なのがダイレクトにコンサドーレ札幌というサッカークラブを売り込もうというのではなく、まずは札幌という街を知ってもらうという一見回りくどい方法を採ったこと。
 札幌は観光という観点からすると有利な点が多い。観光スポットも数多いし、インフラが整備されている。新千歳から直行便が飛んでいる国もあるのでアクセスも良い(ググったらインドネシアにも直行便は飛んでいたしタイは中国と並んで6都市と結んでいる)。北海道観光の事実上の拠点でもある。さらに言うなら北海道は農業、農産物でも魅力的な物、ぶっちゃけ美味いもんが多い(笑)。

 直接企業を呼び込むのは難しくても、人を呼び込むことならできる。

 人を呼び込むことで企業の目を向けさせる。それによって直接お金ももらえれば言うことないし、間接的に橋渡しをすることで札幌を、ひいてはコンサドーレ札幌を知ってもらう(むしろ、こっちに力点を置いている?)。クラブが存在するのは街があってこそ、街があるのは人がいてこそ。

 ビジネスチャンスの増大のツールとしてコンサドーレを使ってもらう。
 
 そう考えるとコンサは隠れた“金脈”や“金鉱”が眠っているような気がしてならない。道民にとっては当たり前なことが実は余所の人たちにはうらやましかったりすることって案外多いんじゃないかなあ?お金の話に限らず、選手の出し入れにおいてもノノ社長になってクラブの経営がそんな考えにシフトした1年だったように思う。個人的には監督が途中で代わったこともあり、クラブの成績よりも経営面が気になったってのはあるけどね。

 さて、おもいっきりマジメに書いてみたけど肝心のネタが影も形も思い浮かばん…(泣)。
 

posted by フラッ太 |13:20 | コンサについて | コメント(4) | トラックバック(0)