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2014年04月27日

“ユニット”で捉えてみる。

>岡山戦観た後にアフターインプレッション書くのは無理そうなので今回はお茶濁します…。

 群馬戦から感じていたことではあったが、個々の能力もさることながら
 連係がどれくらい上手くいっているのか、あるいはメンバー変更で穴になっているのか?
 11人で考えるのは大変なので、まずはいくつかの2人組のユニットとして考えてみる。

 CBユニット:奈良&パウロン
 右サイド:日高&謙伍(岡山戦では古田)
 左サイド:松本&菊岡
 ボランチ:河合&宮澤
 FW2トップ:前俊&都倉

 都倉は1トップだろ!と言われそうだけど、ここはあえて2トップの一角として考えてみる。 
 
 5つのユニットで最も不安を感じたのが左サイド。菊岡は守備にそれほどエネルギーを割かないし、財前監督も攻撃に比重をかけていると思う。松本は上原のようなスピードや走力はないので攻撃で相手を押し込むのも期待できないから間に入られると怖いな、と。群馬戦では惜しいミドルもあったので予想はある意味ハズレだったんだが。

 CBはパウロンがひたすら壁となって弾く役になるので奈良がどうコントロールするか?がカギだったが群馬戦ではかなり神経を使っていた様子。ホスンが上手く前に出て負担を軽減できていたので裏抜けはまず大丈夫だろうという感じだったが、パウロンは身体能力だけでやっている感じ。やれちゃっているというのも少なからずあるだろうが…。先に追いついているのにダニエル・ロビーニョに身体入れられて奪われるとかプレーが緩慢。首脳陣がもっとネジ巻かないとやらかしを繰り返すだろう。

 右サイドは左サイドで攻撃的になる分だけバランスを取ることが多くなる(砂川がキレキレなときはそれが顕著だった)。謙伍は守備で頑張ってはいたものの攻撃に出られるエネルギーを残せなかった。日高が攻撃参加してもクロスがちっとも通らない(これは日高だけが悪いワケでもないのだか)。まあ、こんなもんかなといったところ。

 河合に絶大な信頼を置いている財前監督。経験値やリーダーシップは他の選手にはないので重用する理由はあると思うが、90分走り切れるスタミナよりもむしろ小回りが利かないので振り切られる場面が増えると怖いなという感じ。バウワウ気質(?)も手伝ってか宮澤がお留守番なことも多い。宮澤が高い位置を取れない、前に出ていけないことが一番のネックだと思うのだが…。展開力を考えると河合は外してほしいんだけどなあ。上拓じゃダメか?

 相手CBを背負えるのは都倉だけ、密集をかき分けることができそうなのは前俊だけ。役割分担が明確とも言えるけど。群馬戦は左サイドに偏ることはそれほどなかったものの、主導権は前俊にありそう。それに、都倉が前俊を使うというイメージが湧かない。壁パスとかワンツーとかは相手守備陣も読んでいるだろうし。だから前俊が潰されたのかなという予想を立てたんである。都倉と前俊の個々の能力は高いんだけどユニットになると1+1が2以下になっちゃう感じ。

 戦術厨的視点では財前コンサは4-2-3-1ではなく縦並びの2トップ、もしくは4-4-1-1的にとらえている。なので、1トップ前俊、トップ下宮澤の構想は一考の余地があると思っている。一歩後退的なイメージもあるけど前俊を軸にするならアリじゃないかな?宮澤びいきな面はあるけど、それを書くと長くなるので(苦笑)。
 岡山戦で古田をスタメン起用したのは3トップ気味にして、ある程度放り込みをしてでも高い位置取りをしてドリブルなど1vs1で打開する局面を多く作る意図があったと推察する。これが正しいかはさておくとして古田がどれだけ仕掛けることができたか?高い位置取りができたかってのは気になるところ。左サイドに偏りがちだったのをどこまで修正できたのか?とか。

 ユニットとして考えると松本は次節出場停止なので強制的にユニットは解消。守備のフォローを考えると砂川スタメンもありそうな。パウロンの雑なプレーぶりがホスンにも悪影響をもたらしたようだし身体能力を差し引いても使い続けるのはどうかと。奈良に過度な負担がかかっているしナラ&クッシーのユニットが一番バランスが取れると思うがクッシーは薗田と競争かな。ボランチは…テクニカルな選手が多いヴェルディには河合は相性が悪そう。どっしり構えて侵入してきた選手を潰す、睨みを利かせるなんてなってくれればと妄想する。もっとも、それができていれば宮澤がお留守番ってこともないんだけどねぇ…。

 過密日程の中、都倉をフィットさせる余裕があるかどうか?時間的余裕もさることながら、結果を出さなきゃならないという制約がある中で財前監督がどのような選択をし手腕を発揮するのか?サブ組の奮起も含めてチーム力全体が問われている。財前監督が一手戻すという選択はしないと思うが、さて…。

posted by フラッ太 |12:30 | 戦術厨の戯言 | コメント(0) | トラックバック(0)