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2013年06月17日

'13第19節VSカターレ富山・アフターインプレッション。~砂川に頼るな!~

 今回は勝ったけど怒ってみる。

 勝ったのにどうしてうれしくないんだろう?一晩経って自分の中で1つの結論を得た。
 それは富山戦が見入る90分ではなかったからだ、と。

 普段は結果だけ知った上で録画を観るわけだけど、それがたとえ前半と後半を分けてしか観ることができなくなってもプレイの確認以外は基本的に録画を止めたり戻したりすることがなかったのに、富山戦は勝敗を知らずに観たにもかかわらず途中でメシ食ったりとかして一時停止をしながらダラダラと観てしまった。試合に入り込むことができなかった。だから、勝ったけど勝っただけとか勝った気がしないとか、満足感が著しく低いものになってしまったんだろう。

 運も味方した。富山では脅威になりうる選手だった西川が負傷交代。直後にゴールが決まった後も富山は動揺を抑えられないのかアウェイのピッチに苦しめられたのか、トラップミスやら凡プレーが多発。「今日の富山相手に勝てないようじゃお話にならんな…」と悪い意味で安心して観てしまった。前半はまだ攻撃の姿勢が見えたからいいようなものの、後半は…。

 奈良の交代はケガみたいなのでまあいいとして、砂川は引っぱりすぎでしょう。てっきり深井投入はそのまま砂川と代えるのだとばかり思ってたのに、引っ込めたのはヤス。富山としてはヤスに起点を作られたほうがイヤだったのでは?
 前半はスペースに出すのが多かったので攻撃では消えぎみだったけど、後半はボールを持つ機会が増えて押し込めるようになった。試合を通して上原との守備の連係は良かったし、異議でイエローをもらうことになったのはその前のソンジンのプレーが原因でヤスのプレーの質が悪かったワケではない。ケガ明けとか他に理由はあるのかもしれないけど、シロートの浅知恵では何か違うよなあと思ってしまう。

 砂川はいいポジショニングでゴールを決めたし、SHに回ってからもおなじみの切り返しを見せるなど一定の仕事はしてみせた。けど、ゴールを生んだのはその前の上原のアタックがあったればこそ。「何その裏街道?」っていう見事な斬り込み。このプレーだけ観たらSBが本職じゃねーの?って勘違いするくらいで、上原のスピードを活かすならもうSBに固定したほうが良くないかとすら思ってしまう。特別指定でいずれ工藤も入るしさ。
 純貴とウッチーはまずまずって感じかな。純貴は基本真ん中で体を張るというのがタスクだったと思うのであまり慣れない中ではやれていたかも。ゴールできなかったのが悔しいと本人が言っているぶんだけ“わかっている”と思いたい。前俊の快復具合にもよるけど、長引くようなら縦の2トップで固定するのも手かな。サイドに流れる時の約束事を作っておくとかすれば寸詰まりな感じは多少解消されるんじゃないかと思いたい。

 砂川の経験値は高いし、勝負所をつかむのも上手いから監督が頼りにするのはわかる。
 けど、いつまでもそれでいいのか?と。砂川に頼ってる現状ってどーよ?と。
 
 ホームで勝ててないっていう重圧からは解放されただろうけど、内容的にはあまり収穫があったようには思えない富山戦。イヤミな言い方をすれば勝ったのではなく勝てちゃった試合。まだ対戦してないのは岐阜と群馬。現状ドベの2チームで、両者とも是が非でも勝ち点3が欲しいと意気込んでくるのは必定。岐阜は打ち合いを制してビリを脱出した勢いで厚別に乗り込んでくるし、群馬はいよいよ後がない。
 今年は巡り合わせが悪いなと思うことが多いんだけど、よほど引き締めないと痛い目みるぞ?もう痛い目には何度もあっているが(汗)。死に物狂いで襲いかかってくる相手を向こうに回して今の姿勢で大丈夫か?もちろん連勝で勝ち点を伸ばすことも大事だけどそろそろ内容を伴わないと。石崎コンサで散々苦労してJ1に上がっても全然歯が立たなかったことを思うと、ただ勝ち点3を積み上げるだけではダメで、もっとこだわる姿勢を見せてほしい。

 恨み節ばかりになっちゃったけど、次節はビシッと決めていただきたい。
 財前コンサはもっともっとできるはずだから。

posted by フラッ太 |00:20 | アフターインプレッション | コメント(3) | トラックバック(0)