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2012年02月08日

第46回スーパーボウル。

>ついヤホーを開きそうになり慌てて思いとどまった・・・。

 番組表にはぞっこんがなくスーパーボウルの文字が。
 練習試合の映像を見たかったがスーパーボウルなら仕方ない(苦笑)。
 今年はニューイングランド・ペイトリオッツVSニューヨーク・ジャイアンツ。

 4年前の対戦では絶対有利と言われたペイトリオッツが残り35秒で大逆転を許した。だが、今年はレギュラーシーズンこそペイトリオッツの成績が上だが下馬評ではジャイアンツ有利と言われていたらしい。「それでもブレイディとベリチックHCなら何とかしてくれる!」という声もあって好勝負になるのではという予想。

 地上波では2時間枠に収めなくてはならないので、試合はやや駆け足だったがそれでも見どころの多い試合だった。パスプレー連発で派手な点の取り合いというのではなく各ポジションに見せ場のあった試合で、ニワカの僕でも唸らされることが多かった。
 ゲストのオードリーが「パスプロ保ってるなあ・・・」と何度も言ったように両チームのラインマンが頑張っていたのが印象的。中でも2Q終了間際のペイトリオッツのTDはラインマンが頑張ってQBブレイディがしっかりパスターゲットを探して、5人目のレシーバーであるウッドヘッドがノーマークになって・・・と全員の力で奪ったTD。

(注:パスプロとはパスプロテクションの略のことで、QBがパスを投げやすくするために
 攻撃側のラインマンが楯となって守備側のタックルやサックからQBを守ること・・・のはず。
 基本的には時間を稼ぐ、守備側の選手を近づけなくさせればパスの成功率は上がる)

 勝敗はジャイアンツが逆転勝ちでペイトリオッツのリベンジは成らなかったが、残り5秒のヘイルメリーパス(終了間際に逆転を狙ってイチかバチかで投げる超ロングパス)もあわや・・・というところだったし、おなかいっぱい楽しめたが、今年のジャイアンツの勝利はちょっとドラマティックなものも感じたりする。
 ジャイアンツのQBであるイーライ・マニングはコルツのQBペイトン・マニングの弟。お兄さんはNFLの中でもスーパースターで(MVP4回)世界のプロスポーツ選手の中でも格別の高給取り。今年のスーパーボウルが行われたのはそのお兄さんの所属するコルツの本拠地であるインディアナポリス。
 常に比較され、兄の陰に隠れる格好だったイーライが兄の本拠地で兄を超えるスーパーボウルでの2度目のMVP。かたやペイトンはといえばシーズン前に首の手術で長期離脱し、チームは開幕から13連敗でわずか2勝にとどまるというプレイオフ常連のコルツにもペイトン個人にとっても失意のシーズンだった。

 チームスポーツは1人だけ飛び抜けていても勝てるもんじゃない。

 08コンサもダヴィはゴールを量産したけど守備が崩壊してダントツのビリで降格。去年の甲府もハーフナーが荒稼ぎしたけどザル守備がたたって結局降格。アメフトとサッカーを同列に語るのは無理があるにもほどがあるけど、「基本は守備から」なのだなあ。QBは攻撃の中心で花形ポジションではあるが、QB1人の力だけではTDは奪えない。
 一方で、石崎コンサはスペシャルな選手はいなかったかわりに全員の力でJ1への切符を得た。今年はいっそう厳しい戦いで個々のレベルアップも当然しなきゃならないけど、組織の構築や結束力や団結力ももっと大事。試合展開からそんなことを強く思った今年のスーパーボウルであった。

posted by フラッ太 |23:00 | スポーツ | コメント(0) | トラックバック(0)