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2010年12月27日

意志のある補強。

○山下 達也 選手 コンサドーレ札幌へ新加入のお知らせ

 正直、どんな選手かは知らないので、彼自身については何も言いようがないんだけど、この方の見方が最もうなずけるところではある。あと、つけ加えるとすればプレイスタイルもさることながら完全移籍であることからしても“吉弘ケース”であるとも言える。

 ブログを書く時には、漢字の間違いとか同音異義語の使い分けには気を遣うようにしている。が、いつも迷うのは意志と意思。センターバックの補強が急務なコンサにとってこれは強化部の“意志”が表れた補強であると考える。

 山下の加入は石川をキープできなかった経験を生かした上での移籍だと思う(文字にしちゃうと上から目線にも読めるけど、そういう意図はないので念のため)。今まで、鄭容臺・箕輪など途中補強はレンタル→完全移籍といういわゆる“借りパク”をしてきた。石川も恐らくはその延長線上でゆくゆくは完全で獲ることを念頭に置いていたんだと思う。

 ところが、石川が新潟に(これはJ1に、と同じ意味と捉えていいと思う)移籍することになって目算がおもいっきり狂った。石崎監督の下でやりたいと言っていたこともあるが、強化部は石川をDFの要として考えていたはず。頭数がいないということ以上に、要となれそうな選手を捜す必要に迫られた。

 単に頭数を揃えようとするなら、言葉は悪いが“余り物”や“残り物”を漁ることで何とかなるかもしれない。しかし、それだけではダメで、可能な限り質が高くかつなるべく長い期間コンサで頑張ってくれそうな選手を捜すこともまた重要。報道ではマリノスの河合などの名前が挙がっているが、競合していて獲れる可能性はそう多くないし、外国人は即戦力としてはアリだが長期間抱え続けることは難しい上に“外れクジ”を引くリスクもある。

 それぞれ平行して交渉は継続するにしても、まずは要の補強をすることを優先したと考えれば無名といっては山下には失礼になるが、彼を完全で獲得したというのは賢明な判断だと思う。将来的には櫛引を・・・というのはあるだろうが、ルーキーにDFの要になれというのは酷な話(あわよくば今野のような活躍も期待したいけど)。山下+外国人or河合を基本線として櫛引を競わせるというのであれば少しは形が見えてくると思う。

 外国人選手は既に完全移籍で獲得して上位クラブに売却という方針を打ち出しているが、今回の補強は移籍ルール変更による煽りを受けてこれと見込んだ選手には中途半端なことはしないという意志の表れというのは褒めすぎかな(苦笑)。いずれJ1にドナドナされるのがJ2クラブの宿命ならそれ相応の対策を練る必要もある。クラブがちゃんと選手を保有するのであれば「出すモノは出してくださいね」と言えるワケで・・・。

 まだまだ強化部には頑張ってもらいたいけど、いかんせん人的資源が心もとない(滝汗)。
 岡田・・・戻ってこないかなぁ。

 

posted by フラッ太 |14:22 | コンサについて | コメント(3) | トラックバック(0)