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2010年11月09日

第33節VS千葉・アフターインプレッション。

 何がなんでも勝ち点3が欲しい千葉と下位に沈むコンサ。押し込まれる展開になるのは想定内だったとはいえ、もうちょっと何とかならんもんかのう。でも、両チームのGKが好セーブを見せて試合を引き締めてくれた。高原は言うに及ばず千葉のGK岡本も純平の2本のシュートを止めた。特に純平が抜け出したシーンはまさに“1点モノ”で、あのタイミング以外ではほぼアウト。あの試合に関してはGKが“当たってる”というのは失礼だ。
 でも不思議なもので、相手が圧力をかけてきてくれた方が試合としてはサマになってたりするんだよなあ(汗)。石崎コンサがやりたいサッカーを千葉がやってきて、こっちが必死に耐えてカウンターで勝つってのは何という皮肉。だから今までの苦労は全部ムダだったってのは極論に過ぎるけどね。崩しに行くのもカウンターも両方できなきゃならないってことに変わりはないんだし。

 で、前半はタコ殴り状態でいつゴールを割られてもおかしくなかった。ウッチーをキリノに置き換えればほとんど“戦術キリノ”の行って来い状態だったけど純平が効いていた。コンサだと08年のダヴィ+クライトンに近いのかな。クライトンみたいに誰が来ようがぶっ飛ばす!っていう強さは純平にはないけど、技術と状況判断の良さでクライトンの役割は果たしていたように思う。やっぱ純平は1レベル抜けている。
 柏にフランサがいたように、宮澤が我慢強く起用され続けてきたのはそこんところにあると思う。宮澤が最近スタメン起用されないのはコンディションが悪いからかなと思ってたが、単純に純平の方が優れているからだと確信した。リーグ序盤から中盤は宮澤とカズゥをどう共存させるか苦心していたように思うが、純平と宮澤の共存はそれ以上に難しいだろう(監督が代わるから問題ないというツッコミはしないように)。

 ただ、宮澤が悪かったというわけでもない。決勝ゴールは純平と征也が前で潰れて砂川がお膳立てしてくれたというのも大きいが、平川さん言うところのゴールのニオイを嗅ぎ取れる選手だからこそというのもある。長い距離走ってるし。08年のJ1初ゴールといい、去年の福岡戦(カズゥの超ロングシュートがあった試合)のミドルといい、宮澤はゴールに近い位置の方が活きると思う。でも、2トップにすると真ん中をどうするのかというのもあるし・・・。

 あと、左SBはもう岩沼固定でいいと思う。岩沼が良くなってきたというのもあるけど西嶋がなあ。谷澤のフェイントには引っかかるわ、ドリブル突破のチェックは甘いわ・・・。藤山の退団が決まっていたのもあるかもしれんが、年齢構成無視してでも藤山を残したほうが良いと思うのはオレだけか?古田が戻れば右サイドは古田と征也の“銀香コンビ”の方が面白いと思うんだが。
 その征也は大森さんにも平川さんにもダメ出しされてたなあ。SHは一番の激戦区だからうかうかしてるとポジション取られるぞ。三上に関しては平川さんの指摘の通りで、ミスしても取り返すっていうのをもっと見せてほしい。

 千葉の焦りにも助けられたが、全体的には辛うじて猛攻を凌ぎきって勝ったので今年の試合としてはベスト3に入れていいと思う。もっとも、勝ち試合があまりに少ないからだが。千葉戦は相手が押し込んできてくれたのであまり問題にはならなかったが、こっちがボールを持った時にどう崩すかってのはまだまだだと思う。

 砂川は来年はいないし、個の能力だけに頼らない崩しをどう磨くのか。
 次節はアウェイ水戸戦。そこの課題をどう克服するかに注目したい。

posted by フラッ太 |20:25 | アフターインプレッション | コメント(0) | トラックバック(0)