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2010年08月26日

“智力”を磨け!

 戦術厨的な視点だと今のトレンドは
 サッカー脳の水準を上げるにはどうすればいいのか?ということになろうか。

 栃木戦のアフターインプレッションでも触れたけど、石崎コンサは攻めの線が細い。それはテクニックが足りないというよりも選手同士の意思が噛み合っていない、連係不足っていうのが大きいように思う。未だにそんなレベルなのかよ!?って話にもなっちゃうんだけど(汗)。で、知力じゃなくて智力って何かっていうと、大まかに言えば意思を出す側と受け取る側が互いをより理解し合うために必要な能力ってことになるのかな、と。そこには技術の向上や駆け引き、読み合い、ダマし合いなど様々な要素が絡んでくる。

 今回はクイズオタク的に濃いので苦手な人は読まないほうがいいです。
 しかも、ものすごく長くなってしまったので(苦笑)。


 ネプリーグでおなじみのファイブボンバー。一問多答の問題をリレー形式で答えていくコーナーで、クイズの形式としてはけっこう奥が深い(と思う)。点差によって難易度は若干調整しているけど、有利不利は知識量が大きくモノを言うのでインテリで売る芸能人チームだとレギュラーのネプチューンチームが相手でも大抵勝つ。が、知識量にそれほど差がないとコツ次第では逆転勝ちもけっこう簡単にできる。

  問題の傾向としてはほぼ国名・地名、人名、ことわざ・熟語の3つに分けられる。基本は
 難しい答えから先に言っていき、易しい答え(誰もがすぐに思いつくもの)は極力最後まで残す。
 答えがたくさんある時はあまり気にしなくても障害にはならないけど、例えば2文字で現す都道府県(6つ)とか海のない都道府県(8つ)を5人で答えるとなると選択肢に余裕がないので、つなぐことを考えないと詰まる可能性が高くなる。
 難しいものから、というのはわりと思いつくことだけど、あまりにマニアックな答えを言うよりも連鎖反応的に答えが出せそうなものを言うのも作戦としては重要なんである。例えば「○婚」という言葉を5つ答えるという問題の時に、最初の人が結婚と答えてしまうのは作戦としてはNG。

 そして、特に国名・地名を答える問題の時に有効なのが世界地図をイメージしておくとより効果的になること。先日の放送では「アフリカの国の中で最後が「ア」で終わる国の名前を5つ答える」という問題が出た。ちなみに1番手の名倉はアルジェリアと答えたが、これは作戦としてはかなりいいところを突いている。アルジェリアときたらナイジェリアはすぐ出せるし易しいケニアも残せる。アフリカ大陸のイメージがあれば地理的に近いチュニジアも出せる。・・・ちょっとマニアックになったので身近な問題でやってみよう。

 問題:サッカーワールドカップ南アフリカ大会の出場国を言いなさい

 これで「開催国の南アフリカでしょ、日本でしょ・・・」とやるよりも、頭の中で世界地図をイメージしながら地域ごとに答えられればより効率がいい。地域ごとの出場国数を知っていれば指折り数えることも少なくなり、ダブりも減る。

 一問多答形式でも敵味方に分かれる形式もある。
 これは読み合いやダマし合いといった駆け引きの面が大きく、お題に対して自分以外のチームが答えそうもないものを言うというのが基本ルール。ただし、この場合は単に難しい答えを言えばいいってもんじゃないのがミソ。例えば

 問題:徳川十五代将軍のうち、1人を答えなさい

 この問題で相手が歴史に弱ければマイナーどころを突いていけば大丈夫だけど、15人全員知っていそうだとなるともうこれは知識量の勝負ではなく心理戦の様相を呈してくる。ド直球の家康か、マイナーな家慶か、微妙なラインの家綱か・・・。相手が実力者であればマイナーどころをまず抑える可能性が高いからだ。運任せな場合もあるけど、伏線を張っておくことで相手のウラをかくことができる。その伏線をどう張るかというのも勝負の駆け引きとしては重要なことであり、必要なことである。

 要は共通したイメージを持てるか、
 そのイメージをどう崩し、どうアレンジするかってのを長々書いただけ(汗)。
 システムエラーが怖くてオフィシャルブログが書けるか!・・・と言いつつメモ帳からコピペ。
 だからやたら長くなるんだよ。反省してまーす(←ウソつけっ!)。

posted by フラッ太 |09:00 | 戦術厨の戯言 | コメント(2) | トラックバック(0)