2010年08月02日
今だよ、今。
前回のエントリーに対してコメントを多く頂きました。 今回は個別にではなく、まとめてのレスとさせていただきます。 まず、最終的に移籍か復帰かを決めるのは大伍本人であることは言うまでもないことでしょう。ただでさえコマ不足で、できることなら今すぐにでも戻ってきてほしい。で、仮に大伍がコンサでなら成長できると思ったとして、実際にそうなるかは別問題。現状ですら「何やってんだ!」っていう空気があるのに、戻ってきてもらって・・・なんて悠長なことを言っている場合じゃない。もっと状況が悪くなって、大伍が戻ってきたくらいじゃどうにもならないレベルまで落ち込んでいるかもしれないし、愛想を尽かされることだってないとはいえない。 実際に可能性がどこまであるかは別にして、昇格を目指して今年はJ2を戦うはずだった。 勝てた試合を取りこぼし続けたけど、中断明けの1発目で千葉に3-0で勝って「よし今度こそ!」と思った矢先に連敗。ケガ人がとか、出場停止がとか、レフェリングがとか、ネガティブな要因は様々あったにせよリーグの半分を消化して早くも終戦モードになりつつある。 石崎コンサになって1年半経っている。“まだ”とみるか“もう”とみるかは意見が分かれるところだけど、チームが強くなっている、次につながる試合が出来ているとかいう実感が湧かない。むしろ、スタメンがほぼ固まっているにもかかわらず、問題が解決するどころか増えているんじゃないか?とさえ思わせる試合内容。 もっと危機感を持つべきだ、厳しい視線で見るべきだ、恵まれた環境に甘えすぎている・・・。選手にも非があるだろうし、サポーターがある意味で甘やかしてきたという指摘もまた確かなことと思う。ちょっと説明不足でしたが、ノミの喩え話はあらかじめ箱に閉じこめられた(箱の高さまでしか跳べない)ノミと外界で自然に跳んでいるノミを同じ箱に入れると、それまで高く跳べていたノミも同じように箱の高さまでしか跳べなくなってしまう・・・というもの。 箱、つまりそうしたコンサの環境作りに対するお互いの責任という意味もあるけど、選手の側が自分で自分に限界を作ってしまっているというか、もっとできるはずなのに気がつくといつの間にか“染まっている”というのを感じてしまうんである。もちろん、選手はそんなつもりはないだろうけど内幕はサポーターには知る由もないし、実力がある、J1に上がる資格があるんだとクリアに証明するためには結果を出すこと、勝つことであるのもまた今さら言うまでもないこと。 この現状じゃあ、大伍が戻ってきたところで“染まる”のがオチ。 仮に来年大伍が戻ってきてクラブが上向くんだったら、今いる選手は何やってたの?って話になっちゃう。選手が1人入ったことで劇的に変わるんだったらこんな楽な話はないし、そもそもJ2だってそんなに甘くないはず。サポーターがブーイングなりヤジなりでプレッシャーを与えてきっかけを作ることはできても、代わりにピッチに立てるワケじゃない。 大伍にはぜひともコンサに戻ってきてほしい。 でも、今のコンサは大伍に「おかえり!」と胸を張って言うことができるのだろうか? どこか他人任せな空気を変えなきゃ。 周りを当てにしないで、周りのせいにしないで“MOVE”しなきゃ! ・・・なのでオレはネタ考える(←オイ!)。
posted by フラッ太 |22:00 | ちょっとカタい話 | コメント(2) | トラックバック(0)
2010年08月02日
’10F1第12戦・ハンガリーGP。
先日のエントリーのコメントレスはしばらくお待ちを。今回のF1ネタはその前フリでもあるので・・・。 ハンガリーGPはウェバーが勝利したが、 ここで書いておきたいのは小林可夢偉の9位入賞とシューマッハとバリチェロのバトル。 小林可夢偉は実は予選で躓いた。タイムアタック中に不運にも遅いクルマに引っかかり予選18位。その上ピットレーンの信号無視という自らのミスで5グリッド降格。決勝は最後尾の23番グリッドからのスタート。ハンガリーGPが行われるハンガロリンクは抜きどころが少なく予選順位がモノを言う。10位までポイントゲットとなった今年だが、戦闘力に劣るザウバーのクルマでは入賞は至難の業。しかし、スタートで一気に6台抜きでミスを帳消し。その後も荒れたレースを生き残り9位にまで順位を上げた。 地上波での可夢偉のコメントである。 「悔しい思いもするけども、結局悔しい思いというのはチーム全員一緒だし。 でも、やっぱり諦めずにドライバー自身が先頭に立ってやっていかないと誰もついてこない。」 シューマッハとバリチェロには“因縁”がある。 2002年のオーストリアGP。当時共にフェラーリに在籍し、シューマッハの絶対王政だった時代。決勝レースで信じられない事態が起きた。トップを走っていたバリチェロが2位のシューマッハをファイナルラップで抜かせて優勝させた“チームオーダー事件”。あまりにも露骨なそのやり方は観客も大ブーイングを浴びせ、その後FIAもチームオーダーは禁止するというレギュレーションを設けたほどである。今はフェラーリのドライバーはアロンソとマッサだが、実はハンガリーの前のドイツGPでアロンソの勝利はチームオーダーによるものという裁定が下され、フェラーリに10万ドルの罰金が科せられたという伏線があったんだな、これが(笑)。 で、シューマッハとバリチェロのガチンコバトルは終盤の62周目から。 ポイントゲットできるかどうかという10位争い。タイヤも厳しくブレーキトラブルを抱えたシューマッハが必死に凌いできたが、66周目のホームストレート。シューマッハのブロックがエゲツないのなんの。あわやウォールに接触寸前。「出戻りのお前なんぞにーっ!」とバリチェロが思ったかどうかは知らんが、ついに執念のオーバーテイク。夜中に思わず声が出た(苦笑)。 因縁を知らなくてもこの2人のバトルは見応えたっぷり。ココロに訴える何かがある。 そんな戦いぶりをコンサに見せてほしいと切に願うばかりである。
posted by フラッ太 |12:43 | F1 | コメント(2) | トラックバック(1)