2010年07月27日
第19節VS横浜FC・アフターインプレッション。
初っ端の石川の1発レッドでいきなり躓くことになってしまったコンサ。公式サイトで確認したところ、得点機会阻止(他)とのこと。ルール上は1発レッドのようだが、あれで1発レッドとなるとDFは体を張ったディフェンスができないんじゃあ・・・。バックチャージってことか? しかし判定が覆らない以上、打開策を講じる必要がある。 石川アウトとなるとそこをカバーしようとすると西嶋しか代役がいない。左SBがこなせそうなのは純平しかいない。よって内村アウト純平インは妥当といったところ。まず失点しないということもあるが、ドームの異様な空気を落ち着かせること、選手がメンタル面でまず落ち着きを取り戻して仕切り直しすることを重要視したんだと思う(だから3バックは選ばずに4バックのままにした)。きれいに並んだ2ラインを見て「なんという三浦コンサ!」と感じたのはオレだけではあるまい。 そこまではいいんだが、その次の一手をどうするのか。これが見えてこなかったのがやはり問題だ。純平の裏にボールを出してゾーンを下げさせるなど、相手もコンサを研究してきていた。何とか落ち着きを取り戻しかけていたところでの失点。即座にテレビを消したのはこの失点の仕方があまりにひどいと感じたからである。 ゾーンで守っているのに、 ブロックの外からシュートを決められるなんてありえねぇ! 飛んだコースがどうとか言うんじゃなく、シュートを打たせたことにケチをつけたい。ガッカリ度が3倍増の何ともお粗末なやられ方。強引にバスケに喩えるならインサイドをガッチリ固めて安心していたら、外からあっさり3ポイントを決められたような感じ。あまりのやられっぷりにムカッ腹が立ったわ!ってのはこれが理由。 こっから勝てるんだったらホンモノだが、それができるんだったらJ2の中位で苦しんじゃいないワケで。だから、1-2という結果に関しては「あ、1点は取れたのね」と1人少ない状態から1点返したのは成長の跡はあるのかな、と望外の喜びといった感じ。 むしろ、前半で3-0にされて消化ゲームにならなくて良かったなあとやたら上から目線の醒めた見方になってた。横浜はわりと素直に攻めてきてくれたけど、J1だったらネチっこい攻め方で嬲り殺しにされたんじゃないかと思うともう・・・。高原のセービングがなかったら前半で虐殺確定だった。 後半は1人少ないのを感じさせない戦いぶりだった。 2点目の“戦犯”の1人でもあるし、1人少ない状況ではドリブル突破はすぐ囲まれて潰されるので宝の持ち腐れ。つなぐか縦ポンかにかかわらず前の枚数を増やす意味でも古田アウト近藤インは自然の一手だったと考える。それにしても、征也のゴールは難易度高いなあ。 1点返せるんだったら、何で前半からそれをやらんのだっ! そう思う方はきっと多いだろう。 だがそれこそがコンサがJ2中位に甘んじている最大の理由だと思う。 1人少なくなって4-4ー1にするのはいい。しかし「1トップのキリノのサポートは誰がするのか?」というところまで考え方が整理できていたんだろうか?こういう場合にヤリ玉に挙がってしまうのはカズゥや宮澤なんだが、そこんところの押しが弱いというか・・・。キリノの速さに追いつくためには10人ではいろいろと制約が多かったのは考える必要があるが、18分の征也→キリノ→宮澤の場面や32分のスルーパスは良かった。こういうのをもっともっと見たい。 大森さんが言っていたように、「前半からアグレッシブに行く姿勢があれば・・・」というのは確かにあるんだが、そのためには指示をする選手の存在だったり、積極性のあるプレーが必要だった。が、石川が退場になってしまったことで単に1人欠けてしまっただけにとどまらないダメージがあった。10人になってから“守るだけの時間”が長すぎたようにも思う。 0-2にされて、ハーフタイムになって監督にネジを巻かれてから 奮起するようでは遅いんである。 キツい言い方だけど、後半あれだけ戦う姿勢を見せることができたのは「もう攻めるしかない!」と追い込まれた状況だったからある意味開き直ることができた。行く時と引く時をどう見極めるかというのは経験値がものをいうのかもしれない。1人少ない状況でバランスを取りつつ追いつくのは難しいかもしれない。ハーフタイムで“リセット”されたことで1点獲ることができたというのは喜び半分。 状況が状況だけに判断は下しにくいんだけど、 11人揃った時にどこまでできるのかというのは課題としてあるのかな。
posted by フラッ太 |10:00 | アフターインプレッション | コメント(2) | トラックバック(0)