スポンサーリンク

2010年04月28日

素直すぎるのも問題だ。

 水戸戦では木山監督に散々バカにされた。
 ソリマチンにギャンブルサッカーと斬って捨てられたくらいの屈辱モノであるが、
 悔しかったらここから先は勝つしかない。

 しゅ~ちょ~さんwhiteowlさんとのやりとりで、石崎監督の言うところの“工夫”がないなあというのは強く感じる。そのあたりは石崎監督の引き出しの多さや指導法、選手たちの頑張りを信じることとしよう。

 ところで、甲府戦はゴンのスタメンってどーよ?

 相手チームとしては今のコンサにはインテリジェンスがない。
 というより、怖さは多少はあるかもしれないがイヤらしさがないといった方が近いだろうか。
 木山監督はスカウティングの通りだったと言っていた。スカウティングは水戸に限らずどこだって行うんだけど、今のコンサって相手の読みの範疇にとどまっているような気がしている。相手にしてみれば、例えば近藤には体の強さ、キリノや征也にはスピード、岡本にはドリブルなどといった個々での怖さはあるけど、「それさえ気をつけていれば・・・」というところで収まっているように思うのだ。

 ゴンに90分フルに動けというのは無茶ぶりなので可能性としてはかなり低いとは思うが、ゴンにはDFラインに対してイヤらしさというプレッシャーをかけてくれる強みがある。高さがあるとかぶっちぎりで速いとか絶対的な怖さはない代わりに、何をやってくるかわからない、つかみどころが難しいというイヤらしさがある。アウェイの鳥栖戦でのあわや勝ち越しゴールのシーンがそれにあたるだろう。

 ちょっと話が飛ぶが、昨日のファイターズの試合で「おっ!」と思うプレーがあった。8回裏・1-0とリードして、2アウトランナー2塁の場面で塩崎がライト前ヒット。ここで稲葉はバッターをライトゴロに仕留めたのである。通常であれば、ライトは2塁ランナーを帰さないためにバックホームを意識するはずでライトゴロになる確率は非常に低い。しかし、稲葉はあらかじめ守備位置を変えて、躊躇なくファーストに矢のような送球でアウトにしたのである。

 ライトゴロが素晴らしいというのではない。
 稲葉が躊躇なくバッターをアウトにした状況判断が素晴らしかった。
 バッターに油断があったといえばそれまでだが、この稲葉のプレーは非常に価値の高いものだった。稲葉には経験値の高さからくる読みがあるとはいえ、実際にライトゴロでアウトにできるかというのは別問題。

 素直なのはいいことだけど、素直すぎるのも問題だ。
 戦う気持ちももちろん大事。が、今のコンサの攻めに必要なのは相手をイラつかせるイヤらしさ、
 いい意味でのズル賢さや相手をからかうくらいの気持ちの余裕だと思う。

posted by フラッ太 |11:08 | ビフォー&アフター | コメント(4) | トラックバック(0)