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2010年01月29日

街のチカラ。

 NFLプレイオフもいよいよ大詰め。
 NFCのカンファレンスチャンピオンシップ(プロ野球でいうところのクライマックスシリーズの優勝決定戦)はセインツvsバイキングス。オーバータイムまでもつれ込む激闘だったが、最後はセインツがFGを蹴り込んで創設43年目にして初めてのスーパーボウル進出を決めた。

 セインツの本拠地はニューオーリンズ。ニューオーリンズといえば、ハリケーン・カトリーナが直撃し壊滅的な被害を受けた街。当時は試合で使うはずのスーパードームも被災者の保護が優先され流浪の旅を余儀なくされた。不謹慎だけど、オリックス・ブルーウェーブ(当時)が阪神大震災を乗り越えてリーグ優勝した時と状況が似ている。

 あくまで個人的な考えだけど、アメリカの4大スポーツでアメフト(NFL)とバスケ(NBA)は野球(MLB)より一段ステイタスが高いと思っている。選手の年俸もそうだが、ドラフト・サラリーキャップなどのイコールコンディションを保つためのルール作りが厳しい。また、スーパーボウルは視聴率が40%を超えることもザラにある。

 アメリカは試合会場の建設など地元のスポーツにカネを出すことを許容する空気がある。要は“おらが街”の球団が生活の一部になっていて、球団があることで街がいろんな意味で潤う。そのためには住民や自治体がお金を出すことは別に不思議なことでもなんでもないし、選手はそれに応えるために全力でプレーするっていう図式ができあがっている、ってことなんだと思う。街と共に球団が存在するというか・・・。

 Jリーグも15年目。
 普段の生活の中で自然とコンサの会話になっていく・・・となるまではまだ道は遠い。サッカーが既に市民権を得ている静岡(清水・磐田)や浦和は例外的になっちゃうけど、そういうレベルまでコンサが盛り上がってほしいなあ・・・と、ちょいとおセンチな気持ちになった。

 今年のスーパーボウルはコルツvsセインツと共にシード順1位同士の対戦。
 なんでも1位同士の対戦は93年以来とか。今年はプロボウル(いわゆるオールスターゲーム)を挟むのでちと待たされるんだが、楽しみなことに変わりはない。

posted by フラッ太 |20:40 | スポーツ | コメント(0) | トラックバック(0)