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2009年10月09日

香川と宮澤。

 「1枚でも煎餅(せんべい)とはこれ如何に?」「1個でも饅頭(まんじゅう)と言うが如し。」
 かなりうろ覚えだけど、落語・こんにゃく問答でよく出てくるマクラ。
 さしずめセレッソに至っては「大阪のチームなのに香川で勝つとはこれ如何に?」といった感じ。

 ・・・中途半端なボケから入って申し訳ないっす。

 それはさておき、セレッソといえば香川というのは多くの人が思うところ。香川がひとつ抜けた存在であり、香川中心のチームであることも事実。もっとも、香川中心のチームになるか、香川頼みになるかはまた別な話。1人の選手を中心にチーム作りをするというのは、その選手がいなくなってしまうと途端にチームとして機能しなくなるというリスクもある。

 翻ってコンサはどうかというと、僕としてはセレッソの香川のような“核”になる選手が誰なのかハッキリとしたイメージができないでいる。最も近いのは宮澤なんだろう。石崎監督も宮澤中心のチームを作るつもりなんだろうなあとは思う。ただ、試合中は宮澤を中心とした試合運びをしているようにはイマイチ見えない故にイメージが描けないんだろう(単に見方が悪いだけとも言えるが)。

 先日の桜戦はマルチネスが出場停止で香川がケガを押して後半からの出場。
 前半で1点獲れていたら・・・ということになってしまうんだろう。つーか、アレは決めなきゃいかんよ征也・・・(泣)。後半、香川が入ったことでセレッソは起点ができたように思う。マルチネスの分まで仕事をしたような感じさえした。香川が個人としての高い技術を持っていて、かつ後半だけの出場だからできたことであって、90分同じだけのサッカーができたかどうかは疑問符がつくけど・・・。

 先日は特にそうだったんだけど、セレッソは香川を中心に見ていれば良かったのに対してコンサはそうならなかった。個の能力と組織をどう融合させるかは永遠の課題で、常に答えは変わるし100%の正解なんてないんだけど、宮澤がもっと目立ってもいいんじゃないかって気はする。それが宮澤自身のスキルの問題なのか、フォーメーションの問題なのか、選手同士の連係の問題なのかはわからないんだけど。

 宮澤がキリノや征也、古田をもっと巧く使うことができたら・・・。
 どこか閉塞感があるコンサが突き抜ける要素があるとすればそんなところにあるんじゃないかと思うんである。

posted by フラッ太 |02:45 | コンサについて | コメント(0) | トラックバック(1)