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2009年05月24日

引き分けの意味を考えるべし。

 「負けたわけではありません。」
 曽根アナの言葉がやけに虚しく響いた。喪失感だけが残った。

 勝てる試合をみすみす引き分けにしてしまった試合。
 1人多い状態で、ほぼ大黒だけをケアしていれば大丈夫な展開。
 が、その大黒に決められた。
 フラストレーションがたまるなあ。負けたわけではないが、実に胸クソが悪い。
 水戸戦は負けてもおかしくない試合を引き分けに、今日は勝つべき試合を引き分けに。

 あえて言うと、こんな試合をしていたら昇格なんて無理。 

 今日は厚別での開幕戦。サポーターは当然勝利を期待していたし、選手もいつも以上に気合いが入っていただろう。それを差し引いても内容は良い方だったと思う。ノノさんの解説の通り、前半は風上に立って試合を優位に進め、風下になった後半もボールが戻るのをうまく利用してシンプルにスペースに出す展開。試合運びとしてはホームゲームらしいものだった。
 岡本のゴールで先制して緑が3-5-2にシステム変更した後にCBの富澤がイエロー2枚で退場とコンサにとってはかなり楽になったはず。逃げ切ることは十分可能で、2-0、3-0にできるはずだった。しっかり1-0で逃げ切っていれば「今日の試合は昇格を目指すための最低限の内容だ」と書くはずだった。ああ、それなのにそれなのに・・・(泣)。

 今日は開幕戦だったからまだしも、リーグの佳境だったら間違いなくブーイングもの。

 伏線はあった。
 ノノさんの解説にもあったが、今日はダニルソンのプレーが軽率だった。
 プロならすぐにわかることなのだろうが、かつてボランチを務めたことがより一層そういう意識で観ていたのかもしれない。肝心なところで簡単にボールを奪われた。シンプルと軽率は違う。失点の局面は西嶋が悪いように見えてしまうが、実はその前での守備の悪さが引き金になったと思っている。

 しかし、いい点ももちろんあった。
 宮澤は落ち着いてボールを捌いていたし、カズゥからの長いサイドチェンジは彼ならでは。
 まだ若干クライトン頼りなところはあったけど、今日はボールの出しどころというか、低い位置からの組み立てはけっこうバリエーションもあり良かったと思う。征也にもっとドリブルで・・・と思ってしまうんだけど、あんまり言うと征也厨とツッコミを食らいそうなので。良いクロスは上げていたしね。

 とにもかくにも、これで第1クール終了。
 上位4チームが全て勝ったので、数字の上でも気持ちの上でも置いてきぼりって感じがものすごくしてしまう。諦めることは全くないが、よほど引き締めていかないと追いつくのは厳しい。

 これで11試合負けなし。しかし、負けないだけでは上には行けない。
 もう「授業料試合」はたくさんだぞ!勝つべき試合はキッチリ勝ってくれ!

posted by フラッ太 |15:00 | 試合後の印象 | コメント(6) | トラックバック(0)