2009年04月20日
ハマった試合。
昨日の試合は両チームにとって思わぬ結果になった。 コンサの側にいい意味で気合いが乗っていたことや運が味方したこともある。 セレッソのプレッシャーが緩くわりと楽にボール回しができたこともある。 が、最大の理由はセレッソの戦い方がコンサのプレスディフェンスとガッチリ噛み合ったことにあるんじゃないかと思っている。柔道だと組手争いをせずにちゃんと両手を組ませてくれた状態で勝負をしてくれたという感じかなあ。 セレッソは強い。だからちゃんとビルドアップをしてしっかりつないでくる。 つまり、タテポンで行って来い的な攻め方はしてこない。 さらに、乾と香川というスキルの高い選手がいて、ゴールを決めてくれる。 そこが逆に狙い目というか、落とし穴になったんじゃないだろうか? 守る側としては的を絞りやすかったように思う。それでも2人の技術は高いし連係も良かったから危ない場面は結構あったんだけど・・・。 前半こそ左サイドを押し込まれていたけれど、ほとんど真ん中から攻めてきた。それも足下かスペースかの違いこそあれ基本的には「地上戦」だけ。ハイボールをDFラインに放り込む「空中戦」はあまりなかったと思う(セットプレイは別)。 また、ダニルソンがマルチネスに仕事をほとんどさせなかった。中盤で巧くパスコースを限定して守りやすくしていた。こぼれ球を拾ったり時折前に上がってシュートを撃ったりして、いわゆる「効いていた」状態をずっと維持した。荒谷のビッグセーブも確かにいいプレーだったけど、陰のMVPというかマンオブザマッチはダニルソンだと思う。 コンサがうまく攻勢に持っていけたのはもちろん先取点を取ったことも大きいけど、 キリノに「当てる」のではなく、「走らせる」ことを心がけたからじゃないかなあ。 これはセレッソが3バックだったこともあると思う。 もし4バックだったら果たしてどうか?というのもあるんだけど、このへんは「宿題」かな。次節はキリノが出場停止だし、誰を使ってくるのかと合わせて興味深いところだ。 それにしても、3点目のコーナーキックで西嶋がほぼどフリーでシュートを打てたのが不思議。コンサの狙いが当たったのも事実だと思うけど、今のコンサのコーナーキックからの攻めで西嶋に誰もついていないというのは・・・。まさかスカウティングをする必要がないとナメてかかったワケじゃないだろうけど、ちょっとあんまりな気がする。 昨日の試合は両チームの特徴がお互いに出た試合だと思う。 ウラを返せば、攻略法というか弱点もそれなりに見えたと言えなくもないんだけど・・・。
posted by フラッ太 |21:22 | 試合後の印象 | コメント(0) | トラックバック(0)