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2008年12月15日

08年のコンサを振り返る⑤。

 ちょっと間が空いたけど、今回でこのシリーズはおしまい。最後は三浦監督。

  三浦監督・・・3点

 さんざん悩んだ挙げ句、点数的には無難な線を選んでしまった。4点にしようと思ったけど、1年で降格じゃ「そ れ は な い」とかツッコミが入りそうだし。我ながらチキンだなあ・・・。
 まあ、それはともかくとして、三浦監督の功績としてはまずは1年で昇格を実現させたこと。これは素直に素晴らしいと思う。そして今年のボロボロな状況下でも1年通して監督を務めてくれたこと(苦笑)。ケガ人続出でいつノーアイディアと投げ出されてもおかしくない状況下の中、よくぞ最後まで務めてくれました、とただただ感謝。

 でも、最も重要なのは、目標を具体的に提示してくれたことにあると思う。
 去年の昇格争いの時も勝ち点90を目標にすると提示して、勝ち点91で「公約」通りの昇格を果たした。J2優勝というのはおまけというか、後からついてきたもの。守備から入るやり方はJ2ではその方が上がりやすいということと、コンサの選手層を考えると打ち合いでは勝てないというのが頭にあったからではないだろうか。48試合で失点45というのは目論見通りといっていい。
 今年は勝ち点40で残留を目標にした。後に1勝1分け1敗ペースで勝ち点38、その後に勝ち点35と少しずつ下方修正していったけど、目標を明確にすることは忘れなかった。目標を設定することは当たり前なんだけど、意外に忘れられがち。サカマガにも記述されていたが、緑が失速したのはどういう戦い方をするかがフラフラしっぱなしだったから。もともと緑は「戦術フッキ」なところはあったけど・・・。オフィシャルガイドブックを読み返してみたけど、三浦監督は去年のDFはほぼ理想に近いものだったけど、J1は1試合1失点で抑えきるのは難しいと踏んでいて、で、そこからどうするかということに腐心していたのかな、と。

 今年の戦いぶりはDF陣は坪内や吉弘や平岡、デビ純が入って頭数は揃ったもののFWはノナトが大ハズレ。謙伍も三浦監督としてはかなり我慢して中断までは起用していたけど。で、守備から入るというよりも、先に失点したくない(できない?)という戦い方にシフトしたんじゃないかという気がしている。その頼みのDF陣もソダンが長期離脱、西嶋もたびたび離脱するなど目論見が完全に狂ってしまった。そこで、とにかく即戦力のFWとしてアンデルソンを、DFの核として箕輪教官を補強した。で、ようやく持ち直しかけたところに箕輪教官が大ケガ・・・。

 今年は常に「飛車角落ち」の戦いを強いられた。ひどい時は4枚落ちとか6枚落ちという状態の時さえあった。飛車角落ちくらいの戦力差であれば相手がヘボなら戦略次第で挽回も可能かもしれないが、4枚落ちともなればそうそう奇跡は起こせない。それ以前にJ1にはヘボがほとんどいない(泣)。直接対決の千葉戦で負けてしまったことで実質的には・・・ということだったのかもしれない。
 選手交代とか、スタメンでもっと攻撃的な選手を起用して欲しかったとか、文句をつけたくなることは確かにある。もっと早く鹿島戦のスタメンで臨んでくれていたら・・・とか(苦笑)。でも、三浦体制の2年間は強化部と監督との関係は今までとは違ってかなり良好な感じだったように思う。ビンボー所帯は相変わらずだけどさ。それでも、アンデルソンと箕輪の緊急補強を見る限り、ビンボー所帯なりの最大限の努力はしたと思う。・・・というかそう思いたい(泣)。だって、緑のあの体たらくを見ると・・・え、緑はもういいって?

 続投という声もあったけど、ここでいったんお別れというのがお互いのためには有効だと思う。大伍やカズゥがようやっと出て来たかなということもあるし。デビ純や西澤の起用が一時期多かったのは別にひいきというワケではなくて、単に他にいなかっただけだと思うし・・・。三浦監督にこれ以上ストレスはかけられない。
 02年の降格と違うのは、コンサ畑は焦土ではなく種が芽吹き始めていること。ダヴィの移籍金という文字通りの財産が残ったこと。お互いに力不足だった、といっては三浦監督には失礼な話かもしれないが・・・。ゼロからではないJ2での修業のし直しは案外悪い話じゃないと思っている。

 ・・・あくまで現時点での話だけど。
 

posted by フラッ太 |14:03 | コンサについて | コメント(0) | トラックバック(0)