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2008年12月12日

今年のコンサの漢字一文字は?

 1年の世相や出来事を漢字一文字で表す「今年の漢字」。今年は「変」だそうで。
 じゃ、今年のコンサを漢字一文字で表すとどうなるか?

 僕は「壁(かべ)」だと思う。

 選手層の壁、資金面での壁。とにかくあらゆる面でJ1の敷居の高さを思い知らされた。
 J1昇格の壁は徹底した守備で打ち砕くことができたがJ1定着は甘くなかった。
 J1昇格の壁は厚い壁で、J1定着の壁は高い壁という感じかな。
 J1昇格の壁は一点突破で打ち破ることはできても、J1定着の壁は安定した資金力や厚い選手層など普段のクラブの総合力が高いレベルにないと難しい。J1というのはダテではない、とあらためて思い知らされた。

 それでも征也や大伍、上里などがJ1の舞台を経験できたことは大きい。
 通じるところ、足りないところを改めて見直して一回りも二回りも成長して欲しい。
 クラブももう一度足腰を強くする必要があると思うし、それはすぐに実現できないことも多いんだけど、もう一度修業のやり直しということなのかなあ。基礎体力の向上がやっぱり欠かせない。J2降格となるとスポンサー離れを食い止めること一つとっても大変なのだろうけど・・・。

 なるべく早く昇格はしたい。だけど無理をして赤字は出せない・・・。
 あまり長くJ2暮らしをしているワケにもいかないが、難しい舵取りを迫られそう。
 したたかに生き残る術をどう身につけるか。J1の壁を知ったことでその道筋が少しでも明らかになってほしい。
 

posted by フラッ太 |18:43 | コンサについて | コメント(6) | トラックバック(0)

2008年12月12日

08年のコンサを振り返る④。

 今回はスタッフについて。

  強化部およびフロント:2点
 
 少し厳しめにした。堅い守備でJ1に上がってきたコンサにとって得点力不足の解消は避けて通れない課題だった。ダヴィはそこそこやってくれるとふんでいたのだろうが、やはり強力なFWが欲しい。で、引っぱってきたのがノナト・・・。キャンプ時から大丈夫なのかという不安視されていたが、結局は最初の中断時にお払い箱に。スタートダッシュに失敗したツケが最後まで尾を引いた。
 アルセウがたった1週間で契約解除というのも失態に入るだろう。ただ、無駄金は払わずに済んだようだし、クライトンの加入は「被害」を最小限に食い止めた。三浦戦術に合わないところもあったが、緊急補強であったことを考えると最大限の努力をした。プラマイゼロにはできた、といった感じかな。

 ドームでの名古屋戦の中断期間に三浦監督の続投を決断したのは僕は正解だったと思う(これに関しては過去ログを参照していただければ)。途中補強もアンデルソンと箕輪教官という最低限の補強はしたわけだし、コンサのビンボー所帯ではこれが精一杯だったのではないだろうか。
 箕輪教官を完全移籍で獲得できたのはグッジョブ。推定年俸2500万円で2年契約というのはコンサとしては破格の待遇といってもいい。求められる最高の補強ができたと思う。単に能力面だけでなく、若手の多いコンサにとってはこういううるさ型で経験値の高い選手がいてくれることはとても頼もしい、というのはもう何度も書いたことだけど。
 
 また、ダヴィを完全移籍させて名古屋から300万ドル(推定)の移籍金をせしめることに成功した。中東クラブとのすったもんだはあったものの、原石を見つける段階から一歩進んで高く売ることができたことはコンサが今後生き残る道を見いだした意味でも大成功と言っていい。キリーノやコルドバは安く買って高く売るというよりも純粋に戦力として評価していることとは思うが、それでもレンタルではなく移籍金を払うリスクを負って完全獲得を考えるあたりは先を見越している部分は少なからずあるのではないだろうか。
 コンサの若手には複数年契約で戦力流出を極力防いでいると聞く。移籍金に関してはいずれ「世界標準」が適用されるだろうから、選手をかっさらわれる立場のコンサとしては早いうちから防衛策を確立しておくことはとても重要だ。ユース寮を拡充する動きもあるらしい。若い才能をどんどん発掘することを怠ればあっという間にコンサは行き詰まる。一見遠回りに見えるが、コンサにとってはこれがある意味生命線とも思うのでここでお金をケチることはしないでほしい。もっとも、ない袖は振れないのでやりくりは相当大変なこととは思うけど・・・。

posted by フラッ太 |10:22 | コンサについて | コメント(0) | トラックバック(0)