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2008年04月24日

監督はつらいよ?

 スポーツは結果がはっきり現れるから、選手はもちろんだが監督も勝てばチヤホヤされるし負ければ非難の嵐にさらされる。特に、監督に対するブーイングは時に選手のものより激しくなるように思う。

 監督と一言にいっても、他球団がうらやむほどの戦力を持っていて「優勝して当然!」というプレッシャーにさらされるという人もいれば、ないないづくしで「これでどうやって戦えっていうんだ!」と文句の一つも言いたくなるという場合だってある。
 
 中でも一番の貧乏クジを引かされたのは岡田武史監督ではないだろうか。

 オシム前監督が急病となり急遽その後釜に座ることになったが、アウェイのバーレーン戦で敗れてしまい非難が集中。それまでくすぶっていたのが一気に吹き出した格好だ。

 岡田監督にとって不幸だったのは、日本のサッカー(特に代表の戦いぶり)を見る目がいきなり厳しくなった事にあるように思う。本大会出場は当然だ、という空気が支配的で実際出場できる能力はたぶんあるだろうから。

 2002年に自国開催をしたせいで、世界標準を知ってしまったこと。3大会連続で06年のドイツ大会には出場できたものの、それは監督の手腕と言うより選手の能力でたどりついた面が大きかったことが背景にあるように思う。

 ドイツで「完敗」した日本代表。そこからひとつの新たな方向性を示したのがオシム氏で、「人もボールも動く」というのに代表されるようなそれまでのやり方とは違ったスタイルは、難解ではあるがこれが機能するようならきっともう一段高いレベルに上がると思わせるのに十分なものだった。

 それが素人目にも「FWにお任せ」的な岡田監督の戦い方は、いかにも古くさく可能性を感じさせないものに映るのは仕方のないことだろう。代表チームはある意味ドリームチームだから、勝ち方というのも大きく影響する。

 本大会出場という結果が求められる以上、勝たなきゃならないからやりたいようにやらせてくれ!というある意味開き直りすら感じられる今の岡田監督。川○の後押しこそあるが「余計なお世話だ!」と思っているかもしれない(苦笑)。

posted by フラッ太 |19:18 | 日記 | コメント(2) | トラックバック(0)

2008年04月24日

踏み台でもいい?

 コンサは、J1では戦力的にも資金面でもおそらく一番下。それでも、今のところ降格圏から離れた位置にいる。選手の頑張りはもちろんだが、三浦監督の手腕が大きいのは今更言うまでもないだろう。

 有力な新人はなかなか一本釣りで獲ることはできないから、どうしてもレンタルなどで選手を獲得するケースが増える。でも、ものは考え方次第で、サテライト暮らしが続く選手にとってはチャンスが多いということでもある。最終的に国内の強豪チームや海外移籍などを目指す選手にとっては、言葉は悪いが格好の「踏み台」。

 夢を追いかけるなら国内はおろか世界に名だたる強豪クラブ。
 でも、将来の日本代表がプロの世界に「入門」して、大きく育って多額の移籍金をもたらして強豪クラブに移籍していくという地位を築くのもこれはこれで一つのクラブのあり方だと思う。山瀬や今野はその代表だし、西はコンサユースからトップに上がってブラジル留学も経験している。
 
 野心を持ってコンサに入るも良し、復活をかけてコンサに入るも良し。

 まずはJ1で確固たる地位を築くのが前提ではあるのだが、コンサの(というより北海道の、かな?)サポーターの空気を考えるとこんな選手の受け入れ方も案外悪くないんじゃないかなあ、なんて思う次第である。

posted by フラッ太 |09:39 | 日記 | コメント(4) | トラックバック(0)